iPhone: CDMA版 iPhone 4 (Verizon専用) 発表。2月10日に発売!

アメリカでCDMAに対応したiPhone 4が発表されました。発売日は2011年2月10日で、アメリカの携帯電話キャリアであるVerizon専用モデルとなっています。

ハードウェアのスペックは既に販売されているUMTS版(つまりソフトバンクやAT&Tが販売している普通のiPhone 4)とほぼ同じ。AppleのiPhone 4 Tech Specsのページは必要最小限の更新が加えられ、対応している周波数帯にCDMAバージョンの「CDMA EV-DO Rev. A (800, 1900 MHz)」が追記されている程度の様です。よって、CPU、メモリ、ディスプレイ、カメラ等の基本仕様に変更はありません。

ただし面白いのは、VerizonはSIMカードそのものが無いため、このCDMA iPhone 4にもSIMスロットが無いそうです。いずれにしても利用している周波数帯がVerizonとKDDI auでは異なる様なので、単純にアメリカからCDMA iPhone 4を手に入れてきても日本国内でauの回線で使う事は出来ないのですが、それ以前にSIMスロットが存在しないため可能性すらありませんね。

アメリカでは2011年2月3日から予約を開始し、2011年2月10日に発売開始。価格は16 GB がUSD199、32GBがUSD299との事です。

Verizon 3G (EV-DO)にのみ対応している端末でGSMのローミングも出来ない為、興味本位で入手…というのも微妙ですが、ユーザーにとっては様々なキャリアでiPhoneが扱われる様になるのは嬉しいですね。今後のiPhoneではLTE対応版の開発などを通じて日本の三大キャリア全てが取り扱う様になる日が来ても良いかもしれません。今はFaceTimeも相手がiPhone 4やそれを起動しているMac等に限られていて、相手がそもそもSoftBankユーザでなければ無意味ですし、「iPhone同士だとこんなに楽しい」をキャリアの壁を越えて楽しめると良いなと感じてしまいます。

今回発表されたCDMA iPhone 4にはiOS 4.2.5が搭載されていた様で、Verizonのモバイルホットスポットサービスに関する設定項目が追加されているそうです。これは、最大5台のデバイスをネットワークに接続する為のモバイルルータとして使う為の機能。いずれは全てのiPhone 4へインストール可能なiOS 4.2.5がリリースされるのかどうかは分かりませんが、わざわざ複数のバージョンをメンテナンスする理由があるとも思えないので、今世の中に出回っているiPhoneもiOS 4.2.5で動く日もそう遠くないかもしれませんね。と言ってもモバイルホットスポットはVerizon専用でUMTS版では設定すら表示されないと思いますが、ちょっと期待しちゃいます ^^;;。

そして次はCDMA対応版iPadでしょうね。おそらくリリースされるとは思いますがVerizon専用かな…。

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