iPhone: 電池のいらないノイズキャンセリングイヤホン

PHITEKというノイズキャンセリングイヤホンを販売しているメーカーから、動作用の電池が不要な製品が発売されています。

PHITEKは2000年にニュージーランドで設立された会社で、一時はBOSEからノイズキャンセリング技術の特許を侵害したとして訴えられていた事もありますが(既に和解、解決しています)、航空機向けノイズキャンセリング技術を開発しています。BOSEが目を付けるくらいですから、それなりの技術力がある事は想像できます。

通常のノイズキャンセリングイヤホンはケーブルの途中に電池を収納するボックスがあるのですが、このBlackbox – i10はiPod、iPhone、iPad専用の電池不要モデル。写真から容易に想像できる通り、ヘッドホン端子にではなく、Dockコネクタに接続するタイプです。よってiPod / iPhone / iPad以外のデバイスとは一緒に使う事が出来ませんが、そのかわりDockコネクタから供給される電力でノイズキャンセリングを実現しています。

カナル型のイヤホンなのでそもそも遮音性は高いと思われますが、その上さらにノイズキャンセリング。iPhone 4を含むほとんどの30ピンDockコネクタを備えたAppleのデバイスで使う事が出来ます。

価格はノイズキャンセリング機能付きのイヤホンとしては安い12,800円。これからiPodやiPhone、iPad用のヘッドホン、イヤホンを購入検討されている方はいかがでしょう。ちなみに、このイヤホンを使っている間は充電できないので注意が必要です。

iPhone,iPod,iPad専用電池不要ノイズキャンセリングイヤフォン/PHITEK Blackbox – i10

*価格情報はAmazonでの2010年9月13日現在のものです。

iPad: Apple iPad対応スタンド(Xstand)

iPadやラップトップ用のスタンド、Xstandです。折りたたみも可能で、約350グラムの重量なので折りたたみ傘より重たいですが、家と会社の間を持ち歩く事も出来なくはありません。アームの長さや角度を調整できるので、見やすく角度にiPadを固定する事が出来ます。

カラーはブラックとホワイト。通常3980円の様ですが、今なら1980円です。想像以上に重たいiPadを見やすい角度に固定して使いたい場合や、iPad以外のラップトップ(画面サイズ15インチまで)でも使えます。

Apple iPad対応スタンド(Xstand) ブラック

Apple iPad対応スタンド(Xstand) ホワイト

*価格は2010年9月10日時点のAmazonのものです。

ソフトウェアアップデート: iPhone 構成ユーティリティ Version 3.1

AppleからiOS 4.1がリリースされた今日2010年9月9日、iPhone 構成ユーティリティもバージョンアップしてVer. 3.1になっています。

先日ウチのブログでもb-mobileのWebアクセラレータを使用する設定をiPadへ施す為に紹介したiPhone、iPod Touch、iPad用のプロファイルを作ったりするユーティリティですが、新しいiPod Touchへの対応などがされているものと思われます。

既にインストール済みであればソフトウェア・アップデートから適用可能で、Mac OS Xの再起動は不要です。ただしiTunesが動作しているとバージョンアップできませんので終了する必要があります。

ソフトウェア・アップデートのメッセージに特に不具合修正や機能追加に関する記述はありません。

iPhone 構成ユーティリティを使うことで、構成プロファイルを作成、保守、暗号化、およびインストールしたり、プロビジョニングプロファイルや承認済みアプリケーションを追跡およびインストールしたり、コンソールログなどのデバイス情報を記録したりする作業を簡単に行うことができます。

構成プロファイルは XML ファイルで、デバイス・セキュリティ・ポリシー、VPN 構成情報、Wi-Fi 設定、APN 設定、Exchange アカウント設定、メール設定、iPhone や iPod touch からのエンタープライズシステムの操作を許可する証明書が含まれています。

iPad: iPad車載用ホルダー「CAR LAPTOP HOLDER for iPad」

以前こちらのエントリーでiPadを車載した方のblogを紹介し、ラップトップPC等を助手席にiPadを固定する為の「車載用ノートPCスタンド【CAR LAPTOP HOLDER】」を紹介しましたが、サンコーからiPad固定用に設計されたホルダーが販売されています。

ノートPC用のCAR LAPTOP HOLDERと異なり、iPadを上下左右から固定できる構造になっています。また、大きさの異なるデバイスにも対応できる様に固定爪の位置は調整できるので、iPad以外の似た様なデバイスにも使える様です。

