WordPress の バージョン 3.2 がリリースされてます。

2011年7月4日にWordPressのバージョン3.2がリリースされています。

このバージョンのニックネームは「Gershwin」。WordPressのリリースノートによると「作曲家でありピアニストのジョージ・ガーシュウィンに敬意を表したものです。」との事です。

ハイライトとしては次の事が挙げられています。

  • 管理画面 UI リフレッシュ
  • 新デフォルトテーマ「TwentyEleven」 – 最新のテーマ機能を活用。
  • フルスクリーン編集画面 – 集中執筆モード
  • 管理バーの拡張 – 便利なリンクを追加
  • WordPress はスピードアップし、よりライトに

導入要件として、PHP バージョン 5.2 以降、MySQLバージョン 5.0.15 以降が必須となっています。ウチの環境はいずれも満足しているので、今度の週末に十分時間があるときにバージョンアップをしてみようと思います。

メジャーバージョンアップは久しぶりなので楽しみです。

参考リンク: Version 3.2 – WordPress Codex 日本語版


iPhone, iPad App: WordPress App Version 2.8

2011年5月18日にiPhoneとiPadのUniversal Appである WordPress アプリがバージョン 2.8 にアップデートしています。今まではこのアプリの役割としてWordPressで運用しているブログへの記事投稿やコメント編集が主でしたが、今回のバージョン2.8からはWordPress Statsに対応し、アプリのインタフェースからブログへのアクセス統計情報を確認できる様になりました。

Android向けのWordPressアプリは以前からStatsに対応していたので、追いかけるかたちとなりましたが、iPadの大画面で投稿編集、コメントの承認、そしてアクセス統計情報を確認できるとても便利に感じています。

今回のバージョンアップでの変更内容は以下の通りです。

Besides crash and bug fixes, the highlights for 2.8 are:

  • Quick Photo button: only available on iPhone for now.
  • Stats
  • Added translations to Japanese, Italian, Portuguese, Spanish, Swedish, Bosnian, Hebrew, German, Dutch, French and Croatian.

今回のバージョンアップで日本語化も行われており、一層分かりやすく、使いやすくなりました。

WordPressでブログを運用されている方はいかがでしょうか。なお、Statsを利用する為にはプラグインのインストールと統計情報を収集するためwordpress.orgのアカウント登録、そしてインストールしたStatsプラグインの設定が必要となります。

参考リンク: WordPress App – iTunesで開く

iPhone/iPad: WordPress – Universal App for iPhone and iPad – Version 2.6.6

WordPress iPhone Appがまたバージョンアップしています。今回もマイナーバージョンアップで、バージョン2.6.6。以下のバグが解決されている様です。

  • Editing a post doesn’t preserve the correct publishing date.
    投稿編集時に正しい公開日が保持されない問題。
  • App freezes if you change status to Draft on iPad.
    iPad上でステータスをDraftに変更した場合にアプリがフリーズする問題。
  • Pages crash when publishing from the Media tab.
    メディアタブから投稿を公開した場合にクラッシュする問題。

最近WordPress Appは活発にバージョンアップを繰り返していますが、未だにビジュアルエディタにならないのが少し残念。いずれはデスクトップ版のSafari等でWordPressのダッシュボードから投稿するときの様なエディタに進化してくれると嬉しいのですが….。

参考リンク: WordPress App – iTunesで開く

iPhone/iPad App: WordPress App, Version 2.6.5 release

iPhoneとiPadのWordPress ユニバーサル・アプリ がバージョンアップして2.6.5 になっています。一つ前のバージョン2.6.4 は2011年1月12日頃にリリースされていましたので、1ヶ月未満で二つ目のマイナーバージョンアップとなりました。

Ver. 2.6.4で解決していると思っていたiPad版での起動時に表示されるXML-RPC Error メッセージが直っていなかったので、今回のバージョン2.6.5に期待していたのですが、やっぱり直っていませんでした (残念…)。

とはいえ、今回も沢山のバグフィックスが行われている様です。

Fixes for several bugs:

  • Crash when uploading videos
  • Crash when adding a picture from photo library
  • Image adding works, but image code disappears on publish
  • Crash when accepting to learn more about VideoPress
  • Custom Size Dialog Broken on 2G
  • Can’t change date or post password for post that already exists on blog
  • Content area has height issue, doesn’t show all content towards the bottom
  • Crash when navigating away from post if media upload is in progress
  • Restore Unsaved Post is Busted
  • Autorecovery is broken
  • Can’t use app if you change WordPress.com username/password
  • Image upload fails for large pictures
  • Selecting row should check comment when bulk moderating comments
  • Editing and saving a page on an iPad creates a copy and doesn’t update the original page
  • Landscape mode quirks
  • Previewing is flaky
  • Crash on app launch
  • Image upload fails without error msg
  • The app doesn’t show any error msg if the server is down and you try to upload a media file
  • Issue when attaching media to a post
  • Photo rotation issue
  • Error while adding WP.com blog
  • Some text fields don’t get appropriate focus
  • Text overflows on the ipad in certain conditions
  • Cannot edit pages in landscape orientation
  • The “Discard alert” appears when there is no changes on post
  • Selecting a page draft on iPad doesn’t stick the blue background color
  • Preview is “blank” even if i’ve attached images to a new post
  • Gravatars not loading in comment list on first load?
  • Discard/cancel prompts in odd place when post has geolocation
  • Oddities on the write screen when you have multiple blogs
  • Save or Publish button missing for an unpublished post
  • Blog list doesn’t refresh on iPad after saving a local draft
  • Blogs list allows landscape mode
  • Saving a local draft while offline still gives you a no connection prompt

とまあ、iTunesから修正内容を転記してみましたが、ウチも遭遇したiPadで既存のポストを編集、更新した場合に、変更後の内容が新しい投稿として追加されてしまう問題や、編集エリアの縦方向サイズが足りずに全ての内容が表示出来ない問題などが修正されている様です。

頻繁に利用される方はアップデートしてみてはいかがでしょう。

参考リンク:

iPhone/iPad App: WordPress AppがVersion 2.6.4へバージョンアップ – Logon Blog

WordPress – iTunesで開く

iPhone/iPad App: WordPress AppがVersion 2.6.4へバージョンアップ

2011年1月12日、iPhoneとiPadのユニバーサル・アプリ 「WordPress」がバージョンアップしています。

WordPressブログのコメント承認や返信、新規投稿や既存の投稿を編集する機能など便利なAppでウチは以前から愛用しているのですが、特にiPadで投稿を扱った場合の挙動が怪しく、重複して投稿が公開されてしまったり、貼付けた画像が正常に表示されなくなってしまったりと結構クセがありました。今回のバージョン 2.6.4 での変更内容は以下の通り。

Fixes for the following issues:

  • App doesn’t save line breaks
  • Autosave Recovery No Longer Working
  • (iPad Only) Crash on Pages tab after Deleting Page draft
  • Adding a video plays it on background
  • “link help box” runs off screen, broken link formatting
  • CoreData Crash with Pages on iPad
  • Unable to add blogs protected with HTTP-Authentication
  • Pages overview doesn’t load existing pages on first load
  • Losing content using the basic HTTP Auth
  • Improvements on the XML-RPC parsing process
  • User Agent is Incorrect when Uploading Files
  • Offline Saving/Publishing flawed
  • Media Upload Issues/duplicates
  • Changing Status of a post in Edit is broken
  • Posts not refreshing on first run
  • ‘Load More’ showing when not needed
  • Meda list should be ascending
  • Text overflows on the iPad in certain conditions

Additional functionality:

  • Custom image sizes are now supported

ほぼ問題修正バージョンとなっていますが、いくつかiPadのみに関連する問題も修正されており全体的に改善されている事を期待しています。まだバージョンアップしたばかりで試せていませんが、今度iPadからの新規投稿などテストしてみようと思います。

参考リンク: WordPress – iTunesで開く

iPhone App: WordPress Stats のグラフを見る為のアプリ (Statistics, WPStatsDashboard)

このLogon BlogはWordPressで運用しながら、日々公開する投稿の内容をWordPress Statsというプラグインを用いて、人気のある話題を参考にしながら考えたりしています。さらにWordPress Statsプラグインを使うとWordPressのダッシュボード(管理画面のトップページ)に日毎、週毎、月毎のビュー数や検索キーワード、見て頂いている投稿を確認する事ができて色々な傾向を確認するのに役立てる事が出来ます。

しかし、ビュー数のグラフはiPhoneのSafariやその他のブラウザを用いても表示する事が出来ない為、Mac OS XのSafariやWindowsのIEなどMacやPCのブラウザを使用する必要がありました。そこで数ヶ月前にiPhoneにインストールしたのが Statistics for WordPress というアプリ。このアプリはwordpress.comのサーバーからAPI KeyとサイトのURLを元にビュー数のグラフ表示や最も見られている投稿、リファラーのリストを表示する事が出来ます。しかし残念な事に(ウチのiPhone 4上では)動作が非常に不安定で表示更新中にしょっちゅうアプリが落ちてしまいます。

そこで、今日見つけたのが WPStatsDashboard。先月リリースされたばかりの有料 600円 のアプリでしたが、Statistics for WordPressとの併用も考えつつ思い切って購入してみました。

ということで、それぞれのアプリについて説明してみます。

まずは下準備

WordPress Statsプラグインのインストール・設定

Mac/PCのブラウザからWordPressで運用されているブログの管理画面に入り、WordPress Statsプラグインのインストールと設定を行います。今回はiPhone Appの紹介なので詳細は割愛しますが、プラグインをインストール・有効化するとともに、 WordPress.com でアカウントを作成して「APIキー」を取得し、WordPress StatsプラグインにそのAPIキーを設定します。

これでMac/PCのブラウザで自分のブログサイトのダッシュボードにWordPress Statsプラグインが追加され、ビュー数グラフやよく見られている投稿が表示される様になります。

WP-Stats-Dashboardプラグインのインストール・設定

“Statistics for WordPress” iPhone Appの場合は不要ですが、”WPStatsDashboard” iPhone Appを使う場合には自分のブログにWP-Stats-Dashboardプラグインがインストールされている必要があります。こちらも詳細は割愛しますが、プラグインをインストール・有効化するとWordPress管理画面の左側に「WPSD」というカテゴリーが追加されるので、その設定でBlog ID (WordPress Stats プラグインがインストールされていれば自動的に入力される)、WordPress.comのアカウント情報を入力して保存すればOKです。

すると、自分のブログサイトのダッシュボードにWP-Stats-Dashboardのアイテムが多数追加されます。不要であれば、ダッシュボードの上部にある「表示オプション」でそれらのアイテムのチェックを外し表示しない様にしてしまっても問題ありません。結局表示される内容はWordPress Statsプラグインと同じ内容なので。

iPhone Safariで表示してみる

試しにiPhoneのSafariで自分のブログのダッシュボードにアクセスしてみます。前述の通り残念な結果になるはずです。Mac/PCのブラウザでは表示されるグラフの部分がぽっかり白く表示されてしまいます。ちなみに Flash 対応のSkyfireを使っても表示できません(フラッシュビデオではないので当たり前かもしれませんが)。

iPhone App – “Statistics for WordPress” や “WPStatsDashboard” をインストール

App Storeから購入してインストールします。どちらも有料Appなので慎重に選ぶ必要があるのですが、現時点でウチのお勧めは「Statistics for WordPress」です。その理由としては、ブログ側にインストールするプラグインが一つで済むという事と、表示できる情報が圧倒的に「WPStatsDashboard」多い為です。「Statistics for WordPress」はブログのダッシュボードで表示できる主な情報をiPhone上で表示できます。例えばビュー数の多い投稿などは日毎のみですが多い順に表示ができますし、リファラーも同様です。「WPStatsDashboard」はビュー数のグラフのみの表示にとどまっており、2011年1月5日時点のバージョン1.0ではそれ以外の情報を表示する事が出来ません。

それぞれのスクリーンショットを並べてみました。

起動画面です。これはそれほど重要ではないですね。どちらもiOS 4.0のバックグラウンドに対応していますので、一度起動すれば他のアプリへ/他のアプリから切替可能です。

サイトの追加画面です。「Statistics for WordPress」は”表示名”、”WordPress.comで取得したAPIキー”、”自分のブログのURL”を入力します。「WPStatsDashboard」の場合は、”自分のブログのURL”、”自分のブログのログイン情報”を入力します。つまり、前者はWordPress.comのサーバーからAPIキーとブログのアドレスを元に情報を収集しており、後者は表示するブログにインストールされたプラグインから情報を収集しています。

登録済みサイトの表示画面です。「Statistics for WordPress」の場合は好きな命名でサイトを並べる事ができ、新規追加はEditボタンをタップした時のみ表示されます。「WPStatsDashboard」の場合はブログのURLで表示され、新規追加のボタンが常に一番上に表示されます。

実際に情報を表示した状態です。「Statistics for WordPress」の場合は縦軸の数字が手頃に間引きされており読み取る事が出来ます。また、その下のメニューから見たい情報をタップするとさらに詳細が表示されます。グラフは日毎、週毎、月毎に表示を切り替える事が出来ます。「WPStatsDashboard」の場合はグラフのみの表示。折れ線グラフと棒グラフの切替が出来ますが縦軸の数字が間引きされておらず、さらにフォントサイズが微妙なので読み取れません。

なおどちらも横画面に対応しています。「Statistics for WordPress」は二本の指でタップした区間のビュー数比較を行う事が出来ます(株価Appの様に)。

見ての通り、現時点では「Statistics for WordPress」の方が優れていると感じますが既に3ヶ月以上アップデートの無いAppな為、今後どの様に改良されるかは分かりません。対して「WPStatsDashboard」はまだ公開されたばかりの新しいアプリで、動作も今のところ安定しており軽快なので今後に期待したいと思います。

