何気なく色々なサイトをさまよいながらiPhoneの情報を眺めていたら、PLX Devices Inc.という会社が販売している「PLX Kiwi Wifi」というガジェットを見つけました。
本体だけ見るととても小さな、なんだか分からないがジェットですが、ケーブルの先にはOBDIIコネクタがあり、自動車に装備されている車両診断用コネクタ OBDII端子 に接続します。するとこのデバイスは、OBDII端子からの信号をWiFiでiPhone, iPod Touch, iPadへ送信してくれるという代物。
要するに持っているiPhone, iPod Touch, iPadに各種メーターを表示したり、故障診断したり、そしてそれらのデーターログをとる事もアプリ次第。
PLX Devicesのホームページでは色々なアプリが紹介されており、無料(有料AppのLite版もあり)・有料いくつか種類があります。別途App Storeから購入が必要です。
ソフトウェア面はPLX Kiwi Wifiとのやり取りなので互換性等に心配はありませんが、問題はPLX Kiwi Wifiそのものと自動車の相性。OBDIIコネクタが装備され、OBDII標準プロトコルが使用されている車であれば動くはずですが、国産車の中には独自プロトコルを用いている場合もある為特に2008年以前に発売された自動車の場合には注意が必要かもしれません。欧州車の場合は2001年以降、米国車の場合は1996年頃からほぼ全ての車両でOBDII標準プロトコルが使われている様なので動くと思われます。なお、PLX Device Inc.のサイトにある紹介ビデオもレクサスが映っていました。
ハードウェアはAmazonでも入手可能で、価格は15,500円。マーケットプレイスからなので配送料が掛かりますが、米国から購入するよりは安いと思われます。
*価格情報は2010年9月7日現在のものです。
*自動車との互換性については一般的な情報ですので、動作を保証する物ではありません。