Mac: クライアントモデルからもCD/DVDドライブが無くなった新しいMac mini

2011年7月20日、アップルのソフトウェアとハードウェアの新製品オンパレードですが、Mac miniもアップグレードして遂にクライアントモデルからも光学ドライブが無くなってしまいました。

何ともスッキリしたデザインで、本体前面にはリモコンの受光部分のみ。サイズは高さ 3.6 cm / 幅 19.7 cm / 奥行き 19.7 cm、そして重さは1.22kgとなっています。価格も2.3GHzモデルは52,800円とかなり手頃。当然外部ディスプレイや入力でバイスは別途必要ですが、それでも5万円台前半で Intel Core i5搭載のMacが手に入るのは素敵ですね。

サーバーモデルは最初からOS X Lion Serverが搭載されています。

主な仕様は以下のとおり。

価格: 52,800円〜

プロセッサ:
2.3GHz DualCore Intel Core i5 〜 2.7GHz DualCore Intel Core i7
サーバーモデルは2.0GHz QuadCore Intel Core i7

メモリ:
2GB 〜 8GB、1,333MHz DDR3

ストレージ:
500GB (5,400rpm) オプションで大容量、高速回転やSSDディスクも選択可能
サーバーモデルは500GB + 500GBで容量変更、SSDオプション適用も可能

グラフィック:
2.3GHzモデル: Intel HD Graphics 3000
2.5GHzモデル:AMD Radeon HD 6630M
サーバーモデル: Intel HD Graphics 3000

ビデオサポート:
Thunderboltポート出力 2,560 x 1,600
HDMIポート出力 1,920 x 1200
DVI出力

接続&拡張性:
Thunderbolt x 1
FireWire 800 x 1
USB2.0 x 4
HDMI x 1
SDXC card slot x 1
Gigabit Ethernet x 1

ネットワーク: IEEE802.11a/b/g/n, Bluetooth 4.0, Ethernet 10/100/1000Mbps

光学ディスクドライブが無くなったので、OS X標準のDVDまたはCDの共有機能を用いて他のMacの光学ドライブをローカルドライブとして扱う事が出来ますが、既に光学ドライブ搭載のMacを持っていないと実現出来ません。

なにげにシンガポールに来て、MacBook Airしか無い生活なので、次期Mac miniでも購入しDVD再生に用いようと思っていましたが、ドライブ自体が無くなる事は想定していませんでした。MacBook Air用の外付けSuperDriveが利用出来るので、オプションで一緒に購入するしかなさそうですね。

ちなみに、このモデルは本体底面の蓋を開けてハードウェアのアップグレードが出来る様に設計されています。

Thunderbolt接続のディスプレイも世界で初めて発売になっており、27インチのサイズで価格は84,800円となっています。

参考リンク:

Mac mini – Apple

Apple Thunderbolt Display (27インチフラットパネル) – Apple

 

Mac: ソフトウェアアップデート 「移行アシスタント for Mac OS X Snow Leopard」

アップルから、移行アシスタント for Mac OS X Snow Leopardがソフトウェア・アップデート経由でリリースされています。

変更内容は以下のとおり。

このアップデートにより、Mac OS X Snow Leopard の“移行アシスタント”アプリケーションの問題が修正されます。Mac OS X Snow Leopard を実行している Mac から、Mac OS X Lion を実行している新しい Mac に、個人データ、設定、および互換性のあるアプリケーションを転送できるようになります。

Mac: 新しいMacBook Air登場。84,800円から

2011年7月20日、OS X Lionの登場とともにアップルから新しいMacBook Airが発売されています。

ボディーとデザインは直前のモデルとほぼ同じですが、中身がかなりアップグレードして最大2.5倍のパフォーマンス改善とThunderbolt I/O搭載、そしてもちろんOS X Lionがインストールされています。遂にAirにもIntel Core i5/i7プロセッサが搭載されました。

主な仕様は以下の通り。

ディスプレイ:
11.6インチ (最大1,366 x 768)または13.3インチ (最大1,440 x 900)

価格:
84,800円 〜 138,800円

重さ:
11.6インチモデル 1.08kg、13.3インチモデル 1.35kg

ストレージ:
フラッシュストレージ 64GB〜256GB

プロセッサ:
1.6GHz DualCore Intel i5 〜1.8GHz DualCore Intel i7

メモリ:
2GB 〜 4GB, 1,333MHz DDR3

グラフィックス:
Intel HD Graphics 3000

接続&拡張性:
11.6インチモデル USB2.0 x 2, Thunderbolt x 1、
13.3インチモデル USB2.0 x 2, Thunderbolt x 1, SD card slot x 1

バッテリー:
11.6インチモデル ワイヤレス環境で最大5時間、
13.3インチモデル ワイヤレス環境で最大7時間、
いずれもスタンバイ時間は最大30日間

やはりIntel Core i5/i7搭載は魅力的ですね。これでウチのMacBook Airも二世代前となってしまいましたが、まだまだ現役なのでこれからも大切に使おうと思います。もう一、二世代後のモデルで画期的なアップグレードがあったら少し考えてしまうかもしれませんが…。

参考リンク: MacBook Air – Apple

Mac: OS X Lion リリース

2011年7月20日、AppleがOS X Lionを正式にリリースしています。

OS X上のApp Storeでの販売で価格は2600円。

既に発表されていた通り、250以上の新機能とマルチタッチジェスチャー (マルチタッチトラックパッドまたはMagic Mouse – Magic Mouseの場合は一部機能に制限有り) による操作効率の改善がされています。

その他にもフルスクリーンアプリケーション、Launchpad、Mission Controlなどメジャーな新機能が盛りだくさん。詳しくはApp Storeで確認する事が出来ます。

OS Xの新しいバージョンが発売になる度に感じる事ですが、Windowsと異なって複数のエディションが無く、更に価格がとても良心的なので発売されるとすぐに購入する気にさせてくれるのが嬉しいですね。

今日は仕事で帰りが少し遅くなったので、週末に購入してアップグレードしてみようと思います。

参考リンク: OS X Lion – App Store

 

Apple: MobileMeからiCloudへの移行に関するアップル・サポートページ

先日のAppleからiCloudが発表され、MobileMeユーザーのウチとしては各サービスの継続性が気になっていましたが、アップルのサポートページに記事番号HT4597として色々と情報が公開されています。

既に先月末から徐々に公開されていた様ですが、今日2011年7月3日時点での最終更新日は7月1日となっています。

さて、MobileMeのサービスのほとんどは継続して利用する事が出来る様ですが、残念ながらウチにとってとても重要なiDiskは提供されない事は間違いない様です。iWebへの公開は既に自前のサーバーに移行していますし、ギャラリーに関しては自前サーバー上でiWebのアルバム機能を使えば写真を共有出来るので良いのですが、iDiskが提供されないのはとても残念です。

ウチはMacのハードディスクやSSD、本体に何らかの故障が発生した場合でも重要なデータだけは失わない様、殆どの重要なファイルはiDiskに保存しています。既にその容量はiDiskに割り当てている15GB中の約10GBになっています。

普通にMacのディスクに保存してバックアップをしっかり作成すれば良いのでしょうが、複数のデバイスから同じコンテンツに常にアクセス出来る利便性が失われる事が残念。

まだiCloudの登場までには時間がありますし、MobileMeの終了となるサービスも2012年6月30日まではiDisk等のiCloudで提供されないサービスも継続する様なので、それまでの間に別のサーバーを立ててWebDavのディスクスペースを作ろうかなと思います。

まあ、iDisk以上に頻繁に利用しているメール、連絡先、カレンダー等が無料になるので今後もAppleのサービスは継続して利用しますが、せめて今までの半額程度の価格でiDiskサービスも提供してくれたら嬉しかったです。

参考リンク:

MobileMeの移行とiCloudについて、よくあるご質問 – アップル サポート

Apple – サポート ページがリニューアル

Appleのサポートページがリニューアルしています。先週末、MacBook Proの修理を申し込んだタイミングではまだ更新されていなかったと記憶しているので、この数日間でリニューアルした様です。

製品毎のサポート情報にたどり着きやすくなり、見やすい印象になりました。ちなみに、土曜日に修理を申し込んだMacBook Proは日曜日に宅急便業者が引き取りに来て、2日後の6月14日に修理が完了して発送した旨の連絡がありました。おそらくマザーボードの交換になったものと思われますが、スピーディーな対応ですね。

参考リンク:

Apple – サポート

 

 

Mac: WiMAX (MW-U2510/DM2) のインストールでMac OS Xの起動が遅くなる問題について

今年の4月から無料で試していたWiMAXサービス。無料期間の2ヶ月が終わり、今後利用する事がなさそうなのでMacBook Airからユーティリティをアンインストールしました。

実はユーティリティをインストールした日からMacBook Airの起動がとても遅くなってしまい、当初ユーティリティをアンインストールすれば元に戻ると思っていました。しかし、アンインストールはあくまでもアプリケーションフォルダ内のファイルを削除するのみの様で、起動時間が長くなった問題は元に戻りませんでした。

遅くなったレベルが10秒程度であれば気にしないのですが、電源投入から起動まで1分程度長くなってしまっている為、なんとか元通りにする為、色々と調べてみました。

調べる為に「コンソール」アプリケーション(アプリケーション – ユーティリティ)を用いてsystem.logの内容を確認しました。このログファイルにはシステムで発生したエラーや処理の結果などが随時記録されており、起動時のログを確認する事で何か異常が発生していないか、どの処理で時間がかかるかを見つける事が出来る場合があります。

「コンソール」アプリを起動し、左側のリストからsystem.logを選択。右側にログの内容が表示されるので、下の方にスクロールして直近の起動時の処理結果を確認します。Mac OS X起動直後に「コンソール」を立ち上げれば起動時の処理を探すのが簡単です。

さて、一番問題の原因を見つけやすい方法は、WiMAX USBドングルのMW-U2510/DM2をインストールする直前と直後のログを比較する方法なのですが、既にインストールから長時間が経っていて表示されないので直近のログから問題を探ってみました。その結果、以下の様なエラーメッセージが幾度か表示されている事に気が付きました。

Jun 11 17:34:01 localhost com.apple.kextd[10]: Can’t create kext cache under / – owner not root.

このエラー内容から、ルートディレクトリ ( / ) のオーナーが「root」ユーザーになっていない為、kext cacheが作成出来ない事が分かります。結構クリティカルな感じですが、Mac OS Xは nullデバイス を削除しても復活してくれる位なので、以外に頑張って動いてくれている様です。

さて、問題は問題なので解決してみます。コンソールと同じフォルダにある「ターミナル」を起動して以下を実行しました。

sudo chown root/admin /

スーパーユーザー(システム管理者)として、ルートディレクトリの所有者を ユーザー: root, グループ: admin に変更しています。実行時にこのコマンドを実行したユーザーのパスワードを問われる事があるので、その場合は入力します。

この対策によって起動時間はほぼMW-U2510/DM2インストール前と同じになり、一安心。

今後は時々コンソールでエラーの発生状況を確認したり、故障してしまったMacBook ProにはインストールしていたMac OS Xのメンテナンスツール「OnyX」でシステムの状態確認やメンテナンスをしてみようと思います。

参考リンク: