ウチも愛用しているEye-Fi (wifi機能搭載のSDカード)で最近新しいシリーズがリリースされましたね。
Connect X2、Explore X2、Pro X2の3種類があり、それぞれ容量はConnect X2が4GB、Explore X2とPro X2は8GBです。
主な機能は次の通り。
- IEEE802.11nにも対応しているWi-Fiネットワーク経由での撮影した写真やビデオの転送。
- Endless転送モード。Eye-Fiがネットワーク経由で転送を完了すると自動的に削除しSDカードの空き容量を確保する機能。Wi-Fiネットワーク圏内にいれば、どんどん撮影してもどんどん転送して、エンドレスに写真撮影をする事ができます。
- 自動転送。設定したWi-Fiネットワーク圏内でデジタルカメラの電源を入れるだけで自動的に転送をしてくれます。カメラ上で特別な操作も必要なく、MacかPCの指定したフォルダへファイルを転送してくれます。設定によってはMac・PCの電源が入っていない場合でもEye-Fiサーバ経由で転送できるので、次回Mac・PCの電源を入れたときに転送が完了します。
- 互換性。SDカードとして動作し、カメラから供給される電力でWi-Fi経由でのファイル転送をするので、ほとんどのカメラに差し込むだけで使う事ができます。
- 自動共有。MacやPCへの転送のみではなく、Flickr, Facebook, Picasa, MobileMe, YouTubeへ写真やビデオを自動的に転送する事ができます。(プライバシーの考慮は必須です)
- Wi-Fiホットスポットサービス対応。アメリカでのみ対応ですが、合衆国内の数多くのWi-Fiホットスポットを1年間無料で利用する事ができます。(Explore X2とPro X2のみ)
- Geotagging。Wi-Fi Positioning Serviceを用いて写真の撮影場所を自動的に画像ファイルに埋め込み、撮影場所がわかるようにできます。(Explore X2とPro X2のみ)
- Ad Hoc転送対応。これまでのEye-FiはいずれもWi-Fiアクセスポイント経由での無線LAN接続でのファイル転送でしたが、Pro X2はAd Hoc接続に対応し、外出先でMacやPCとAd Hoc接続してファイル転送をする事ができます。(Pro X2のみ)
- RAWファイル転送対応。デジタル一眼レフで主に使われるRAWフォーマットも転送してくれます。(Pro X2のみ)
現行モデルに比べるとかなり進化したように感じます。特にPro X2はデジタル一眼レフカメラでの使用も前提に設計されており、Endlress転送モードと組み合わせる事で、ほとんど撮影済み写真の削除操作をせずにどんどん写真撮影を楽しめそうです。
まだ国内では発売されていませんが、アメリカでの価格は以下の通りです。
- Connect X2 (4GB): USD49.99
- Explore X2 (8GB): USD99.99
- Pro X2 (8GB): USD149.99
参考リンク: Eye-Fi Product Page