ホルダーのスタンドは助手席の足下にあるネジを使用して固定。アームの途中で方向や角度を調整できる様になっています。

価格は7,980円で、Amazonでの発送予定日は3〜4日以内となっています。

CAR LAPTOP HOLDER for iPad CLH321

iPad Wi-Fi + 3Gをお持ちの方で、カーナビ用や助手席の方のビデオ鑑賞用などにiPadを車載したい方は検討されてみてはいかがでしょう。

*価格および納期情報は2010年9月8日現在のものです。

iPhone: iPhone, iPod Touch, iPadを車の各種メーターにするガジェット

何気なく色々なサイトをさまよいながらiPhoneの情報を眺めていたら、PLX Devices Inc.という会社が販売している「PLX Kiwi Wifi」というガジェットを見つけました。

本体だけ見るととても小さな、なんだか分からないがジェットですが、ケーブルの先にはOBDIIコネクタがあり、自動車に装備されている車両診断用コネクタ OBDII端子 に接続します。するとこのデバイスは、OBDII端子からの信号をWiFiでiPhone, iPod Touch, iPadへ送信してくれるという代物。

要するに持っているiPhone, iPod Touch, iPadに各種メーターを表示したり、故障診断したり、そしてそれらのデーターログをとる事もアプリ次第。

PLX Devicesのホームページでは色々なアプリが紹介されており、無料(有料AppのLite版もあり)・有料いくつか種類があります。別途App Storeから購入が必要です。

ソフトウェア面はPLX Kiwi Wifiとのやり取りなので互換性等に心配はありませんが、問題はPLX Kiwi Wifiそのものと自動車の相性。OBDIIコネクタが装備され、OBDII標準プロトコルが使用されている車であれば動くはずですが、国産車の中には独自プロトコルを用いている場合もある為特に2008年以前に発売された自動車の場合には注意が必要かもしれません。欧州車の場合は2001年以降、米国車の場合は1996年頃からほぼ全ての車両でOBDII標準プロトコルが使われている様なので動くと思われます。なお、PLX Device Inc.のサイトにある紹介ビデオもレクサスが映っていました。

ハードウェアはAmazonでも入手可能で、価格は15,500円。マーケットプレイスからなので配送料が掛かりますが、米国から購入するよりは安いと思われます。

PLX Devices Inc. – Kiwi Wifi

*価格情報は2010年9月7日現在のものです。
*自動車との互換性については一般的な情報ですので、動作を保証する物ではありません。

iPad: TUNEWEARのiPadケースを触ってみた

2週間程前に家電量販店に在庫があったとの事で、実家にiPad Wi-Fiやってきました。そのとき一緒に購入した TUNEWEAR のiPadケースを見せてもらいましたので紹介してみます。

このケースはiPad発売当初から販売されており、相当の人気商品。iPadを扱っているほとんどの家電量販店で扱われており、デザインも機能性も優れたケースです。

唯一デメリットをあげるとすればその重さ。Apple純正のiPadケースに比べるとずっしり重たく感じますが、その分質感はすばらしいです。

写真や動画を見るときの為にスタンドとして使う時はその角度を細かく調整する事が出来ます。ケースの内側が柔らかい素材になっており、iPadの入っているケースの淵にある滑り止めで自由な角度にiPadを立てかけて使う事が出来ます。

見た目シンプルですが、奇麗なオレンジ。蓋は不用意に開かない様にバンドで固定する事が出来ます。

本体は内側からスライドさせて入れて、マジックテープのバンドで固定します。しっかりしたマジックテープなのでそう簡単に飛び出てしまう事はなさそうです。

角度を調整してみた様子。Apple純正ケースよりもテーブルと接する面が広いので安定します。

重たさを除けば実用性もデザインも良く、お勧めのケースです。特にWi-FiモデルのiPadを家でのみ使う場合には重たさはさほど気にならないと思うので良いと感じました。

TUNEWEAR iPad用レザーケース TUNEFOLIO for iPad オレンジ : 4,023円

*価格は2010年9月4日現在のAmazonでの情報です

iPad: b-microSIM U300で3G通信中に「Webアクセラレーター」を使う方法

2010年8月31日から日本通信株式会社のb-microSIM U300をiPad Wi-Fi + 3G (USバージョン)で使い始めて3日間。300kbpsベストエフォートの通信速度では、画像を含むWebページ表示にはストレスを感じる事を痛感しました。その昔64kbpsのPHSデータ通信で遊んでいた頃とは比較にならないくらいコンテンツのデータが大きくなっているのでしょうか…。Twitterやメールなどの主にテキスト情報をやり取りするアプリはストレス無く利用できとても便利なのですが、今ひとつ3G回線に繋がっているメリットを完全活用で来ていない気がしています。

