HuaweiのAndroid 2.2搭載スマートフォン、IDEOSでベンチマークを実行してみました。IDEOSはPocket WiFiの様なモバイルルータとしてや、音声通話(ウチはデータ通信専用SIMなので通話できませんが)、メールやWebを読む程度であれば十分な性能を持っていると思いますが、最新のAndroidデバイスと見比べてしまうと少し遅い印象は否定できません。
ということで、見える化を実行すべくSmartphone BenchというAppを使って処理速度やグラフィック性能を計測してみました。
スクリーンキャプチャが出来る環境が無いので、結果を列挙してみます。
- 3D (テクスチャあり): 25 FPS
- 文字列描画: 76 FPS
- ライン描画: 76 FPS
- 多角形描画: 52 FPS
- 透過PNG描画: 75 FPS
- 整数演算測定: 19,238 point
- 浮動小数点演算測定: 28,842 point
- 整数演算測定(NDK): 20,831 point
- 浮動小数点演算測定(NDK): 49,818 point
- ファイル書き込み: 1,833,174 Byte/sec
- ファイル読み込み: 142,987,636 Byte/sec
- SQLite 25,000 INSERTs: 16,406 msec
- 100 SELECTs on a string comparison: 228 msec
- 25000 UPDATEs with an Index: 35,842 msec
- DELETE with an Index: 5,2000 msec
これらの結果は他のデバイスと比較してみなければ分からないのですがWebで検索してみるとNTT Docomo HT-03A等のベンチマーク結果を掲載されている方がいたりして、グラフィック性能はそれほど差は無い様に見えますがCPUの演算処理系は遅い様です。
とは言っても価格を考えれば2万円以下、もしくは2万円前半で入手できるデバイスにその2倍以上する端末と同等の性能を求める事自体が間違いです。コンパクトで安価なAndroidスマートフォンとして割り切って使うか、iPhoneとの2台持ちやWiFiデバイスをテザリングで外出先でもインターネットへ接続する(まさにPocket WiFi Sとしての使い方)をメインに考えれば十分な性能だと考えています。
実際、ウチは外出先や電車の中でモバイルルータとして使っていますが、iPadをIDEOSのデザリングでインターネットに接続していてストレスはほとんど感じません(3G回線側の速度にも左右されますが、少なくとも速度が安定していれば)。
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