Mac: Lionには正式版のFaceTimeが含まれているのですが….

先日リリースされたMac OS X LionにはFaceTimeのバージョン1.1が含まれているので、2011年2月25日からSnow Leopardでも購入、インストールする事が出来た単体のFaceTimeをApp Storeから入れる必要はありません。

とはいえ、良く考えてみると2月25日からLionへアップグレードするまでの間に85円でApp StoreからFaceTimeを購入した場合は何となく損した気分ですよね…。

ウチはFaceTimeを使う機会が少なかった事と、使う場合でもiPhone 4のFaceTimeがあったのでFaceTime単体購入はしていませんでしたが。

 

Mac: Mac OS X Lionのトラックパッドの横向きジェスチャ

Mac OS X Lionのトラックパッドジェスチャについてもう一つ。

同じくシステム環境設定 – トラックパッドの「その他のジェスチャ」を見れば分かるのですが、最初よく見ていなくてパニクった「ページ間をスワイプ」と「フルスクリーンアプリケーション間をスワイプ」。

2本指で左右にスクロールするとそのアクティブなアプリケーションのページをスワイプするのに対して、3本指ではアプリケーションそのものをスワイプする事になっています。

もともとSafariの「前のページ」と「次のページ」は3本指のジェスチャで移動出来た為、思わずトラックパッドに3本指を乗せてスクロールしてしまうのですが、Lionのデフォルトではこれはアプリとデスクトップの切替になっているのです。

よって、Webサーフィンしながら思わず3本指でスクロールするとSafariがスクロールした方にいなくなって、別のアプリケーションかデスクトップ、もしくはダッシュボードが表示される結果に。

デフォルトのまま使う場合はSafariをアクティブにした状態で、かつカーソルがウィンドウの中にある状態で2本指を使ってスクロールすれば「前」と「次」のページへ移動出来ます。

なお、その他のジェスチャに関しては各項目の下に表示されている「下向きの三角」をクリックすると、詳しくジェスチャの設定を変更する事が出来ます。更に変更した指の本数に合わせてデモムービーも切り替わるのが素敵ですね。

 

 

Mac: Mac OS X Lionのトラックパッド2本指スクロール

Mac OS X Lionをインストールして最初に少しを戸惑いをくれたトラックパッドを指2本で触れた時のスクロールについて。

従来のMac OS X Snow Leopardとは指をスライドさせる方向と、画面のスクロールが真逆なので、インストール完了直後からかなり戸惑いました。

iOSは画面に触れながら指を動かしている為、コンテンツがまるで指に吸い付いている様な感覚があり違和感が無いのですが、画面とトラックパッドが離れているMacを操作していて、iOSと同じ方向にコンテンツが動くとまだ違和感があります。

当然これはシステム環境設定のトラックパッド内でスクロールとズームのタブを表示し、「スクロールの方向: ナチュラル」のチェックを外す事でSnow Leopard以前と同じ向きにスクロールさせる事が出来ます。

まあ、折角Appleも「これがナチュラルな向きだ」としてデフォルトでチェックを入れている様なので、慣れるまで頑張ってみようと思います。

それにしても、トラックパッドの設定画面にあるデモムービーを見ながら、チェックをつけたり外したりしていると徐々にどっちがどっちか分からなくなってくるのが楽しいです。

Mac: OS X Lionをインストール

2011年7月20日にリリースされたMac OS X Version 10.7, Lionを購入、インストールしてみました。

まず始めに既にインストール済みのMac OS X Version 10.6, Snow Leopardを最新までソフトウェア・アップデートで更新。更にOSに近いところで動いているAirDisplayやiStats、CoolBook等のサードパーティーアプリも最新版が無いかどうか確認して、更新があればインストールしました。尚、iPadやiPhoneを外部ディスプレイとして利用するアプリAirDisplayはLionとの互換性に問題があるとの事で、Macのモデルによって利用出来なくなっています。今後改善するとの事なので、早くに再び使える様になる事を願いましょう。

