ソフトウェアアップデート: VoiceOver キット (iPod用) バージョン 1.4

2010年12月3日、iPod nanoを充電ついでにiTunesと同期していたらソフトウェア・アップデートが起動し、 VoiceOver キット (iPod用) バージョン1.4がリリースされている事を知らせてくれました。

変更内容は以下の通り。

VoiceOver Kit をインストールすると、iPod shuffle(第 3 世代および第 4 世代)および iPod nano(第 5 世代)で、プレイリスト名、曲名、アーティスト名、およびバッテリーの状態などのメッセージを読み上げられるようになります。

このバージョンの新機能:

  • 多くのアーティスト名や曲名の読み上げかたの向上
  • 韓国語、ドイツ語、ロシア語の声質の向上
  • iPod shuffle(第 4 世代)の言語サポートに、ハンガリー語、ルーマニア語、スロバキア語、およびタイ語を追加

VoiceOver Kit および互換性のある iPod の詳細については以下を参照してください:
http://support.apple.com/kb/HT4046?viewlocale=ja_JP

適用はソフトウェア・アップデートから。OSの再起動は不要ですが、iTunesを終了しなければ適用できません。shuffleを使っていた頃は時々使っていたVoiceOverですが、nanoではあまり使わない事に気がつきました。今度どの程度読み上げ方が向上したか試してみようと思います。

iPhone, iPad: iOS 4.2.1 をインストールしてみました。

日本時間、2010年11月23日の未明にiOS 4.2.1がiTunes経由で適用できる様になっています。早速手元に有るiPhone 4とiPadにインストールしてみました。

インストール後に一般情報を確認するとバージョンは 4.2.1 (8C148) となっています。iPhone 4のモデムファームウェアバージョンは iOS 4.1の 02.10.04 から、 03.10.01 へバージョンアップしています。

バージョンアップに必要な時間は従来のバージョンより短かった様に感じます。iPad、iPhone別々にアップグレードしましたが、どちらも15分程度で完了。バージョンアップ中に数回デバイスが再起動し、最後にiTunesとの同期が完了すれば終了です。

iOS 4.0の時は同期していた写真の処理に長い時間がかかった記憶がありますが、iOS 4.2.1へ場合はバージョンアップ後のバックアップと同期もすぐに終わりました。

[AirPlay]

iOS 4.2.1からiPhoneやiPadで再生しているオーディオやビデオをAirPort ExpressやApple TVへストリーミイング再生可能になっています。ホームボタンをダブルクリックして表示されるマルチタスク・バックグランウドタスクのバーを左側に指でスクロールしてAirPlayで使用するAirMac ExpressやApple TVを選択できます。

iPhone 4の場合、iPodコントロールのさらに左側にディスプレイの明るさ調整とAirPlayのアイコンがあります。

iPadの場合は、初めてのiOS 4で使える様になったマルチタスク。iPhone同様にバーを左側にスライドすると、iPodコントロール、ディスプレイ明るさ調整、AirPlayのアイコンが並んでいます。

この他にiPod Appからも再生するスピーカーを選択する事が出来ます。これはiPhone、iPadの両方に搭載されています。パスワードが設定されているAirPort ExpressやApple TVを使って再生しようとすると、パスワードの入力を求められます。

[Multi Tasking]

iOS 4がリリースされていたiPhoneでは別段新しい事ではないのですが、iPadにとっては待ちに待った新機能です。動作メモリーがiPhone 4より少ないiPadでも特にストレス無くスムースに動作しています。App側で対応していなければ完全なマルチタスク動作にはなりませんが、少なくとも直近に使用したアプリへの素早いアクセスが可能です。

[Folder]

これもiPhone 4 + iOS 4では普通の事になっていますが、iPadでもAppのフォルダ管理が出来る様になりました。iPadの場合は一つのフォルダに最大20個のAppを入れる事が出来ます。iPhoneの場合は最大12個だったので、画面の大きさを利用して8個多くまとめて管理できます。

[MobileMe]

iPadがMobileMeの新しいカレンダー、メモの同期などiOS 4.0を搭載したiPhoneと同じ機能に対応しています。先日リリースされたMobileMeの新しいカレンダーの為に、追加でCalDAVアカウントとしてカレンダーの設定を行っていた場合、iOS 4.2.1インストール後はCalDAVのアカウントを削除しておかないと全てのイベントが重複して表示されます。なので、ウチは追加設定したCalDAVアカウントを削除しておきました。

[AirPrint] (23-Nov-2010, 9:45PM追記)

無線LAN経由でiOS 4.2.1がインストールされているデバイスから直接プリンターへ印刷が出来ます。といっても、ウチは対応プリンターを持っていないので試せていないのですが。

