iPhoneとMobileMeのシンクが….

一昨日リリースされたiPhone OS 3.1.3へのアップグレード時に「一旦奇麗さっぱり設定をし直してみよう」と思い、バージョンアップでは無くiPhone OS 3.1.3で「復元」しました。

そして、早速MobileMeアカウントの設定を行い、メール、連絡先、カレンダーそしてブックマークの同期を設定しました。

…. 待つ事15分。いつまで待っても連絡先、カレンダー、ブックマークが同期されてきません。
通常、MobileMeと正常にシンクしている時は連絡先もカレンダーもそれぞれ「連絡先のグループ一覧」や「カレンダー一覧」を表示出来ますが、この画面も現れません。

結局30分待っても何も起こらず、トラブルシューティングへ。

MobileMe:iPhone または iPod touch の同期に関する問題のトラブルシューティング
http://support.apple.com/kb/TS1672?viewlocale=ja_JP

このトラブルシューティングでは、iPhoneの電源をOFF/ONしたり、MobileMeと同期するデータの設定をOFF/ONしたり、一度MobileMeアカウント設定をiPhoneから削除して再設定したり、等々。全てを試し、結局iPhone OSの復元を再度行ってみましたが、結局解決には至らず….。

MacBook Pro や Mac miniは正常にMobileMeと同期出来ているので、iPhone側に問題があると思ったのですが、いずれにせよMobileMeとの同期に関する問題だったので、MobileMeサポートへWebから問い合わせを行ってみました。

アップル – サポート – MobileMe
http://www.apple.com/jp/support/mobileme/

待つ事約1日。早速MobileMeサポートチームからメールが届きました。その結果、

カレンダー、コンタクトデータの同期データをリセットする事で解決する場合がある

との事。ウチの設定云々ではなく、同期データに問題があるという事でしょうか。

とにかく送られてきた手順に従ってみます。

  1. 同期データのリセットは必ず最新情報が保存されているコンピュータから実行する事。
  2. 可能であれば、データのバックアップを保存する事。
    MobileMe データのバックアップ方法
    http://support.apple.com/kb/HT1813?viewlocale=ja_JP&locale=ja_JP
  3. そして同期データのリセットを行う。
    MobileMe: 同期データをリセットする方法:
    http://support.apple.com/kb/HT1497?viewlocale=ja_JP

特に手順3を慎重にする必要があります。
同期データのリセットを手順に沿って実施すると次のいずれかが行われることになります。

パターン1:

MobileMeの情報を一旦削除し、同期データのリセットを行ったコンピュータの情報で書き直す

パターン2:

同期データのリセットを行ったコンピュータの情報を一旦削除し、MobileMeの情報で書き直す

そして、同時に、同期していた全てのコンピュータやiPhone / iPod Touchなどの同期状態情報をリセットし、それらに対してMobileMeのデータを送り込みます。

この作業を行った結果、即座にMobileMeからiPhoneへ全ての情報が同期され、今まで通り連絡先、カレンダー、ブックマークが表示され、使える様になりました。ヨカッタ〜!!

同期データのリセット手順のスクリーンショットを載せておいてみます。参考にしてください。

1. システム環境設定 – MobileMeを開き、同期のタブを開きます。

2. 右下にある「詳細」ボタンをクリックします。

3. すると、同期しているデバイスの一覧が表示されますが、無視して左下の「同期データをリセット…」をクリックします。

4. 置換の対象となっていますが、何の同期データをリセットしたいかを選択出来ます。また、方向を間違えない様にします。もし、そのコンピュータに保存されているデータでMobileMeのデータを置き換える場合、→をクリックします。

5. そして「置き換える」をクリックすると選択したデータが選択した方向で置き換わります。

iPhone と Mac と MobileMe の ToDo 同期

iPhoneって、どうして標準ToDoアプリが無いのでしょうね。MacのiCalにはToDoがあるし、MailのToDoとはちゃんと連携して動作するのに。iPhoneは常日頃持ち歩くデバイスなので、これにこそToDoアプリが搭載されていてアラームで教えてくれる機能が欲しいのですが…。

