iPad: 日本でのiPad 2発売は延期の模様

2011年3月25日に日本での発売が予定されていたiPad 2は、3月11日に発生した東日本大震災により、日本国内での発売は延期される様です。

まだAppleのWebサイトなどでの情報提供はありませんが、Bloombergなどの海外メディアがApple広報担当者のコメントを伝えています。

We are delaying the launch of the iPad 2 in Japan while the country and our team focuses on recovering from the recent disaster

日本国とAppleのチームが東日本大震災からの復興に注力する間、我々は日本でのiPad 2の発売を延期する。

その上でAppleとして社員とその家族を含む全ての被災者の方々へのお見舞いの気持ちを伝えています。

東北地区のApple Storeにも被害があった様ですし、物流の状況なども鑑みると延期する事が望ましいでしょうね。

iPhone, iPadを3Gネットワークで使った災害発生時の連絡手段について

2011年3月11日の東北地方太平洋沖地震が発生した際、東京都内で仕事をしており、大きな揺れを感じて職場の建物から外へ避難した直後から携帯電話はほとんど接続出来ない状態になっていました。

そのような時、iPhoneやiPadと3Gデータ通信回線を用いて比較的早い段階で連絡をとる事ができた手段があり、家族や友人に自分の無事を伝える事が出来ました。さらに交通手段が限られた状況下で、地理的に少し離れた地域にいた同じ会社の人々にアドバイスを貰いながら行動する事が出来ました。その連絡手段を記録しておきたいと思います。

[Facebook] [Friendly Facebook for iPad]

Facebook純正AppはiPhoneのみに対応しており、ウチはiPad用にサードパーティーのFriendly Facebook for iPadも併用しています。海外の知人とのやり取りや、ニュースを手に入れる事が出来ました。

[Twitter]

iPhoneとiPadのユニバーサルアプリで、常に最新の情報がやり取りされており、知人とも交通手段の情報を共有が出来ました。

[Skype]

iOS用のAppはiPhone向けがリリースされていますが、Mac OS用、Windows用など様々なOSに対応しており、チャットや通話で連絡を取る事が出来ました。また、プリペイド式のクレジットや月額プランに加入していれば、一般加入電話や携帯電話にも発信する事が出来ます。普通の携帯電話網で繋がらない状況でも、クレジットを使ったSkype Outで携帯電話へ通話する事が出来ました。

[WhatsApp Messenger]

iPhone用のApp。Wi-Fiや3Gデータ通信を用いて短いテキストメッセージや画像、動画を送受信出来るアプリです。ただし、お互いがWhatsApp Messengerを使用している必要があり、iPhone以外のAndroid等のデバイス用はWhatsApp MessengerのWebサイトからダウンロード出来ます。このアプリを用いてAndoirdスマートフォンを使っている会社の人と常に連絡を取り合って的確に行動する事が出来ました。

[Viber]

iPhone専用のAppで、Wi-Fiや3Gデータ通信を用いて音声通話が出来るアプリです。相手もViberを使用している必要があり、現時点ではiPhone以外のデバイス向けのAppは公開されていません。また、3Gデータ通信を用いている場合は通信速度によって音声が途切れたり、切断されてしまう場合もあります。

iPad に iOS 4.3 をインストールして使ってみて感じた事。

今朝(2011年3月10日)リリースされたiOS 4.3を入れたiPadを通勤途中に色々いじってみました。いくつか気がついた事を書いてみます。

[本体横のスイッチの機能]

iOS 4.2.1からiPadの本体横にあるスライドスイッチが「画面向きのロックON/OFF」から、「消音ON/OFF」に切り替わり、その機能に固定されてしまいました。

その直後から幾度か「画面向きのロックON/OFF」の方が良かったというブログの記事を読んだ記憶がありますが、iOS 4.3によってユーザーがその機能を選択する事が出来る様になっています。

最近ウチは画面の向きのロックはせずに、Appによって縦横を選んでいますが、ベッドやソファーの様な不安定な環境でiPadを使う時、手軽に画面向きのロックをON/OFFしたい用途でスライドスイッチの機能を選択出来る様になったのは良いですね。

[全体的な動作]

