Mac: Java for OS X 2012-005 アップデート

2012年9月4日にAppleからMac OS X LionとMountain Lion向けにJavaのアップデートがリリースされています。

変更内容は以下の通り。

Java for OS X 2012-005 delivers improved security, reliability, and compatibility by updating Java SE 6 to 1.6.0_35.
Java for OS X 2012-005 で Java SE 6 を 1.6.0_35 にアップデートすることで、セキュリティ、信頼性、および互換性が向上します。

This update configures the Java plug-in to deactivate when no applets are run for an extended period of time. If the prior update named “Java for OS X 2012-004” was not installed, this update will disable the Java web plug-in immediately. Java applets may be re-enabled by clicking the region labeled “Inactive plug-in” on a web page.
このアップデートによって、どのアプレットも長期間実行されなかった場合に Java プラグインを無効にするよう構成されます。以前のアップデート“Java for OS X 2012-004”がインストールされていなかった場合は、このアップデートによって Java Web プラグインがすぐに無効にされます。Web ページで“停止中のプラグイン”ラベルの領域をクリックすると Java アプレットを再度有効にできます。

Please quit any web browsers and Java applications before installing this update.

See http://support.apple.com/kb/HT5367 for more details about this update.

See http://support.apple.com/kb/HT1222 for information about the security content of this update

ダウンロードとインストールはソフトウェア・アップデートから。適用前にWebブラウザやJavaで動作しているアプリの終了が必要ですが、OS Xの再起動は不要です。

Mac: OS X (Mountain Lion) 10.8.1 リリース

2012年8月23日、AppleからMountain Lion向けのマイナーアップデート 10.8.1 がリリースされています。

最近あまりにも忙しくて週末に久しぶりにMacBook Airを起動してみたらApp StoreのアップデートにOS X Update 10.8.1が登場していました。

Mountain Lionからソフトウェア・アップデートがMac App Storeに統合されていますので、ダウンロードおよびインストールはMac App Storeから、適用はOS Xの再起動が必要となります。

変更内容は以下の通り。(英語版と日本語版で変更内容の表示に違いがあるのが不思議です。最後2つの修正内容は英語には表示されますが、日本語環境では表示されませんでした)

This update includes general operating system fixes that improve the stability and compatibility of your Mac, including fixes that:
このアップデートではオペレーティングシステムの一般的な問題が修正されており、適用することによりお使いの Mac の安定性と互換性が向上します。10.8.1 アップデートでは、ほかにも以下の問題が修正されています:

  • Resolve an issue that may cause Migration Assistant to unexpectedly quit
    “移行アシスタント”が予期せず終了する原因となる問題を修正
  • Improve compatibility when connecting to a Microsoft Exchange server in Mail
    “メール”で Microsoft Exchange サーバに接続する際の互換性が向上
  • Address an issue playing audio through a Thunderbolt display
    Thunderbolt ディスプレイでオーディオを再生する際の問題を修正
  • Resolve an issue that could prevent iMessages from being sent
    iMessage でメッセージを送信できない原因となる問題を修正
  • Address an issue that could cause the system to become unresponsive when using Pinyin input
    拼音入力の使用中にシステムが応答しなくなる原因となる問題を修正
  • Resolve an issue when connecting to SMB servers with long names
    ロングネームで SMB サーバに接続する際の問題を修正
  • Address a issue that may prevent Safari from launching when using a Proxy Automatic Configuration (PAC) file
    Proxy Automatic Configuration (PAC)ファイルを使用した際にSafariが起動しなくなる問題の修正
  • Improve 802.1X authentication with Active Directory credentials.
    Active Directoryの802.1X認証に関する改善

For detailed information on this update, please visit this website: http://support.apple.com/kb/HT5418.

For information on the security content of this update, please visit: http://support.apple.com/kb/HT1222.

Mac: OS X Mountain Lionインストール完了 – 何が変わったか (6)

Mac OS X Mountain LionでiOS 5と同様にNotification Centerが導入され、カレンダーの予定や新しいメールが通知される様になっています。

新しいメールを受信したとき等、新しい通知はGrowlの様に画面右上にポップアップメッセージが表示され、その後Notification Centerに収まります。なお、Mac App Store経由でダウンロード、インストール可能なアプリの更新も通知センター経由で表示される様になっています。

Notification Centerに対応しているアプリのアラーム表示方法、アイコンへの通知数のバッジ表示等をシステム環境設定内で設定する事が出来ます。

iOS同様、様々なアプリの通知が一カ所に集まる様になって利便性があがりましたね。今後より多くのAppがNotification Centerに対応してくれると良いですね。

 

Mac: OS X Mountain Lionインストール完了 – 何が変わったか (5)

Mountain LionではTime Machineも改善されています。ネットワークやUSBに接続されているHDDに1時間おきにMacのバックアップをとってくれるタイムマシーンですが、Mountain Lionからは「バックアップの暗号化」と「複数ディスクの選択」が出来る様になりました。

ネットワークドライブへバックアップを作成している場合、LANからパスワードが一致しないとアクセスできないとはいえ、万が一の場合を考えると暗号化できるのは多少は安心に感じます。持ち運び出来るサイズのUSB接続HDDを紛失してしまった場合を想定しても、ビジネスでMacを使っていて情報漏洩を想定すると、暗号化は最低限必要な機能かもしれませんね。

設定方法ですが、バックアップ先ディスク選択画面にチェックボックスがあり、暗号化するかどうかが選べる様になっています。

さらに、複数ディスクがバックアップ先に選べる様になったので、MacBook Airなどラップトップを持ち運び自宅とオフィスで使っている場合等はそれぞれのネットワークドライブを設定しておく事で常にバックアップが作成される様になります。また、選択したドライブが同時に利用できる状態の時は交互に使う様ですので、バックアップドライブが故障した場合や、バックアップ先により大きな容量が必要な場合に使えそうです。