対策として考えられる事は日本通信が提供している「Webアクセラレーター」を利用する方法。b-mobileの説明ページを見ると

Webアクセラレーターを使えば、テキストやグラフィックデータを最適化し、Webページを高速に表示できるようになります。

となっており、httpでやり取りされるデータを圧縮したりするProxyサービスよって体感的な通信速度を改善するものです。

このWebアクセラレーターを利用するには、b-mobileのサイトから「構成プロファイル」をiPad / iPhoneへインストールするか、自分で持っているMac/PCでプロファイルを作ってインストールする方法があります。前者の方が圧倒的に簡単ですが、b-mobileが提供しているプロファイルにはWiFiネットワークに関する設定も含まれてしまっているので、Mac/PCを使ってプロファイルを作成してiPadへインストールする方法を紹介してみます。ちなみに、iPad単体では3Gデータ通信時のProxyを設定することができない為、MacやPCが必須です。

iPhone構成ユーティリティのインストール

まず、「構成プロファイル」を作る為のアプリ「iPhone構成ユーティリティ」をMac / PCへインストールします。Appleのサイトから Mac用Windows用 をダウンロードできます。Macの場合は「アプリケーション」-「ユーティリティ」の中にインストールされるので、早速起動します。

「構成プロファイル」の作成

起動した「iPhone構成ユーティリティ」を操作してプロファイルを作ります。

1. 左のリストから「構成プロファイル」を選択します。

2.すると新しい構成プロファイルを編集する画面となり、最初に以下の必須事項を設定します。

  • 名前: プロファイルの名前なので分かりやすければ何でもOK。
  • 識別子: 固有である必要があるので、APNにしてみました。
  • 組織: 個人的に作っているので入力せず。
  • 説明: 後で見て b-microSIM で Web アクセラレーターを使うプロファイルである事が分かる様にしてみました。

3. 次にAPNとProxyの設定をする為、左から2番目のリストの一番下にある「詳細」を選択します。編集ウィンドウにメッセージとともに「構成」というボタンが表示されるので、クリックすると編集画面に移れます。

4. 後はAPNとProxyの設定を日本通信のサイトに記載されている通り入力します。(b-microSIM U300とTalking b-microSIMでは設定が異なるので注意)

b-microSIM U300の場合は

  • アクセスポイント名 (APN): dm.jplat.net
  • アクセスポイント・ユーザ名: bmobile@u300
  • アクセスポイント・パスワード: bmobile
  • プロキシサーバ: mao.bmobile.ne.jp ポート: 32080

です。

5. ここまで終わったら、ウィンドウのツールバーにある「共有」をクリックし、この構成プロファイルをメールでiPad / iPhoneに送ります(iPadで受信できるメールアドレスに送る)。

iPad側で「構成プロファイル」をインストール

1. iPadでメールを受け取ると先ほど作ったプロファイルが添付されてきているはずです。

2. 添付ファイルをタップして、インストールします。設定画面に切り替わり、作ったプロファイルの名前と詳細が表示されるはずなので、インストールをタップしてインストールします。信頼性が検証されていないなどの確認メッセージが表示されますので確認します。iPad/iPhoneにパスコードを設定している場合は入力を求められるので入力します。

*この時点で今までiPad/iPhoneに設定されていたAPN設定が上書きされます。と言ってもb-microSIM U300を使っていた端末であれば同じ設定内容で上書きされるだけです。キャリアが変更になる場合などは注意してください。

これで作業は終了です。後はsafariを起動して試してみます。「Webアクセラレーター」を設定する前と、設定した後で試してみましたが、確かに早くなった気がします。特に画像の多いページを表示するのが1.25倍〜1.5倍程度は早く感じます。これもProxyサーバーの負荷状況や表示するページのコンテンツに左右されると思いますが、体感的に早さを感じるのでしばらく使ってみます。

なお、インストールした「構成プロファイル」はいつでも「設定」-「プロファイル」から削除出来ますが、削除するとデータ通信のAPN設定も消えてしまう為、再度手動で設定し直す必要があります。

ところでどのくらいグラフィックデータが”最適化”されるのでしょう。気になったので、とあるサイトに置いてあったAppleロゴの画像で試してみました。

まずは「Webアクセラレーター」を使わなかった場合。当然ですが元の画質です。

次に、「Webアクセラレーター」を使った場合。拡大するとJPEGの様に輪郭の周囲が少し荒く表示されますが縮小すれば全然分かりません。普通のWebサーフィンを楽しむ分には全く問題ないレベルです。

参考リンク: