日本でe-booksが普及する日は近いのだろうか…

AmazonがKindleを随分前から販売しているアメリカや海外に比べ、日本の電子書籍普及率は全然と言って良い状況と思います。そんな話を職場でしていた今日の帰り道、ラジオのニュースを聞いていたらこんな話題が…

ソニー、凸版印刷、KDDI、朝日新聞社の4社が2010年5月27日に電子書籍を配信する新会社を設立すると発表。
7月1日にも設立し、年内にサービス開始。
ソニーが北米で販売している「リーダー」(電子書籍端末)を国内向けにも発売する予定。

ある意味でベストパートナーの4社。端末をソニーが、3G網による通信インフラをKDDIが提供し、凸版印刷と朝日新聞社が他の出版社と協力しながらコンテンツを提供する。

Kindleの日本上陸の際は比較的穏やかで未だにウチはKindleを街中で見かけた事はありませんが、いよいよ明日発売されるiPadは単にiPad Touchを大きくしただけにとどまらず日本の電子書籍マーケットに何らかの影響を及ぼす気がします。アメリカで発売開始から30日未満で100万台以上を売り上げたiPad。1台の端末に多くの書籍を持ち歩く事が出来るメリットはとても魅力的ですが、購入出来る日本の書籍が多くなければ電子書籍端末としての魅力がありません。Appleにはどんどん国内の出版社に参加を呼び掛けてiBooksで扱う書籍のタイトルを充実させて欲しいです。

その意味では、今日発表のあった凸版印刷、朝日新聞社は国内の大手出版会社とも連携して日本での電子書籍マーケットに強いと思いますし、ソニーはつい先日巻き取れる有機ELディスプレイを開発したと発表したばかり。まさに紙の様な電子書籍端末が登場する事も夢ではなくなりました。

明日のiPad発売以降、どんな風に国内の電子書籍マーケットが拡大するか楽しみです。

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