Mac App: 2台以上のMacでクリップボードの中身を共有

2台以上のMac OS Xが動いているMacでクリップボードの内容を共有する為のアプリの紹介です。バージョン更新履歴を見ると、2006年で開発が停止してしまっているDonationwareですが、Mac OS X Snow Leopard (10.6.3)でも動いたので、紹介してみます。

そもそも、何故このアプリを見つけたかというと、MacBook ProとMacBook Airの間で時々クリップボードの内容を共有したくなるから。Airでブログを更新しながら、書く内容に対する調べ事をMBPでする時があります。画面が広く使えるのでMBPで新たなSafariを開いた方が見やすいので。そして見つけた情報が掲載されているURLをブログへリンクする時、どうしてもURLをAir側で再度入力する必要がありました。

一時はテキストファイルにURLを保存して共有フォルダに保存し、Airで開き..という手間をかけていた事もありましたが、あまりにも効率が悪すぎます。

そこでClipboardSharingというアプリを見つけました。前述の通りDonationwareなのでダウンロードすれば無料で使えます。2006年で開発を終えている様ですが、とても気に入った場合はPayPal経由で寄付できます。

使い方は至って簡単。2台もしくはそれ以上のMacにアプリをインストールして起動するだけです。メニューバーに次の様なアイコンが表示されます(ウチの環境では少し起動に時間がかかりました)。

ハサミの形です。

基本的な使い方は非常に簡単。

  1. 1台のMacで文字列を選んで command + C (もしくはメニュー) でコピーします。
  2. そして、そのMacのClipboardSharingアイコンで [Send My Clipboard] – [送り先のMac名] をクリック。
  3. すると、コピーしたクリップボードの内容が送り先のMacのクリップボードに送信されます。
  4. ClipboardSharingの設定がデフォルトのままだと、相手側に小さなウィンドウで通知が表示されますが、Preferencesで通知を表示しない様に設定できます。
  5. あとは、受け取った側で command + V (もしくはメニュー) でペーストするだけ。

マウスを使わなければならないのが若干残念ですが、ちょっとした文字列を2台のMac間で共有するには使えそうです。ちなみに、上記2のステップで送信元を操作する代わりに、受信先で [Get Remote Clipboard] – [送り元のMac名] をクリックしてもOKです。

Preferencesの画面を並べてみます。

2ページ目の [Notify when someone has: ] のチェックを外すとクリップボードが送られたり、取得されたときの通知を非表示に出来ます。4ページ目のAutoSyncはおそらく自動的にクリップボードを共有してくれるのだと思うのですが、うまく動きません。今後色々試してみようと思います。