Android: au by KDDIがHTC EVOをリリース

auがHTC EVOの発売を発表しました。auにおけるモデルは「htc EVO WiMAX ISW11HT」で2011年4月上旬に発売との事。今でもAndroidスマートフォンが各キャリアから発売されていますが、ISW11HTはAndroidスマートフォンとして国内で初めてCDMA通信(3G通信)と最大40MbpsのWiMAX通信の両方に対応したハイブリッド端末である事。搭載OSはAndroid 2.2で、CDMAとWiMAXの両方でテザリングをサポートしています。

この発表に併せ、WiMAX通信サービスをauでは「+WiMAX」というブランド名で提供するとの事。

記になる料金体系は、通常の料金にプラス 525円/月 (税込)で、+WiMAXのパケット通信料金もパケット定額サービスの対象になります。WiMAX通信はON/OFF出来る様で、使った月のみ525円が追加され、使わなければ請求されません。

料金のイメージとしてauのWebサイトに掲載されているパターンは次の通り。

[CDMA通信のみ利用]

ISフラット(パケット定額プラン)加入の場合 = 5,460円

[WiMAX通信のみ利用]

ISフラット(パケット定額プラン)加入の場合 = 5,460円 + 525円 = 5,985円

[CDMA通信 と WiMAX通信 両方利用]

ISフラット(パケット定額プラン)加入の場合 = 5,460円 + 525円 = 5,985円

なお、2011年8月利用分までは +WiMAX月額利用料 525円 (税込)が無料のキャンペーンを実施するそうです。よって、WiMAX通信をしても、しなくても、ISフラットに加入していれば5,460円で使い放題です。

さらに前述の最大8台のWiFiデバイスをテザリングした通信でもパケット定額サービスの適用になるとの事なので、スマートフォン以外にラップトップやWi-Fi版のiPad等を高速ネットワークに接続して外でも使いたい人にはお得な感じです。

詳しいデバイスのスペックはauのWebサイトやHTCのサイトに掲載されています。「htc EVO WiMAX ISW11HT」はアメリカでSprintというキャリアから発売されているHTC EVOと少し異なり、プロセッサーの動作周波数が800MHzから1GHZになっているなど、改良が図られている様です。

参考リンク:

日本でe-booksが普及する日は近いのだろうか…

AmazonがKindleを随分前から販売しているアメリカや海外に比べ、日本の電子書籍普及率は全然と言って良い状況と思います。そんな話を職場でしていた今日の帰り道、ラジオのニュースを聞いていたらこんな話題が…

ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社が2010年5月27日に電子書籍を配信する新会社を設立すると発表。
7月1日にも設立し、年内にサービス開始。
ソニーが北米で販売している「リーダー」(電子書籍端末)を国内向けにも発売する予定。

ある意味でベストパートナーの4社。端末をソニーが、3G網による通信インフラをKDDIが提供し、凸版印刷と朝日新聞社が他の出版社と協力しながらコンテンツを提供する。

Kindleの日本上陸の際は比較的穏やかで未だにウチはKindleを街中で見かけた事はありませんが、いよいよ明日発売されるiPadは単にiPad Touchを大きくしただけにとどまらず日本の電子書籍マーケットに何らかの影響を及ぼす気がします。アメリカで発売開始から30日未満で100万台以上を売り上げたiPad。1台の端末に多くの書籍を持ち歩く事が出来るメリットはとても魅力的ですが、購入出来る日本の書籍が多くなければ電子書籍端末としての魅力がありません。Appleにはどんどん国内の出版社に参加を呼び掛けてiBooksで扱う書籍のタイトルを充実させて欲しいです。

その意味では、今日発表のあった凸版印刷、朝日新聞社は国内の大手出版会社とも連携して日本での電子書籍マーケットに強いと思いますし、ソニーはつい先日巻き取れる有機ELディスプレイを開発したと発表したばかり。まさに紙の様な電子書籍端末が登場する事も夢ではなくなりました。

明日のiPad発売以降、どんな風に国内の電子書籍マーケットが拡大するか楽しみです。