時々Macのディスクチェックでも

個人的にはMacはWindowsに比べると安定していて、長期に渡ってアプリケーションの追加や削除等を繰り返しながら使っていてもさほど不調になる事は無いと思っています。実際、今使っているMBPも2年以上OSの入れ替えも無く、ハングアップした事も数える程の回数。とても快適に使っています。

しかし、最近良く持ち出して喫茶店やマクドナルドで使っているので、ハードディスクの調子が気になりディスクのチェックをしてみました。

使うアプリケーションは「ディスクユーティリティ」。アプリケーション – ユーティリティ フォルダに入っています。

ハードディスクに対して出来る事は「アクセス権の検証」と「ディスクの検証」。方法は簡単。左側のリストから検証したいハードディスクを選び、右側に表示されるボタンをクリックします。

アクセス権の検証

ハードディスクに保存されているファイルやユーザー・グループの設定等を自動的にチェックしてくれます。ファイル類はパーミッション(アクセス権)の検証や、重要なファイルが変更されていないかどうかのチェックをしてくれます。

なお、「ディスクのアクセス権の検証」ボタンでは検証のみ。「ディスクのアクセス権の修復」は、検証をしながら修復してくれます。ですので、最初から修復するのであれば「ディスクのアクセス権の修復」をクリックでOKです。

実際に行ってみましたが、気がつかないうちに色々なファイルのアクセス権設定が変わっていたのか、いくつかの問題が発見されました。実行に際しては検証・修復共に15分程度かかりました。

ディスクの検証

こちらはWindowsのscandiskの様に、ディスクに保存されているカタログファイルや階層等を確認してくれる様ですが、詳細は良く理解出来ていません。

250GBのディスクをチェックしましたが、10分以下で完了しました。ただし、実行中はCPUパワーとメモリを消費する為、他のアプリは応答しなくなったりします。

ウチのMBPの検証では特に問題は発見されず、安心しました。なお、起動しているディスクは修復出来ない様ですので、Mac OS Xディスクから起動してディスクユーティリティを実行する事で修復出来る様です。

たまには時間を見つけてお試しを。

iPhotoのライブラリが巨大化してしまったら…

今日は仕事が終わってからTe-Tsuさんと職場の近くの家電量販店に行ってきました。「MacBook Air素敵だなぁ〜」とうきうきしながら店内を歩いていると、Te-Tsuさんが外付けHDDを見に。

ウチ: iMacのハードディスク、空き容量足りないですか?
Te-Tsuさん: うん。
ウチ: 何がそんなに圧迫するんですか?
Te-Tsuさん: iPhotoのライブラリがでかいんだよ。

なるほど。確かに、デジタル一丸レフのRAWデータ等、JPEGとは比にならない程1枚当たりのファイルサイズが大きいですからね。ウチのMBPも250GBのハードディスクを搭載しているのに空き容量は35GB程。見てみると、iPhotoのライブラリが112.81GBに膨れ上がっています。

そして会話の続き…

Te-Tsuさん: iPhotoのライブラリって外付けハードディスクに置けないのかな?
ウチ: 出来るんじゃないですかね。もしかするとpreferenceファイルをいじらないとダメかな?
二人 Mac 売り場でMBPをいじりながら…
ウチ: iPhotoの環境設定には無いですね、きっと裏技で出来ますよ。
Te-Tsuさん: そうだよねぇ〜。

ということで、早速調べてみました。

iPhotoのライブラリって?

普通の使い方がされていれば、ホームディレクトリのピクチャフォルダ内に「iPhoto Library」があるはずです。これが、iPhotoが写真を格納している”パッケージファイル”。

マウスで右クリックをすると「パッケージの内容を表示」というメニューがあり、クリックすると中に格納されている写真のファイルやデータベースファイルがのぞけます。

注意: 間違えても、内容を変更したり、削除したりしないでください。ライブラリが壊れてしまうかもしれません。

この「iPhoto Library」がどんどん大きくなると、ハードディスクの容量が不足する事態に陥るかもしれません。

外付けHDDに「iPhoto Library」を移動してしまう?