いよいよ2011年3月11日に発売されるiPad 2がハードウェアの刷新でパフォーマンスが改善される事は当然でしょうが、現行のiPad (1)でもiOS 4.3インストール後から全体的な動作がスムーズになった様に感じます。

今朝iOS 4.3をインストールした直後はSafariでYahoo!やAppleのホームページ等へアクセスして、Webブラウジングが快適になったのを感じましたが、ホーム画面への切替やマルチタスクのApp切り替え等、OSの全体的な動作が快適になった様に感じます。

動作メモリの使い方が改善されたためか、iOS 4.2.1で動いていた頃は時々ホームボタンが効かず、もしかしてホームボタンの接触不良か? と感じる事もありました。しかし、実際にはしばらく待つとホーム画面が表示される事もあり、実はiPadが忙しくてなかなかホーム画面に切り替わらなかったのかと思っていました。それがiOS 4.3によって多少改善された様に思います。

[消音が本当に消音になった]

以前 こちらのエントリー で紹介した様にiOS 4.2.1まではiPad横のスイッチで消音に設定しても、iPod App等で楽曲を再生するとスピーカーから音が出てしまっていました。

iOS 4.3でこれが改善されています。Air Videoの様なスピーカーからサウンドが出るアプリもミュートに設定されていれば、ボリュームがゼロになっていなくても音が鳴らなくなりました。また、スクリーンショットを保存した時のシャッター音も消音がONになっていればならなくなっています。

iPhone, iPad, iPod touch: iOS 4.3がリリースされました。

てっきりiPad 2の発売日と同じ2011年3月11日に配信が開始されていると思っていたiOS 4.3ですが、日本時間で2011年3月10日未明に公開が開始されたらしく、既にダウンロードとインストールが可能になっています。

適用はいつも通りインストールするデバイスを同期しているiTunes経由。

早速ウチのiPadとiPhone 4に適用してみました。ダウンロード開始からiPadへのインストール、iPadの再起動諸々を含めて15分程度で完了しました。OSに相当する部分の更新と、ファームウェアの更新、両方が含まれている様で、複数回iPad/iPhone 4が再起動してソフトウェアやファームウェアの更新を行う動きをしていました。

バージョンアップが完了すると、iTunesが自動的にデバイスを認識して同期を始めるはずなので、すぐに接続を解除せずに同期が完了するのを見届けて、バージョンアップ終了。

早速Safariを起動して少々重たいページへアクセスしてみましたが、圧倒的にパフォーマンスが改善されています。テキスト情報を先に表示する様になったのは感じましたが、イメージを含めた全体が表示されるまでの時間も明らかに早くなっています。

これから会社への通勤電車の中でemobileの回線を使って試したり、その他の機能も試してみようと思います。また今夜もう少し詳しいインプレッションをレポートにしてみます。

なお、iOS 4.3に変更内容の一部抜粋は以下の通り。

  • インターネット共有
    iPhone 4で接続中のモバイルデータ通信回線を、最大5台のデバイスと共有出来ます。(Wi-Fi経由で最大3台、Bluetooth経由で最大3台、USB経由で最大1台の組み合わせ)
    ただし、日本では利用不可
  • iTunesのホームシェアリング機能
    MacまたはPCのiTunes共有ライブラリにある音楽、ムービー、およびテレビ番組を再生出来ます。(iTunes 10.2が必要)
  • AirPlayの新機能
    写真Appのカメラロールアルバム、iTunesのプレビュー、対応他社製App、及びWebサイトのビデオをApple TVで再生出来ます。
    Apple TVにある写真をApple TVに用意されているトランジションを使ってスライドショー再生出来ます。
  • Apple Nitro JavaScriptエンジンによりSafariの動作速度が向上
  • Apple Digital AVアダプタによるHDビデオ出力に対応
  • Ping機能
    コメントとフォロワー申請がプッシュ通知されます。
    曲に対するコメントと「いいね!」を曲の再生画面から直接投稿出来ます。
  • 新規設定項目
    “SMS/MMS”設定で、通知音を再生する回数を設定出来ます
    iPadのスライドスイッチの機能を、画面向きのロック機能、またはサウンド通知やサウンドエフェクトの消音機能から選んで設定出来ます。
  • シングルタップでのグループ通話発信機能 (パスコード送信のためのポーズ機能付)
  • 問題修正