そんな事をぼやいていてもAppleがすぐに実装してくれるわけではありません。もし、iPhone OS 4.0で実装されればとても嬉しい事ですが。

そんな不満を感じていた1年前。ウチはToDo lite (iPhone App)とAppigo Sync、そしてMobileMeサービスを用いて3つのデバイスのToDoを同期し始めました。既に1年以上この環境で使っていますが、今のところ便利に使えています。

ウチには2台Macがあり、Mac miniはLANに接続された状態で常時稼働しています。このMac miniを母艦として、Appigo Sync経由でiPhoneからiCalへ同期されたToDo項目をMobileMeと同期します。そして、もう一台のMBPのiCalへもMobileMe経由でToDoが同期されるという仕組みです。

ちなみにAppigo SyncはWindows版のβバージョンもある様なので、PCユーザーの方も使えそうです。

準備:

[iPhone] ToDo lite (無料版)もしくはToDo(有料版)をインストールします。

[Mac mini] Appigo Syncをインストールします。

[iPhone & Mac mini] iPhoneのToDo (lite)とMac miniのiCalが、Appigo Sync経由で同期出来る様に設定します。

[Mac mini] MobileMeと同期出来るように[システム環境設定] – [MobileMe]で設定します。

[MacBook Pro] MobileMeと同期出来るように[システム環境設定] – [MobileMe]で設定します。

使い方:

ほとんど操作すべき事は無いはずです。唯一、iPhoneが母艦のMac miniと通信出来る環境下でToDo (lite)を操作し、同期する程度です。この作業だけは手動で行う必要があります。MobileMeとMac mini / MBPの同期は(設定にもよりますが)自動的に行うことができるので、ほとんど意識する必要はありません。

所有しているMacが一台だけであれば、そのMacへAppigo Syncを使って同期すれば十分ですし、MobileMeユーザでない場合はGoogle等と同期出来るアプリケーションを入れておく事で同等の事が出来ると思います。

ごく稀にAppigo Sync – iCal – MobileMe の同期タイミングが合わず、母艦の画面に同期エラーが表示される事があるので、時々確認しておいた方が良いかもしれません。

ToDo (lite) 同期設定画面:

1枚目: ToDo起動画面。右下の設定ボタンをタップ

2枚目: 同期をタップ

3枚目: 既に設定済みの場合の画面例。サービスを切り替え中…をタップ。日本語表現がおかしいが、これがどのサービスとToDoを同期するかの設定。

4枚目: Appigo Syncをタップ。その後は指示に従って母艦のIPアドレス等を入力。

すると、母艦側のAppigo Syncに認証させる為の番号が表示され、MacのAppigo Syncへその番号を入力すれば同期出来る様になります。

なお、同期の方法は1枚目 ToDo起動画面の左下のボタンをタップで出来ます。

リンク:

2010年11月6日 追記:

MobileMeカレンダーが新しくなって、正常に同期できなかったり、同じToDoが複数出来上がってしまう現象が発生したので、eTask AppによるToDo同期を検討してみました。こちらのエントリーで紹介していますので良かったらご覧ください。

    MobileMe ギャラリー iPhone App

    AppleがMobileMeギャラリーiPhone Appをリリースしていますね。既に色々なところで紹介されているので、ご存知の方がほとんどとは思いますが…。

    App Storeのスクリーンショットはこんな感じ。

    早速ウチのiPhoneにもインストールして自分のギャラリーを表示してみました。

    初回起動時にMobileMeアカウントとパスワードの入力を求められます。一度入力すれば次回以降は不要。

    (左1枚目)起動するとまず、MobileMeギャラリーにアップロードされているアルバムの一覧が表示されます。 ちなみに、上に並んでいる小さな写真は、各アルバムの写真のサムネイルが右から左へ次々に流れて表示されます。このサムネイルの写真をタップすると、その写真が表示されますし、写真が属するアルバム一覧表示に移る事も出来ます。

    (左2枚目)アルバムをタップすると、そのアルバムに含まれる写真の一覧が表示されます。

    (左3枚目)さらに、アルバムの写真をタップすればその写真を拡大してみることができます。

    (左4枚目)もちろん、iPhoneを横にすれば写真も横向きに。

    この手のアプリなので、直感的に扱えるのは当然なのですが、特に接続エラーが発生する事も無く、3G回線でもそれなりに早く表示されました。これならiPhoneに写真が入りきらないときに使えそうです。
    ちなみに、右上にメールボタンがありますが、これはURLをメールで送る機能で、写真が添付されるわけではありません。

    無料ですので、iPhone + MobileMeユーザの方はとりあえずダウンロードしておいても良いですね。

    iPhone App: MobileMe iDisk App Version 1.1

    久しぶりにApp Storeのアップデートを見てみたら沢山のアプリがバージョンアップしていました。
    そのうちの一つ、MobileMe iDiskもバージョン1.1へ。

    使い勝手の修正や、パフォーマンスの向上、そしてバグ修正が含まれている様です。MobileMeユーザーのウチはほとんどの情報をiDisk上に保存しているので、重宝しているアプリの一つ。また少し使い勝手が良くなり、パフォーマンスが向上したのは良いニュースです。

    特に、iDisk上の画像をコピーしたり、カメラロールに保存出来るのはGoodです。

    MobileMe iDisk App, 1.1MobileMe iDisk App, 1.1

    ダウンロードはこちらから。

    MobileMe App.

    唐突にリリースされたMobileMe App。
    今日まで知りませんでしたが、App Storeを見ると7月27日にリリースされた様です。
    iPhone OS 3.0用ですが、iPhone、iPod Touchに対応しており無料で入手出来ます。

    MobileMeメンバー専用ですが、iDisk上のファイルにアクセスすることができます。
    まさにMacからiDiskにアクセスしている様にフォルダが表示され、その中に保存されているファイルを閲覧することができます。もっとも、ZIPファイル等は開く事は出来ませんが、iWork、MS-Office、PDF、Quick Time等のファイルであればサイズが20MB以下ならばiPhone上で閲覧することができます。

    更に、iPhone上からファイルの共有を行う事も出来、パスワード設定ももちろん可能。
    そのままメールを送る画面が表示され、共有先にダウンロードリンクを連絡する事が出来ます。

    残念ながら、ファイルをアップロードしたりする事は出来ませんが、個人的に主要なファイルをほぼ全てiDisk上に保存しているウチにとっては大変重宝します。

    iPhone / iPod Touch + iPhone OS 3.0 + MobileMeユーザの方は是非!

    MobileMe App Screen Shot

    MobileMe App on iTunes

    MobileMe App, Click Here!

    iPhone OS 3.0 + Mobile Me = iPhoneを探す

    Mobile Meユーザーであれば、iPhone OS 3.0導入で「iPhoneを探す」サービスを利用出来ます。
    iPhone側であらかじめ設定が必要です。

    設定 - メール/連絡先/カレンダー - MobileMe その1 iPhoneを探すをオンにします。


    iPhoneを探すをオンにする為の確認
    許可をタップします。

    設定 - メール/連絡先/カレンダー - MobileMe その2オンになったら、OK

    次はMobile Meへブラウザを使ってログインします。
    ログイン後は、「アカウント」の画面へ移動します。
    すると、右側に「iPhoneを探す」アイコンがあるので、それをクリック!

    MobileMe, iPhoneを探す 地図はわざと詳細に表示していません。
    マップはある程度の位置を把握する程度ですね。
    メッセージを表示する機能は使えそうですが….、それまでに電池切れになるような (^^;;

    でもなかなか愉快な機能です。
    そして、最悪の場合はiPhone上の設定を全て削除出来るのも良いですね。