Apple: MobileMeからiCloud以降時の無料ストレージが1年延長

2011年、iCloudが登場した際にMobileMeのサービス提供が終了して、MobileMeユーザーは自動的にiCloudサービスへ移行となりました。

その際MobileMeで提供されていたiDiskの容量よりもiCloudサービスで無料提供されるストレージが少ない為、アップルはMobileMeからiCloudへの移行ユーザーに対して無償で2012年9月30日までの期限付きで追加ストレージを提供していました。そんな事をすっかり忘れていた10月6日、Appleから「長らくMobileMeサービスを利用していたユーザーに、更にもう1年追加ストレージを無料で提供します」というメールが届きました。

対象ユーザーの条件等は分かりませんが、有料のサービスを従来長期間利用していたユーザーに配慮した対応の様ですね。

なお、ウチはiDiskの様にファイル、フォルダをファインダーから自由に扱えるサービスの方が便利と思っている為、iDiskサービス終了後はDropboxに移行してしまいました。友達とのサイズの大きなファイルのやり取りやコラボレーションにはGoogle Driveを使っています。

勿論、iPhone、iPad、Mac間のカレンダーや連絡先の同期にはiCloudを使っていますし、AndroidスマートフォンにもiCloudのコンタクトを出来るアプリを使っており、iCloudになってからもAppleのサービスは重宝しています。

Mac: OS X Mountain Lion 10.8.2 Supplemental Update リリース

2012年10月4日にアップルからOS X Mountain Lionバージョン10.8.2の追加アップデートがリリースされています。OS X 10.8.2に対して以下の変更が加えられています。

  • Resolves an issue that may cause certain Japanese characters to appear incorrectly in Mail
    メールアプリにおいていくつかの日本語文字が正しく表示されない場合がある問題の修正
  • Allows Safari to access secure sites when parental controls are enabled
    Parentalコントロールが有効な場合にSafariがセキュアなサイトにアクセス出来る様に修正
  • Addresses an issue that may prevent systems with more than 64 GB of RAM from starting up
    64GB以上のRAMを搭載したシステム起動に問題があった場合の修正
  • Resolves an issue that may cause DVD Player to unexpectedly quit
    DVDプレイヤーアプリが異常終了してしまう場合の修正

ダウンロードとインストールはMac App Storeのアップデートから。適用にはMacの再起動が必要です。

アップデートするとAbout This Macの画面で表示されるOS Xのバージョンビルド番号が OS X 10.8.2 の 12C54 から 12C60 に変更となります。

参考リンク: OS X Mountain Lion 10.8.2 Supplemental Update – Apple.com

Steve Jobsさんが亡くなってから1年

時が経つのは早いですね、昨年、AppleのCEOであったSteve Jobsさんが亡くなってから1年が経過。

Appleはホームページでビデオ映像を再生して追悼しています。

我々の身の回りでも色々な事がおこりますが、その思い出を忘れずに過ごしたいですね。

 

iPhone: iPhone 5発表 – 2012年9月21日発売

2012年9月12日のイベントで予想通り、そして事前に流出していたデザインのiPhone 5が発表されました。

既に2ヶ月前位から外見、Lightningコネクタ、nano-SIM等が見て取れる流出写真を様々なブログで見かけましたが、ちゃんと組み立てられたiPhone 5がアップルによって発表されています。そういえば、iPad miniなんて噂もありましたが、こちらは登場しませんでした。

iPhone 5、予想通りLTE対応です。日本のソフトバンクやKDDI、シンガポールのSingTel、M1のバンドにも対応しています。契約が3Gデータ通信のみなのですぐには恩恵を受けられませんが、折角なのでSingTelのラインを4G契約に切り替えてみようかなと思います。

価格: アメリカの場合は回線契約込みで購入した場合の価格ですね。シンガポールはSIMフリーで端末のみAppleから購入する場合の価格です。

  • 16GB = US$199 , S$948
  • 32GB = US$299 , S$1088
  • 64GB = US$399 , S$1238

 ディスプレイ: 0.5インチiPhone 4/4Sより大きくなり、縦の解像度が960ドットから1136へ変更になっています。

  • サイズ: 4インチ
  • 解像度: 1136 x 640
  • PPI: 326

カメラ: メインカメラのピクセルは同じでも撮影高速化や暗所撮影等の強化がはかられ、フロントカメラはiPhone 4/4SのFaceTimeからFaceTime HDへ変わりました。

  • メインカメラ: 8M f/2.4
  • フロントカメラ: FaceTime HD (720p 30fps動画 , 1.2M静止画)

携帯ネットワーク対応: モデルが3つに分かれています。大きくGSMモデルとCDMAモデルに分かれ、更にLTEの対応バンドによって分かれています。例えばKDDIの場合はCDMAなのでModel A1429 (CDMA model)、SoftBankはGSMでLTEバンド1, 3, 5のModel A1429 (GSM model)となります。ちなみにシンガポールはSingTel、M1ともにSoftBankと同じ周波数帯、LTEバンドを提供しているのでModel A1429 (GSM model)。

  • GSM model A1428:
    • UMTS/HSPA+/DC-HSDPA (850, 900, 1900, 2100 MHz)
    • GSM/EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz)
    • LTE (Bands 4 and 17)
  • CDMA model A1429:
    • CDMA EV-DO Rev. A and Rev. B (800, 1900, 2100 MHz)
    • UMTS/HSPA+/DC-HSDPA (850, 900, 1900, 2100 MHz)
    • GSM/EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz)
    • LTE (Bands 1, 3, 5, 13, 25)
  • GSM model A1429:
    • UMTS/HSPA+/DC-HSDPA (850, 900, 1900, 2100 MHz)
    • GSM/EDGE (850, 900, 1800, 1900 MHz)
    • LTE (Bands 1, 3, 5)