なお、iOS 4.3をインストール可能なデバイスは以下の通りです。

  • iPhone 4 (GSMモデル)
  • iPhone 3GS
  • iPad
  • iPod Touch (第四世代)
  • iPod Touch (第三世代)

[11-Mar-2011追記]

iOS 4.3へのバージョンアップ後、写真を同期する様に設定している場合は最初の同期に時間が掛かります。ウチの場合はiPhotoに保存されている写真について期間を区切って同期していますが、iPhotoのライブラリに保存されている全ての画像をiPhone 4やiPad様に最適化し直しているようで、相当な時間がかかりました。

どの環境でも同じ挙動をするかどうかは分かりませんが…

    iPhone, iPad App: Air Video バージョン 2.4.5 リリース

    ウチがiPhone 4とiPadにインストールしているアプリにも、(アメリカ時間で)3日後に迫ったiOS 4.3対応が始まりました。

    Air VideoというiPhone, iPad, iPod Touch対応のアプリがバージョン2.4.5にバージョンアップしています。

    このAppはMacやPCに保存してあるムービーファイルをiOSデバイス(Apple TV 2Gを除き)へWiFiや3G経由でストリーミング再生出来るもの。変更内容としてはBugfixリリースとなっていますが、その他の新機能として

    Air Play support (requires iOS 4.3 and Air Video Server 2.4.5-beta3 or newer)

    と記載されています。まだiOS 4.3は一般向けにリリースされていない為、MacやPC側のVersion 2.4.5-beta3をインストールしても新機能を試す事は出来ませんが、いよいよ更に機能強化されたAir Playに対応するアプリが続々と登場しそうですね。

    参考リンク:

    iPad: Apple Storeの整備済iPad Wi-Fiも値下げ。

    2011年1月20日からApple Storeで販売されている整備済iPad。

    iPad 2の発表後、新品iPadも価格が改訂されていますが、整備済製品のiPad with Wi-Fiも大幅に値下げされています。

    • iPad with Wi-Fi 16GB – 整備済製品 31,800円 , 定価 35,800円
    • iPad with Wi-Fi 32GB – 整備済製品 38,800円 , 定価 44,800円
    • iPad with Wi-Fi 64GB – 整備済製品 46,800円 , 定価 52,800円

    参考までに、1月20日時点での価格は以下の通りでした。

    • iPad with Wi-Fi 16GB – 整備済製品 44,600円 , 定価 48,800円
    • iPad with Wi-Fi 32GB – 整備済製品 54,600円 , 定価 58,800円
    • iPad with Wi-Fi 64GB – 整備済製品 64,600円 , 定価 68,800円

    整備済製品とはいえ、当初の定価から比べると64GBモデルは22,000円も安くなっていますね。

    最新モデルの発売目前にAppleも現行バージョンの在庫処分に大忙しな感じですね (^^;;

    iPad: iPad 2は事前予約受付できないのか….。

    先週iPad 2が発表され、アメリカでの発売が今週金曜日(3月11日)に迫っていますが、U.S.のApple Online StoreでiPad 2のページを見てもまだオーダー出来る状態になっていません。

    よく見てみると「Order starting March 11 and get fast, free shipping.」と記載されている事から、事前オーダーはなしでオンラインでの注文も3月11日からスタートの様子。

    ウチは現行のiPadはシンガポールでUSバージョンのWi-Fi + 3Gモデルを入手しており、どのキャリアのSIMでも使える事が便利。この手のガジェットは出来る限りキャリアに縛られたくないと考えているので、iPad 2もSIMフリー版を入手すべく、アメリカの知人に代行購入してもらえるか確認してみようと思っています。

    アメリカでのWi-Fi + 3Gモデルの価格は次の通り (1ドル = 82.145円 で換算)

    • 16GB: USD629.00 = JPY51,669 位
    • 32GB: USD729.00 = JPY59,884 位
    • 64GB: USD829.00 = JPY68,098 位

    これにプラス送料となりますが、キャリアとの縛り無し & b-mobile等のMVNOサービスのSIMが使えると思えば良いかな…と考えています。