参考リンク:

WordPressのプラグイン Counterize II を利用してアクセスカウンターを設置する方法

ウチのブログはWordPressを使用しており、実家に設置したMac Mini Serverで運用しています。そして、アクセス解析の為に Counterize II というプラグインを用い、時間毎や曜日毎、日毎のアクセス状況を確認したりしています。

この Counterize II は、詳しいアクセス分析以外にも累積アクセス数やその日のアクセス数を表示することができるのですが、標準では管理画面 (Blog URL /wp-admin/ ) のダッシュボードにしか表示されません。せっかくこの様な機能が搭載されているので、Blogのトップページにもアクセスカウンターを設置したいと思い、色々調べたり、試したりした結果、実現しましたので紹介してみます。

なお、テーマは Mystique というものを利用しており、この他のテーマでも同様の方法で設置出来ると思いますが、特殊な構造の場合は適用出来ないかもしれませんのでご了承下さい。

Step 1: WordPressの管理画面の左側に並んでいるメニューから、[外観] – [テーマ編集] をクリックします。

Step 2: テーマ編集画面右側に並んでいる [テンプレート] から サイドバー (sidebar.php) を見つけ出してクリックします。

Step 3: 中央の編集ボックスにサイドバーのソースが表示されます。

Step 3′: もし、編集ボックス直下に以下の様なメッセージが表示されている場合、sidebar.phpファイルのパーミッションを 666 へ一時的に変更する必要があります。この状態のままで編集しても保存する事が出来ません。

“変更を保存するには事前にこのファイルを書き込み可能にする必要があります。詳しい情報は Codex を参照してください。”

Step 3′-1: sidebar.phpのパーミッションを変更するには、telnet / ssh / ftp クライアントでブログが設置されているサーバーへ接続し、WordPress本体が置いてあるディレクトリ内に存在している使用中のテーマのsidebar.phpファイルを見つけ出します。例えばMystiqueテーマの場合は以下の位置にあります。

<WordPress本体のルート>/wp-content/themes/mystique

Step 3′-2: このディレクトリ内にあるsidebar.phpのパーミッションはデフォルトで 644 (-rw-r–r–) になっていますので、クライアントソフトを使ってこれを 666 (-rw-rw-rw) へ変更します。UNIXコマンドで変更する場合は次の通りです。

chmod 666 ./sidebar.php” (sidebar.phpのディレクトリがカレントである想定)

Step 3′-3: パーミッション変更後、WordPressのテーマ編集を再読み込みします。すると、変更を保存出来ない旨のメッセージが表示されなくなり、編集内容が更新出来る様になるはずです。

Step 4: いよいよsidebar.phpを編集します。既に上に貼付けたサンプルスクリーンショットは編集済みのものですが、次の様に編集します。

まず 1: に示す行を探します。通常はsidebar.php最初の方にあるはずです。そして、その下に 2: と 3: の行を追加します。これらの行は 4: の前に挿入されている必要がある様です。もっとも、よりちゃんとコードを読み解けば好きな位置にカウンターを設置することができるはずですが、とりあえず表示させるにはこれで実現出来ました。

1: <div id=”sidebar”>
2: Total:<?php echo counterize_getamount(); ?> hits and <?php echo counterize_getuniqueamount(); ?> IPs
3: Today:<?php echo counterize_gethitstoday(); ?> hits and <?php echo counterize_getuniquehitstoday(); ?> IPs
4: <ul class=”sidebar-blocks”>

なお、 <? ?> で囲まれた部分にはそれぞれ次の様な情報が表示されます。

<?php echo counterize_getamount(); ?> : 累積アクセス数
<?php echo counterize_getuniqueamount(); ?> : 累積ユニークIPアクセス数
<?php echo counterize_gethitstoday(); ?> : 今日のアクセス数
<?php echo counterize_getuniquehitstoday(); ?> : 今日のユニークIPアクセス数

Step 5: 編集が終わったら編集ボックスの下にある [ファイルを更新] ボタンを押し、表示される様になったかを確認してみます。意図した通りになっていれば、完了です。

Step 6: ファイルのパーミッションを変更した場合は元通り 644 (-rw-r–r–)へ変更しておきます。UNIXコマンドでの変更例は次の通りです。

chmod 644 ./sidebar.php” (sidebar.phpのディレクトリがカレントである想定)

皆さんにアクセスして頂き、当ブログは先日40万アクセスを越えました。ありがとうございます。あまり内容に統一性がありませんが、これからもApple、MacやiPhone/iPad関連の話題を中心に気になった事を色々と紹介してみたいと思いますのでよろしくお願いします。

参考リンク: