Eye-Fi: Connect / Explore / Pro X2シリーズは1ヶ月経っても品薄状態。

2010年5月20日に国内で販売されたEye-Fi X2シリーズ。RAWデータの転送が出来る様になったので(Eye-Fi Pro X2のみ)気になっているのですが、様々な家電量販店にってもなかなか見かけません。Eye-Fiのサイトで確認してみたところ上記の様な”お知らせ”が。「大変」品薄状態という事の様です。

Eye-Fiについておさらいしてみると、WiFi機能が入ったSDカード。数年前から発売されておりウチもCanonのコンパクトデジカメに差して使っています。あらかじめて設定しておいたWiFiアクセスポイントの圏内でデジカメの電源を入れるだけで撮影した写真を設定したMac/PCのフォルダや、MobileMe/Picasa等のオンラインアルバムに自動的に転送してくれます。

ウチには24時間動いているMac Miniが一台あるので、Eye-Fiからの転送先をそのMacに設定しておく事で撮影した写真をMBPやAirから見に行く事が出来てとても便利です。もちろん、24時間動いているMac/PCが無くても一旦Eye-Fiのサーバーに写真をためておき、Mac/PCの電源が入ったときにローカルへ転送するモードもあるのでデジカメをUSBケーブルで接続したり、SDカードを取り出す面倒さが無くなります。

Eye-Fi X2シリーズはさらに容量が大きくなり、SDカードの性能としてもClass 6、WiFiはIEEE802.11 a/b/g/nに対応するなど、従来のEye-Fiに比べるとかなりパワーアップ。また、「無限のメモリーモード」という不可解な名称の機能が追加され、SDカードの空き容量が無くなり撮影できなくならない様に、転送が終わったファイルを古い順に自動的に削除する事も出来ます。従来のEye-Fiの場合は転送が終わった事を確認し、デジカメを操作して自分で削除しなければならなかったので、さらに手間が減って便利そうです。

また、カメラによっては液晶画面にEye-Fi X2カードの動作状況が表示されます。実家にあるSONY アルファ NEX-3でEye-Fi X2カードを使ってみると、液晶画面の左上に写真を転送中のアイコンが表示されます。この表示があれば、転送が終了したかどうかを確認してからデジカメの電源を切る事が出来てよいですね。

唯一気になるのはこちらの記事で紹介したムービーを撮影した時のノイズ。この事を除けばEye-Fiが言う様に「最強のSDカード」です。

気になるお値段はSDカードの数倍…。コストの面でハードルは高いのですが、一度手に入れるとこれなしではいられない便利さです。2010年6月26日、Amazonで調べてみると在庫が有るショップも見かけますので、そろそろ供給が需要に追いついてきたといったところでしょうか。

*価格情報は2010年6月21日現在のものです。