iOSデバイス向けの新聞アプリといえば、紙面と同じ内容を閲覧できる産経新聞を良く利用しているのですが、今週「朝日新聞」もiPad向けのアプリをリリースしています。
産経新聞は新聞のイメージがそのまま閲覧できますが、朝日新聞はデジタル版として情報を配信する方式です。一番気になるのが料金ですが、両方を比較してみました。
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アプリ |
定期購読料 |
課金方法 |
朝日新聞 for iPad |
無料 |
朝日新聞を宅配購読していると1000円/月
デジタル版のみは3800円/月 |
クレジットカード |
産経新聞 (iPhone/iPod Touch用) |
無料 |
無料 |
– |
産経新聞HD (iPad用) |
無料 |
1500円/30日 |
アプリ内課金 |
いずれもアプリ自身は無料で、産経新聞 for iPhone/iPod Touchについては新聞と同じ紙面を無料で見る事が出来ます。さすがに閲覧しやすいiPadは1500円と有料ですが、30日だけ試して気に入らなければ止めるという事も簡単なアプリ内課金。iPad版についても第一面のみ無料で見る事が出来ますが、その他は有料になっています。
朝日新聞の場合はiPhone/iPod Touch向けのアプリはありません。画面が大きくて読みやすいiPad向けのみで、既に朝日新聞を宅配購読していると月々1000円で利用する事が出来ます。デジタル版のみは月々3800円と少し高めの設定ですね。課金方法はクレジットカードになっており、別途ユーザー登録をしてそのメールアドレスとパスワードで利用するスタイルです。自動的に購読が更新され毎月1日に課金されるので、継続して利用する場合は一定期間毎の課金処理などを行わなくて済む分便利です。
早速、朝日新聞 for iPadをダウンロードして試してみました。アプリを起動するとすぐにログイン画面が表示されるため、すぐに新聞の内容を読む事は出来ません。今月内にユーザー登録すると2011年7月まで無料。それ以降でも、初めて登録する場合には申し込み翌月までのデジタル版購読料金が無料になるとの事です。クレジットカードを登録しなければならない為少々登録を躊躇いますが、初回申し込みである限り無料期間中に解約しても料金は発生しないとの事です。
登録したメールアドレスとパスワードでログインすると1面が表示されます。全体として少し動作がモッサリしており、ページの切り替わりなどその都度データ通信が発生している様に感じますが、動画コンテンツも埋め込まれた状態のまま再生できるなど産経新聞とは異なる工夫がされています。右下のボタンをタップすると各ページへジャンプ出来たり、過去の新聞を見たり、気になる話題を切り貼りしておくスクラップブック機能も搭載されています。
徐々にデジタル新聞関係のアプリが増えてきて、今後アプリの質やサービス内容、価格で改善が進むと良いですね。
参考リンク:
*価格等の情報は2011年5月21日現在のものです。