2010年も残りほぼ2日となりました。今年は2009年に比べて飛躍的にスマートフォンが普及し、公共交通機関やレストラン、様々な場面でiPhoneやAndroid端末を持つ人の姿を見かける事がとても多くなった気がします。
12月31日の深夜、つまり2011年の0時前後は毎年携帯電話が繋がりにくかったり、メールの配信が遅くなる事が良くあります。今年も例年と同じ様に、特にスマートフォンによるTwitterやfacebook利用、そしてメール送受信でデータ通信網の帯域がかなり忙しくなるのではないかと思います。
そんな中、携帯電話の事業者や通信事業に関わる約80社が会員となっているTCA (Telecommunications Carriers Association) – 社団法人 電気通信事業者協会 – のホームページでは「年末年始のケータイのご利用についてのお願い」というタイトルでお知らせが掲載されていましたので紹介してみます。
2009年の年末も同様の内容で公開されておりその時は「ウシから最後の、トラから最初のお願い」でしたが、2011年元旦については「トラから最後の、ウサギから最初のお願い」として元旦の午前0時前後の携帯電話の音声通話やメール配信に制限や遅延が発生する為、利用をなるべく控えて旨が案内されています。
音声通話については午前0時前後から約30分間。メール配信は約2時間にわたって配信遅延が発生する可能性がある事が図と文書で説明されています。2009年元旦の時の図と比べると音声通話とデータ通信の状況が分割して記載されており、スマートフォンやパケ放題に加入した携帯電話からのメールについて強調しているイメージが感じられました。
案内の文中には
「おめでとうコール」や「おめでとうメール」が集中し、ケータイがつながりにくくなる….
携帯電話・PHS各社としては、できるだけ多くの「おめでとう」を届けてまいりますが…
と記載されていますが、「おめでとう」以外のコールやメールも繋がりにくくなったり配信遅延が発生するので、重要な連絡は固定網を使った方が良さそうですね。
参考リンク: TCA – 年末年始のケータイのご利用についてのお願い