複数のディスクを選ぶには、まず一つ目を選択してバックアップを設定。更に同じ操作方法で別のディスクを選択すると、新たに選択したディスクのみ使うか、それとも両方使うか聞かれます。

ウチの自宅にはバックアップ先に選べるディスクが不足しているのでMacBook Airのバックアップがとれておらず、折角Time Machineもパワーアップしたので今度1TBか2TBのディスクを用意してバックアップ体制を整えようと思います。

Mac: OS X Mountain Lionインストール完了 – 何が変わったか (4)

Gatekeeperという機能がApple OS X Mountain Lionから追加されているのですが、全く設定(そもそも具体的な機能の内容)が分からず探していましたが、見つけたので紹介してみます。

Gatekeeperは、Macにインストールされるアプリの制御に関する機能。単純に説明すると、どこから得たアプリのインストールを許可・拒否するか。現在のところ3つのレベルから選択して、Macへインストールされるアプリケーションの安全性を担保する様になっています。

  • 一番厳しいレベル: Mac App Storeからのアプリケーションのみ許可
  • 真ん中のレベル: Mac App Storeと確認済み開発元からのアプリケーションのみ許可
  • 一番低いレベル: 全てのアプリケーションを許可

Mac OS X LionまではGatekeeperそのものが存在していなかったので、一番低いレベルでした。どのWebサイトから入手したアプリケーションであっても警告は表示されるもののインストールできました。今後はGatekeeperによってインストールしようとしているアプリケーションの開発元が確認され、設定に応じて拒否される様になっており、デフォルトは真ん中のレベルとなっていました。

設定を変更するには右下の鍵マークをクリック、管理者パスワードを入力する必要があります。

 

Mac向けアプリの開発者ではないので具体的にどのようにして「確認済み開発元」になれるのか分かりませんが、明らかにAppleがMac App Storeからのアプリ配布をより広めようとしている様に感じますね。ウチは個人的にはMac App Storeはアップデートも一元化できて気に入っているので良いと思っていますが…。

 

Mac: OS X Mountain Lionインストール完了 – 何が変わったか (3)

AppleのMountain Lionの新機能紹介第三弾。Safariの共有機能を紹介してみます。

Webブラウズをしていて、Twitterやメール、iMessageで誰か(不特定多数か特定の人に)共有したくなったときに、わざわざURLを別のアプリやWebページへコピー・ペーストしなくてもすぐに共有できる様になっています。

試しにTwitter、Messageで共有しようとすると次の様な小さなダイアログがSafariウィンドウの中央に表示され、コメントともにURLを共有する事が出来ます。

 

同じ共有ボタンには閲覧中のURLをブックマークに追加するメニュー、Emailで共有するメニュー、そして意外に便利と感じている「Reading List」へURLを登録するメニューも含まれています。

Reading List機能は、見ているWebページを後で読もうと思ったときに使える機能。Bookmarkへ追加しても良いのですが、まだ内容を読んでいなくて果たしてBookmarkに追加すべきかどうか判断できないときも取りあえずReading Listに入れておけば後で時間がある時にリストを見直して閲覧する事が出来ます。そして何より、このReading Listに登録されるURLもiCloudのBookmark同期の対象となっている為、同じiCloudアカウントで同期しているMac、iPhone、iPad間で同じReading Listを共有できます。

  

Reading Listに登録したURLはブックマック・バーの一番左のボタンか、ツールバーをカスタマイズして追加できるボタンをクリックすると表示できます。また、iOSデバイスの場合はSafariのブックマークを一番上の階層までさかのぼるとReading Listがあるので、これをタップすると登録されているURLが表示されます。iOSデバイスの場合、Reading Listに対応しているSafariはiOS 5以降に搭載されています。

 

ちなみに、Mac Safariのツールバーカスタマイズは、ツールバー上でマウスの右クリックで表示されるメニューでカスタマイズを選択するとボタンを増やしたり、減らしたり、標準のボタンセットにリセットしたり出来ます。

家でMacを使って見ていたWebサイトを出掛けた先で閲覧したいときや、出先で見つけた気になる記事を覚えておくのに便利と思います。

Mac: OS X Mountain Lionインストール完了 – 何が変わったか (2)

Mountain LionにアップグレードしたMacBook Airを毎日使っていますが、今日は画面共有Appでの変化を見つけました。

いつもの様に画面共有機能を使って同じネットワーク内にあるMac miniにアクセスして操作していたのですが、ふとツールバーのアイコンを見てみると「クリップボードの内容を自動的に送受信する」機能を見つけました。

画面共有Appの環境設定にも「Use shared clipboard」という設定項目が増えており、デフォルトで有効になっています。

Lionまで搭載されていた画面共有Appは、接続元と接続先の間でクリップボードを送受信する為にツールバーのボタンを押したり、メニューを開いて操作しなければなりませんでした。時々ローカルのSafariで開いているのと同じWebサイトをリモート側で開く際も、ローカルでURLをコピーして、画面共有Appでクリップボードの内容を送信するボタンを教えて、リモート側のSafariにURLを貼り付けて開くという手間がかかっていました。

今後は自動的にリモートでコピーした内容がローカルのクリップボードに、その逆も行われるので、わざわざ画面共有Appでボタンを押す必要がなりました。このような機能はWindowsのリモートデスクトップに昔から搭載されているので、ようやく標準的な便利さになったという感じでしょうか。