東芝がスイスのランディス・ギア(Landis+Gyr)というスマートメーターを製造する企業を買収する予定の様です。今週中にも合意に達するとのことで、その買収額は2000億円。凄い金額ですが、この企業は電力メーター市場で世界シェアの1割、今後ますます注目されるスマートメーターでは世界市場の3分の1のシェアを握っている最大手だそうです。
スマートメーターは今までの電力メーターに通信機能等を搭載したもので、通信回線を通じてそれぞれの家庭や企業、工場などがどの程度電力を消費しているかリアルタイムに把握する為に用いられる機器。発電量をリアルタイムに調整する事で温暖化対策に貢献したりするスマートグリッドの実現に不可欠な機器だけに、これからどんどん広がるマーケットですね。
この様な海外の大手企業を日系の大手が買収する事で、機器に用いられる部品や製造プロセス、さらに導入に伴って必要となる通信回線網や機器なども日系企業が多く連携出来る可能性も増えそうですね。
参考リンク: 東芝、スマートメーター大手を買収へ 買収額2千億円 – 朝日新聞