オムロンのUPSも良さそうかな….

昨日の停電で予期せぬ再起動に見舞われたサーバーを保護する為にAPCのUPSを検討してみましたが、もう一つの大手オムロンのUPSも調べてみました。

テーブルタップ型のUPSで一般ユーザーでも導入しやすそうなレンジとしてはBZ35LT2とBZ50LT2がありました。いずれも寿命が4〜5年のバッテリを搭載しており、バッテリの保証期間も1年間(購入後1ヶ月以内に登録が必要)で本体の保証期間は3年間です。

出力は合計6コンセントあり、うち3つがバックアップ、残り3つはサージ保護のみのスルーです。

MacやPCとの接続は標準USBケーブルが使え、本体側にはUSBのBタイプコネクタを装備しています。OSのシャットダウン管理などを行えるアプリケーションとUSBドライバは無償でダウンロードできます。

モデルによる違いは出力容量で、BZ35LT2が350VA/210W、BZ50LT2が500VA/300Wです。バックアップ時間は接続されている機器の容量によって最短3分〜最長で90分。

気になるAmazonでの価格は…

オムロン 無停電電源装置 BZ35LT2 : 11,660円 (定価は18,900円)

オムロン 無停電電源装置 BZ50LT2 : 15,124円 (定価は24,150円)

で家庭用サーバーにも手が出せそうなレンジです。ちなみに、停電時のブザーもOFFに出来るので一般家庭に設置する場合には驚く事が無くて良さそうです。

メーカーの製品情報ページはこちら

*Amazonの価格は2010年8月19日現在の情報です。

やっぱりUPSかな…..停電でMacサーバーが再起動

今日2010年8月18日、関東地方では夕方から雷注意報が発令されており、ちょっと心配はしていたのですが予想通りこのblogを運用している東京都八王子市でも停電があったとの事。

ウチが住んでいる神奈川県茅ケ崎市から、サーバーが設置されている実家のある東京都八王子市までは車でも1.5時間程離れており、万が一停電後にサーバーが復旧しないと何かと不便な事は今年の6月の停電のときに痛感しました。その時もUPS導入を考えたのですがAPCのエントリーモデルも少しスペック不足の様な気がして躊躇っていました。

とはいえいつまでも放置しておいたらいずれはサーバーのハードディスクが物理的に故障したり、OSのサインストールが必要になったりと心配は絶えません。ということで、もう少し上のモデルのスペックを見てみました。

APC RS – Power Saving Back UPS Proシリーズ : BR400G-JP と BR550G-JP

共通してバックアップ出力3系統 + サージ保護3系統を備えています。さらにEthernetや電話回線のサージ保護も1回線分備えており、通信系の経路からの雷サージから機器を保護する事も出来ます。

MacやPCとのインタフェースはUSBになっており1系統。またMac OSとWindowsで動作するPowerChute Personal Editionが標準でバンドルされているので、付属のUSBケーブルでサーバーと接続すれば停電障害時にサーバーを自動的にシャットダウンする設定も容易に出来ます。(Mac OS X 10.4.9以降の場合はOS標準のUPS管理ツールで利用可能)

本体全面には液晶パネルを装備しており、運転状況、過負荷警告などの情報を本体のみで確認する事が出来ます。

出力電力容量はモデル毎に次の通り。

モデル名と型番に含まれる数値はワット数を表していないので注意が必要です。接続する機器の合計消費電力を確認し、十分な出力電力容量のモデルを選択する必要がありそうです。

Power Saving Back-UPS Pro 400 – BR400G-JP: 240W / 400 VA

Power Saving Back-UPS Pro 550 – BR550G-JP: 330W / 550 VA

ほとんど直接見る事が無い(というか、電源コンセントのそばに設置されるので見にくい)存在のUPSですが、見た目もスマートで良いデザインです。気になる価格はAmazonで1万円前半。90Wの違いで価格差は1,000円程度。APCのオンラインショップで購入するよりもAmazonの方がさらに安く入手できます。

Power Saving Back-UPS Pro 400 – BR400G-JP: 12,288円

Power Saving Back-UPS Pro 550 – BR550G-JP: 13,623円

もうすぐ夏も終わるので頻繁に停電になる季節は過ぎるでしょうが、来年の事も考えて検討を続けいたいと思います。

* 価格は2010年8月18日現在のAmazonでの情報です。

停電対策にUPS導入を検討…

先ほどのエントリーでお伝えした通り、今日は雷雨の影響で停電が発生しサーバーがダウンしてしまいました。電源供給復旧時に起動する様に設定してありましたが、残念ながら起動途中で停止してしまい手作業で電源の再投入をするまでサービスの提供が出来ませんでした。

このサーバーでは外部向けのWebサービス、メールサービスのみだけでなく、実家の家庭内LANのDHCP、DNS、ファイルサーバを兼ねている為、ダウンすると様々な不都合が生じます。

データのバックアップは常に考えている事なのですが、まさか停電によって電源供給が遮断される事は想定していなかったためブログの管理画面にアクセスできなくなった時は驚いてしまいました。

停電対策で真っ先に思いつくのはUPS。早速ですがUPSの導入を検討したいと思い、少し調べてみましたので紹介してみます。

UPSは接続されている機器をソース電源サージから守ったり、ソース電源が遮断されたときに内蔵されているバッテリーを用いて機器に電源供給を続けてくれますが、正しくはソース電源が遮断されたタイミングで正しい処理方法でOSをシャットダウンする様に設定する事が本来の使い方だと思います。とはいえ、一般家庭で長時間にわたる停電が頻繁に発生する事は少ないと思うので、とりあえず内蔵バッテリーで接続機器を断続的に稼働させる事だけを考えた場合、APC ESシリーズがお手頃だと思います。

モデル: BE325-JP

モデル: BE550G-JP

モデル: BE750G-JP

  • APC Power-Saving ES 750 BE750G-JP
  • 450 Watts / 750 VA,入力 100V / 出力 100V, 10 Outlet
  • 50W機器の最大バックアップ1時間06分間程度
  • 価格: 15,758円

接続する機器の数や容量によってモデルを選ぶ必要はありますが、最も安いモデルは5000円以下で入手できる事は驚きです。その10倍以上の価格のサーバーや、そこに保管されているデータが故障したり失われたりする事を考えればとりあえず導入しておくのも良いかもしれません。