Lionの購入とインストールは非常に簡単。App Storeを開いて、いつどおりApple IDを使って購入。その後はApp Storeが自動的にDockにアイコンが追加してダウンロードを開始します。ダウンロードサイズが約4GBとかなり大きいので、十分スピードのあるブロードバンド回線を使う事が望ましいです。ウチはシンガポールの回線が少々細いため、ダウンロードだけで1時間30分程掛かりました。ダウンロードが終わるとインストーラーが起動します。

インストール工程も簡単で、質問はほとんどなく使用許諾書への同意とインストール先ディスクの選択程度です。後はMacが勝手に進めてくれますが、途中で再起動がかかり、更にインストールが続けられます。再起動後のプロセスが約30分程度でしたが、何故か省電力設定が有効になっているのか、インストール中にディスプレイスリープしてしまい進捗状況が良く分からない場面がありました。セットアップ中は時々マウスカーソルを動かすなどして画面がスリープしない様にした方が進捗状況が分かりやすくて良いかもしれません。

セットアップが完了し、再度Macがリブートすると新しくなったログイン画面(自動ログインが無効の場合)が表示され、ログインするとLionが使える状態になります。デスクトップの見た目はさほど変わりませんが、ウィンドウの開き方がiOSっぽくなっていたり、トラックパッドを使った画面のスクロールがiOSと同じ方向になっていたりと、操作を始めると色々な変化に気が付きます。Spotlightがインデックスの再構築を行う為、インストール直後は少し動作が遅く感じます。Spotlightのアイコン(メニューバーの一番右)を注目すると虫眼鏡の中でドットが点滅しており、インデックスの構築中である事を確認出来ます。

その他の見た目では、表示されるダイアログのOKやキャンセルのボタン形状も変わっていますし、そして何よりウィンドウの大きさ変更がウィンドウの隅であればどこでも出来る様になったのは嬉しい改善です。従来はウィンドウの右下をつまんだ場合のみウィンドウのサイズ変更が可能でした。LionからはWindowsと同様にウィンドウの4隅、4辺どこでもサイズ変更を行う事が出来ます。

なお、Lionが起動した直後にこの様なメッセージが表示されました。More Infoをクリックすると右の画面が表示されます。OSがソフトウェアを実行しようとした際に、互換性がない場合にこのようなウィンドウが表示される様です。なお、ウチの環境ではAirDisplay以外は正常に動作しています。

もう一つはCyberduck (FTPクライアントアプリ)を起動した際、次の様なメッセージが表示されました。OS X 10.7にはデフォルトでJavaランタイムがインストールされていない様で、初めてJavaランタイムを用いるアプリを起動したタイミングでダウンロード&インストールを促す様です。インストールは正常に完了し、Cyberduckもちゃんと動いています。

全体として2時間程度でインストール出来ました。まだ操作感に慣れていない場面も(特にマウスジェスチャ)ありますが、全体として使いやすくなった印象です。

参考リンク:

 

iStat Menus Version 3.17

iStat Menusがバージョンアップし、Version 3.17になっています。

新機能の追加はありませんが、OS X Lionへの対応に向けた準備が着々と進んでいる様です。

変更内容は以下の通り。

Bug Fixes & Updates

  • Preliminary support for Mac OS X 10.7.
    Mac OS X 10.7への暫定対応
  • Improved support for 2011 MacBook Pros.
    2011年版MacBook Proへの対応改善
  • Improved stability.
    安定性の向上

iStat Menus以外もOS X Lionのリリースに向けて徐々に互換性の確認や必要に応じたバージョンアップがされるものと思います。OS自体がMac App Storeでの販売となり、多くのユーザーがアプグレードする事が考えられるので、使っているアプリがバージョンアップ不要で互換性があるか、Lionのリリースまでに対応を済ませてくれると嬉しいですね。