iPhone: Personal HotspotをONにしている時に気を付けたい事。

シンガポールでローカルの携帯キャリアと契約しているiPhoneはiOS 4、iOS 5がインストールされていれば「パーソナルホットスポット」機能が利用出来ます。

iPhoneの3G回線を使って、Wi-Fi、Bluetooth、USB接続のデバイスをインターネットへ接続する事が出来ます。

ウチはM1というシンガポールの携帯電話キャリアと契約していますが、3Gデータ通信の上限は12GB/月。上限があるとはいえiPhoneから通信だけで1ヶ月に12GBはなかなか使い切れないので、常にPersonal HotspotをONにしてあります。

USBインタフェースでもパーソナルホットスポットが使える事をすっかり忘れていた昨日、MacのUSBポートを使ってiPhoneを充電していたら画面上にPersonal Hotspotで接続されていますというメッセージが。早速Macのネットワーク設定を確認してみると、自動的にiPhoneを認識しインタフェースのリストに「iPhone USB」として表示されていました。

Mac OS Xはネットワーク設定のリスト順に利用するインタフェースにプライオリティがついており、追加されたiPhone USBインタフェースは下の方にあったのですが勝手にiPhoneのデータプランを使って大量通信されると困ります。

今後MacとiPhoneを接続して充電や同期する時の事を考慮してiPhone USBインタフェースのサービスを無効にしておきました。インタフェースを選択して、設定変更のメニューから「サービスを無効にする」を選び、最後にダイアログ右下の「適用」をクリックします。

 

MobileMeからiCloudへの移行完了

今週、ようやくMobileMeからiCloudへの移行を完了しました。

先週末からメールのメールボックスを自前のMac OS X Serverへ移動したり、Lion以外のMac OS Xが動作しているMacへのカレンダーやアドレス帳の同期の事を少々考えたりしていましたが、水曜日にようやく移行を果たしました。

その時のスクリーンショットを並べてみます。移行作業はウィザード形式になっており、どのサービスがiCloudへ移行し、どのサービスはMobileMeのまま2012年6月31日まで継続されるか、そして移行後に利用出来なくなるサービスの説明が表示されます。次に利用出来るデバイスやバックアップに関する情報が表示され、最後に使用許諾に同意する事で後は自動的にデータの移動を行ってくれます。

移行作業が完了するとMac OS Xの画面には以下の表示が、iOS5がインストールされたiOSデバイスにはプッシュ通知で移行が完了した旨が表示されます。OKをクリック/タップすると自動的にシステム環境設定が切り替わりiCloudとMac / iOSデバイスが同期する様になります。メールもiCloudへ自動的に移行する為、自分で設定変更作業を行う必要がなくとても簡単でした。

移行そのものもとても簡単、iCloudに対応しているOSが動作しているデバイスであればMobileMeを利用していた頃と何ら変わらず使い続ける事が出来ました。iCloudになって新たに登場したフォトストリーム順調に動いていてとっても便利。従来はEye-Fiアプリを使ってMacへ写真を転送していた頃もありましたが、これからはフォトストリームの方が便利そうですね。これからはiOSのアップグレード時以外、iOSデバイスとMacをUSBケーブルで接続しなくてもiTunesとの同期とiPhotoへのファイル転送が完全にワイヤレスで出来て、大変便利になりました。

 

iPhone: iOS5 GMが置いてあったので入れてみました。

2011年10月12日にリリースされる予定のiOS5。よく見ているニュースサイトの記事で、とあるサイトにGMが置いてある事を知り早速ダウンロードしてインストールしてみました。

iOS5を利用するために必要なiTunesの最新版ベータバージョンも一緒に入手できたので、まずはiTunesを更新。そして別途ダウンロードしたiOS5 GMファイルを手動選択してインストール。ここまでの手順は何らiOS 4の頃と変化ありません。

ここからが全く異なり、iOS 5のインストールが完了するとiPhoneに初期設定画面が表示されます。ウィザード形式になっており、位置情報利用を許可するかどうか、Wi-Fiネットワークへの接続、Apple IDでのログイン、Terms and Conditionsへの同意、Diagnostic & UsageをAppleへ自動的に送信するかどうか等。アップルの言う通りiTunes無しでもiPhoneを使い始める事が出来ます。セキュリティの事も考慮している様で、全ての初期設定が完了してホーム画面が表示されると直ぐにパスコードの設定をするかどうか問われます。

WiFiネットワークでのiTunesとの同期はiTunes側に設定項目が追加になっています。同期を開始するには iTunesで同期ボタンをクリックするか、iPhoneの設定App内で同期ボタンをタップするか、もしくはiPhoneの充電を開始すると自動的に同期が始まります。