WiFi: iPadにあってiPhone 4/4Sに無かった802.11nの5GHz帯に対応しています。

  • 802.11 a/b/g/n , 802.11n = 2.4GHzと5GHzデュアルバンド対応

コネクタ: 従来の30ピンDockコネクタは廃止され、新たな8ピンのLightningコネクタが登場しました。iPhone 5と一緒に発表されたiPod touch、iPod nanoにも採用されています。

  • Lightningコネクタ : 従来よりも約80%の小型化、表裏の無いリバーシブル

SIM: 今ですら無くしそうな大きさのmicro-SIM。更に小さくなりました。

  • nano-SIM (40%小型化)

バッテリーライフ: 各コンポーネントが小型化した事で、本体が薄くなったとは言えバッテリーが少し大きくなっているのでしょうか。3Gデータ通信時間等はiPhone 4Sに比べて2時間ほど長くなっています。

  • 3G通話: 8時間
  • 3Gデータ通信: 8時間
  • WiFiデータ通信: 10時間
  • LTEデータ通信: 8時間
  • 音楽再生: 40時間
  • 動画再生: 10時間
  • 連続待ち受け: 225時間

サイズと重さ: 重さは28グラムiPhone 4Sより軽くなりました。サイズは画面が大きくなったので高さ方向は大きくなっているものの、厚みはiPhone 4より薄くなっています。

  • 重さ: 112g
  • サイズ: 123.8 mm x 58.6 mm x 7.6 mm

 

前述の通り発売は2012年9月21日。事前予約は国によっても異なるかもしれませんが、アメリカの場合は9月14日から。

9月21日発売国

  • アメリカ
  • オーストラリア
  • カナダ
  • フランス
  • ドイツ
  • 香港
  • 日本
  • シンガポール
  • イギリス

ウチは今回も購入しようと思いますが、SIMカードのサイズが変わってしまったのが厄介。LTE契約への切り替えもあるので、入手したら携帯キャリアに行く事にします。

参考リンク:

Mac: OS X Mountain Lionリリース

2012年7月25日、AppleからMac OS X Mountain Lionがリリースされています。Mac App Storeからの購入で価格はUS$19.99、日本のMac App Storeでは1700円となっています。無論OS X Lion同様、一度購入すれば同じApple IDを用いる事で複数のMacにインストールできます。そして、Mac App Storeが利用できないバージョンのOS Xからはインストール出来ません。

AppleのOS X Mountain Lionのページに詳しく記載されていますが、主な新機能としては以下の通り。

  • iCloud
  • リマインダー
  • メモ
  • メッセージ (iMessage)
  • 通知センター
  • 音声入力
  • Twitter
  • AirPlay
  • Game Center
  • 共有
  • Power Nap
  • Facebook (秋に登場。おそらくiOS 6と一緒に登場ですね。)
  • Gatekeeper

等々、全部で200を超える新機能が搭載されているとの事です。主な機能を見ても半分以上がiOSで既に使える様になっている機能が殆ど。特にMobile Meが終了してiCloudへ移行したので、OSレベルで完全にMobile Meが排除されてiCloudに置き換わるのはすっきりしそうです。リマインダー、通知センター等はiPhone、iPadでも便利に使っている機能なのでOS Xでも同じ機能が便利に使えそうですね。

完全にMac向けの新しい機能としてはPower Nap。スリープ状態でもメール、連絡先、カレンダー、リマインダー、フォトストリームなど、定期的にMacが起きてアップデートしてくれるとの事。電源に接続されていればソフトウェア・アップデートもダウンロードして、Time Machineのバックアップも定期的に実行される様です。どの機能をPower Napでアップデートするかどうかは設定できると嬉しいですね。まだMountain Lionをインストールしていないので試せてません (^^;;

早速、このエントリーの公開が終わったらインストールしてみようと思います。

参考リンク:

Mac: デジタルカメラ互換性アップデート 3.14

Appleから「デジタルカメラ互換性アップデート バージョン 3.14」がリリースされています。

このアップデートによる変更内容は以下の通り。

デジタルカメラ互換性アップデート 3.14

このアップデートにより、Aperture 3 および iPhoto ’11 に以下のカメラの RAW ファイルフォーマットとの互換性が追加されます:

  • Canon EOS Rebel T4i / 650D / Kiss X6i
  • Sony α SLT-A37

サポートされている RAW フォーマットについて詳しくは、次の Web サイトを参照してください: http://support.apple.com/kb/HT4757?viewlocale=ja_JP

実は今回の出張中に日本の家電量販店でSONYのCybershot DSC-RX100という、2012年6月に発売された1.0型のCMOSセンサーを搭載した2020万画素コンパクトデジカメを入手しました。このコンパクトデジカメ、RAWファイルでの記録も出来るのですが、残念ながらiPhoto ’11ではこのカメラのRAWフォーマットを扱えずに困っています。というわけで取りあえずはRAW + JPGの両方で記録して使っています。

しかし、今回のアップデートでもまだ対応していない様子。次のアップデートに期待しようと思います。

Mac: Thunderbolt Software Update Version 1.2.1 リリース

約1ヶ月の出張中にAppleからいくつかMacのソフトウェア・アップデートがリリースされていました。

そのうちの一つがThunderboltソフトウェア・アップデート。このアップデートを適用する事でThunderboltポートに接続するGigabit Ethernet Adapterがサポートされます。

ウチは前から持っていたUSBポート用のEthernet Adapterを使っている為、恩恵は受けられそうにありませんが、とりあえず適用しておきました。

ダウンロードとインストールはソフトウェア・アップデートから、適用にはMac OS Xの再起動が必要です。