例えばSafariやメールの場合、印刷するWebページやメッセージが表示されている画面で矢印のアイコンをタップすると「プリント」のメニューが現れます。現状対応しているプリンターはHP製モデルのみ。Appleのサポートページに記載されていたので引用してみます。日本国内ではEPSONやCANONのプリンターが多く流通しているのでいずれ公式サポートされると良いですね。

  • HP Envy eAll-in-One series (D410a)
  • HP Photosmart Plus e-AiO (B210a)
  • HP Photosmart Premium e-AiO (C310a)
  • HP Photosmart Premium Fax e-AiO (C410a)
  • HP Photosmart e-AiO (D110)
  • HP Photosmart Wireless e-AiO (B110)—Europe and Asia-Pacific
  • HP Photosmart eStation (C510)
  • HP LaserJet Pro M1536dnf Multifunction Printer
  • HP LaserJet Pro CM1415fn Color Multifunction Printer
  • HP LaserJet Pro CM1415fnw Color Multifunction Printer
  • HP LaserJet Pro CP1525n Color Printer
  • HP LaserJet Pro CP1525nw Color Printer

AirPrintで使う為には最新のファームウェアにアップグレードされていて、取扱説明書に従いAirPrintが利用可能な様に無線LANへ接続されている必要があるとの事です。AirMac ExpressのUSBポートやMac、PCでの共有ではAirPrintからの印刷は出来ないとの事。当初はMacやPCで共有したプリンターからも印刷できる様に開発されていた様ですが、安定性等の理由からサポートされなくなってしまった様です。

* 出来ない事は出来る様にしてくださる方がいるもので、”AirPrint Hacktivator“というMacアプリを使うとMacに接続されたEPSONやCanonのプリンターへもAirPrintで印刷可能な様です。公式サポートされた方法ではありませんが…。

[その他]

iPhoneはAirPlayの追加を除けば、劇的な変更はありませんが、iPad側はiPhoneがiOS 4.0へアップグレードした時と同じ程度の劇的なバージョンアップ感があります。

Game Centerが利用可能になり、メールも全てのアカウントへ届いたメッセージを一つの受信トレイで読める様になりました。メールの送信時、MobileMeアカウントでエイリアスを作成している場合、送信元に存在するエイリアスを選択できる様になったのも良いですね。iPadの場合、スクリーンショットを保存する時にミュート設定されているとシャッター音は鳴りません(iPhoneは鳴ります)。

iPad側面の画面の向きロックスイッチは、iOS 4.2.1インストール後からミュートスイッチになりました。画面の向きロックはiPhoneの様に、ホームボタンのダブルクリックでiPodコントロール画面で設定できます。

iPadのSafariも複数のウィンドウを開いている場合、開いているウィンドウの数がアイコンの中に表示される様になりました。

とにかくiPadにとっては待ち望んだiOS 4.2.1。しばらくいじり倒して楽しんでみようと思います。あと、ウチは有料サービスメンバーですが、MobileMeのiPhoneを探すが無料化されたそうなので、MobileMeメンバーでなくてもiTunesアカウントがあればiPhoneやiPadを紛失した時にリモートからデータを消去したり、GPSを使って大体の位置を特定するのに役立つかもしれません。

iTunes – 2010年11月16日深夜の特別な発表 – フライング?

2010年11月17日 0時に予定されているはずのiTunesからの特別な発表ですが、iTunesを起動してiTunes Storeを見ると THE BEATLESの楽曲が表示されています。まだ2010年11月16日の11:53PMですが….

もしかしてフライング?

[17-Nov-2010 12:05AM追記]

やっぱり深夜0時前にiTunes Storeに登場したTHE BEATLESの楽曲発表が「iTunesからの特別な発表」だったようです。Appleのトップページにもビートルズの写真が登場しています。

Box Set等、沢山のアルバム、楽曲が販売されています。

参考リンク: The Beatles (iTunesで開く)

ビートルズファンの皆さんには嬉しいニュースですね 🙂

iTunesからの特別な発表まで後1時間半…

2010年11月16日の朝からAppleのトップページが切り替わり、日本時間2010年11月16日の深夜(つまり11月17日の0時)からiTunesからの特別な発表が行われる事が告知されています。

既に色々なサイトで取り上げられている様ですが、「The Beatles」の楽曲をiTunesで扱う様になるという話や、それだけでなく驚きの新しいサービスが発表されるのではないか等、色々な噂がありますがいよいよ後1時間半程で発表の時刻。