設定Appも見た目が色々変わっています。ON/OFFのスイッチ形状が変わり、新しい設定項目が沢山追加されています。メールアカウントの新規設定画面ではMobileMeがリストの一番下に移動し、一番上にはiCloudが追加されています。ToDo管理の為のReminder Appも追加され、その設定項目も設定App内に追加されています。その他にもTwitterやiMessageの項目が加わっており、Twitterは既存のアカウントでログインしておく事でSafariからURLをツイートしたり出来ます。

ウチが一番便利だなと感じるのがNotification Center。ステータスバーから下にスワイプする事で表示する事が出来、最初から天気Appと株Appが設定されています。設定アプリ内で、App毎に従来と同じアラーム形式で表示するか、ステータスバー位置にバナー表示するか、非表示にするかを設定出来ます。またNotification Center内の表示順序についても、通知の届いた時刻順か、手動で決めた順序で表示するかを選び、手動の場合はアプリ毎に順序を並び替える事が出来ます。iPhoneがロックされている状態でも受信したNotifiationをリストで表示する事が出来ますが、これも表示、非表示をアプリ毎に設定する事が出来ます。

これらの他にもニューススタンドアプリ、Video Appなど色々と追加になっており、全体として使いやすくなっています。気になっていたiPhone 4にインストールした場合のパフォーマンスですが、iOS 4の頃とほぼ変わっていない印象です。WiFiでiTunesと同期している時は流石に少し遅く感じる事がありますが。

来週はシンガポールから日本へ出張するため、リリース当日に正式版を入れる事は出来なそうですが、しばらくGMを使って楽しんでみようと思います。

 

iPod, iPhone: その他の Let’s talk iPhone イベントでの発表 (New iPod nano, White iPod touch, etc)

Let’s talk iPhoneイベントではiPhone 4S以外にもiPod関係やiOS, iCloudに関しても発表がありました。

iPod touch:

ホワイトモデルの追加

iPod nano:

外見、容量、価格(日本は少し変化有り)には変更が無いのですが、時計アプリがパワーアップ。従来1種類のデザインの時計しか搭載されていませんでしたが、ミッキーマウスなど、16種類の色々なデザインから選択出来る様になっています。

 

iOS 5:

2011年10月12日にリリースになるとの事です。主な機能は既にWWDC 2011で公開されていますが、Notification機能の改善、iTunesとの無線同期、Twitter統合、ニューススタンド搭載、iMessage等々、新機能と改善が盛りだくさん。

iCloud:

こちらもiOS 5と同日の2011年10月12日にリリースされます。Mobile Meユーザーなウチにとっては少々複雑な気分ですが…まあ、引き続きAppleのサービスを今度は無料で使えるので楽しみです。

バックアップ機能も充実している様で、ホーム画面のアプリの並び順や、SMS/MMSのバックアップも可能な様です。

 

その他にも何かと発表になっていますが、目玉はやっぱりiPhone 4S – iOS 5 – iCloudですね。10月12日はウチはちょうど出張中で、いつもiPhoneの同期に使っているMac miniが使えません。試せるのはシンガポールに戻ってくる10月16日以降になりそうです。

参考リンク (みんなApple US):

 

Apple: MobileMeからiCloudへの移行に関するアップル・サポートページ

先日のAppleからiCloudが発表され、MobileMeユーザーのウチとしては各サービスの継続性が気になっていましたが、アップルのサポートページに記事番号HT4597として色々と情報が公開されています。

既に先月末から徐々に公開されていた様ですが、今日2011年7月3日時点での最終更新日は7月1日となっています。

さて、MobileMeのサービスのほとんどは継続して利用する事が出来る様ですが、残念ながらウチにとってとても重要なiDiskは提供されない事は間違いない様です。iWebへの公開は既に自前のサーバーに移行していますし、ギャラリーに関しては自前サーバー上でiWebのアルバム機能を使えば写真を共有出来るので良いのですが、iDiskが提供されないのはとても残念です。

ウチはMacのハードディスクやSSD、本体に何らかの故障が発生した場合でも重要なデータだけは失わない様、殆どの重要なファイルはiDiskに保存しています。既にその容量はiDiskに割り当てている15GB中の約10GBになっています。

普通にMacのディスクに保存してバックアップをしっかり作成すれば良いのでしょうが、複数のデバイスから同じコンテンツに常にアクセス出来る利便性が失われる事が残念。

まだiCloudの登場までには時間がありますし、MobileMeの終了となるサービスも2012年6月30日まではiDisk等のiCloudで提供されないサービスも継続する様なので、それまでの間に別のサーバーを立ててWebDavのディスクスペースを作ろうかなと思います。

まあ、iDisk以上に頻繁に利用しているメール、連絡先、カレンダー等が無料になるので今後もAppleのサービスは継続して利用しますが、せめて今までの半額程度の価格でiDiskサービスも提供してくれたら嬉しかったです。

参考リンク:

MobileMeの移行とiCloudについて、よくあるご質問 – アップル サポート