USBやFirewire接続のHDDに「iPhoto Library」を移動してしまうのが一番簡単な解決策に思えます。その場合、iPhotoに新しいライブラリの場所を教えてあげる必要があります。

その方法は

1. iPhotoを終了

2. 「iPhoto Library」を外付けHDDへ引っ越し(移動)

3. [option]キーを押しながらDock上のiPhotoアイコンをクリック。クリック後もoptionキーは押しっぱなし!

すると、こんな画面が表示されます。

この画面の「その他のライブラリ…」をクリックし、移動したiPhoto Libaryを選択すれば、移動先のライブラリを開いてくれます。

iPhotoのライブラリを複数にする?

移動したくはないけれど、とても古い写真は別のライブラリに入れたい様な場合でも応用出来そうです。先程と同じ手順で、iPhotoのライブラリ選択画面を表示し、新規作成…をクリックします。

新しく作るライブラリのパッケージファイル名を指定し、場所(もし外付けHDDに作るなら適宜変更)を指定して保存をクリックします。すると、まるで初めてiPhotoを起動した時の様に何も含まれないiPhotoライブラリが出来上がります。

この通り。

再度、元のライブラリに戻りたい場合は、iPhotoを終了、optionを押しながらiPhotoを起動して元のライブラリを選択です。

元通り!

残念な事は、2以上のライブラリを同時に開く事が出来ない点。最初から計画的に複数のライブラリを使い分けるのであれば良いのですが、既に一つのライブラリに入っている写真の一部を、新しいライブラリに移動するのは結構苦労するかもしれません。

しかし、この方法であれば内蔵HDDと外付けHDDに写真を分散する事も出来そうですね。

iPhotoの調子が悪い時も…?

ライブラリの選択画面を表示する為には、[option]を押しながらiPhotoを起動でした。

今度は、[option]と[command]を一緒に押しながらiPhotoを起動してみてください。

何やら複雑な画面が表示されました。この画面は、何か問題がある場合にライブラリを再構築し、修復する為の画面です。チェックを付けた項目が実行される様で、実際にこの再構築を行う前に一度ライブラリをバックアップしておいた方が良さそうです。(とはいえ、既に120GB程度に膨れ上がったライブラリをどこにバックアップするか….という問題がありますが)

参考になれば幸いです〜。

参考リンク:

iPod Photo (4G) が….壊れた。

2004年から約5年間、主に車の中で音楽を聴く為に活躍してきたiPod Photoが壊れました。原因はハードディスクの故障。

iTunesに接続しても「ディスクが見つかりません」というエラーメッセージが表示され、数曲しか同期出来ません。写真も転送しようとしますが、数枚転送すると同じ様なエラーメッセージが表示され、ダメ。

最近の2年間はずっと車の中に入れっぱなしで、振動や高温環境にさらされてきたので、ムリもありません。

既にiPod nanoやiPhoneがあるので、引退させても不都合は無いのですが、せっかく故障したので分解してみました。

白い部分と、銀色のベース部分の間にプラスチック製の工具を捩じ込み、さらに不要になったクレジットカードを使って両側面にある爪を上側から下側へ徐々に外していきます。

Dockコネクタの両脇にある一番大きな爪がとれると、前面が外れますが、一カ所フラットケーブルがつながっている箇所が有るので慎重にコネクタを外します。

ハードディスクは1.8 inch / 8mm厚のタイプ。TOSHIBA社のMK6006GAHが搭載されていました。スポンジとゴムで振動対策をしている様ですが、さすがに車内での連続使用には耐えられなかった様ですね。

バッテリーが少し膨らんでいるのが気になりますが、安く中古のハードディスクが手に入るようであれば、載せ換えてみおうと思います。

詳しい分解方法は検索エンジンで「iPod 分解」とすると見つかります。分解される方は自己責任で (^^;;