どんな内容であれ、先週から始まった映画のレンタルや販売に続き、iTunesのサービスも最近慌ただしく進化していますね。

ソフトウェアアップデート: iTunes 10.1

2010年11月13日、AppleからiTunes 10.1がリリースされています。適用はソフトウェア・アップデートから、OSの再起動は不要です。

変更内容はiOS 4.2対応とApple TV 2G対応がメインです。といってもまだiOS 4.2がリリースされていませんし、噂ではWiFiの接続性問題で少しリリースが遅れるようですね。

iTunes 10.1 の新機能

  • AirPlay 機能を使って、iTunes からすべての新型 Apple TV に瞬時にワイヤレスでビデオをストリームできます。
  • iOS4.2 を搭載の iPhone、iPad、または iPod touch と同期できます。
  • 安定性とパフォーマンスが向上しています。

iOS 4.2は手元にありませんが、AirPlayでApple TVが選択できるか試してみました。iTunes右下の出力先選択に、WiFiネットワーク上に存在するApple TVが表示される様になりました。

あと、iPhone, iPad, iPod TouchのRemote App上でスピーカーを選択する場合にもApple TVが選択できる様になりました。Remote Appは単純にiTunesをリモート操作しているだけなので、当然といえば当然ですが…。

Apple JapanがiTunes Storeで映画レンタル & 販売を開始

2010年11月11日、Appleが日本のiTunes Storeでの映画販売とレンタルを発表しています。あわせて、第2世代Apple TVの国内販売も発表。(ウチは海外から仕入れたのでもう少し待てば良かったかな…と)

MacのiTunesを起動してみると、iTunes Storeに映画が沢山並んでいます。iTunes Storeの一番上のメニューにも映画が追加されています。ウチが途中見逃した作品があるハリー・ポッターも最初の作品から数多く揃っており、日本語字幕版と日本語吹き替え版が選べる様になっています。

価格は次の通り。

  • HD版 – 購入 – 旧作および準新作: 2,000円
  • HD版 – 購入 – 新作: 2,500円
  • HD版 – レンタル – 旧作: 300円から
  • HD版 – レンタル – 新作: 500円
  • SD版 – 購入 – 旧作: 1,000円
  • SD版 – 購入 – 準新作: 1,500円
  • SD版 – 購入 – 新作: 2,000円
  • SD版 – レンタル – 旧作: 200円から
  • SD版 – レンタル – 新作: 400円

家にいながら手軽に映画をレンタルしたり、購入できるメリットを考えれば高くない価格に感じます。

レンタルの場合は、レンタル開始から30日以内に視聴し始める必要があります。そして、視聴し始めた時刻から48時間は何度でも好きな回数視る事ができ、視聴開始時刻から48時間が経過すると自動的にレンタルが終了してiTunesライブラリから削除されるというもの。

そしてもちろんMacのiTunesのみでなく、iPhoneやiPad、iPod TouchのiTunesにも映画コンテンツが出現しています。

iPhoneではこんな感じ。プレビューを視たり、そのままレンタルや購入が出来ます。

iPadの場合はiPhoneに比べて多くの情報が一画面で見えて良い感じです。もちろん、iPad上でプレビューを視たり、レンタル、購入が可能。

でも気になるのは、映画レンタルの詳細ページに表示されているイメージの下に「30 Days Rental & 24 Hours to Watch」になっていますが、右側の説明文では「48時間以内に視聴」となっている点。おそらくイメージが誤っていると思われます。

そして、もっと気になるのはその説明文に「iPadでレンタルした映画はiPadでのみ視聴できます」という文言。iOS 4.2がリリースされてもiPadでレンタルした場合はAirPlayでApple TV等へ再生する事は出来ないのか、それともまだiOS 4.2がリリースされていない為にこのような説明になっているのかが気になります。

そしてMac OS X標準搭載のFront Rowにも変化が現れていました。ムービーコンテンツの中にRSS配信チャンネルが追加されており、選択すると映画の説明とプレビューを視聴する事が出来ます。でもレンタルや購入は出来ませんでした。

発表文にも記されていますが既に1000本以上の国内、海外の映画をレンタル、購入できる様です。日本国内では地デジ化に伴ってHDMI端子を装備したテレビが多く出回っているので、Apple TVが8800円という価格で発売されれば映画のレンタル、販売との相乗効果でかなり大きなマーケットシェアになりそうな気がします。

ソフトウェアアップデート: iTunes Version 10.0.1

今日2010年9月25日、AppleからiTunesバージョン10.0.1がリリースされています。

変更内容は以下の通り。

iTunes 10.0.1 では、いくつかの重要な問題が修正されています。以下のものが含まれます:

  • 画面にコントロールが表示されているかどうかによってビデオの画質が変わる問題が修正されました。
  • アルバムアートワークを別ウインドウに表示して操作しているときに iTunes が突然終了することがある問題が修正されました。
  • 一部の他社製ビジュアライザのパフォーマンスに影響する問題が修正されました。
  • iTunes ライブラリとプレイリストに何も表示されない問題が修正されました。
  • 一部の他社製共有ライブラリとの互換性が維持されない問題が修正されました。

適用はソフトウェアアップデートからで、OSの再起動は必要ありません。ウチはネットワークの通信速度が遅い中国出張中なので、帰国してから適用してみようと思います。