こちらのエントリーで紹介した通り、先月ウチのMac mini (mid/2011)のメモリを2GBから一気に8GBにアップグレードし、かなり快適になったのですが、iStat menuでメモリの使用率を見ているとどんどんメモリの空き領域が減っていく事に気が付きます。というのも、ウチのMac miniはiTunesやiPhotoを常に起動しておきApple TVでムービーや写真を再生したり、iPadとiPhoneをWiFiで同期する事に使っている為、常に起動したままにしています。そのせいか、再起動した直後はメモリの殆どが空いている状態なのですが、数日すると半分くらい使った状態になります。
とはいえ、全くストレスがない状態で動作してくれるのでこれといって問題は無いのですが、気になるので調べてみました。
ちなみに、こちらは約10日連続稼働させたMac miniのメモリ使用状況をアクティビティモニタで見たところ。
8GBもメモリを搭載しているにもかかわらず、iTunesとiPhotoを起動したまま放置すると「空き」は1.44GBとなりました。まあ、途中他にもアプリを起動したり、終了したりしていますが。
ところで、「現在使用中」「現在非使用中」「確保中」など、分かりにくい表現が並んでいたので調べてみた所、Appleのサポートページで詳しく説明されていました。
空き
使われていない RAM 領域です。
固定中
このメモリ内の情報は、ハードディスクに移動できないため、必ず RAM 内にあります。固定中メモリのサイズは、実行中のアプリケーションによって異なります。
現在使用中
現在メモリ内にあり、最近使われた情報です。
現在非使用中
現在は使われていないが、最近使われたメモリ内の情報です。
たとえば、Mail を使った後終了した場合、Mail が使っていた RAM は、「現在非使用中」としてマークされます。現在非使用中メモリは、空きメモリと同じように、ほかのアプリケーションで利用できます。ただし、現在非使用中メモリがほかのアプリケーションによって使われる前に Mail を開いた場合、RAM より遅いハードディスクから Mail をロードする代わりに、Mail の現在非使用中メモリが現在使用中メモリに変換されるため、Mail はすばやく開きます。
使用中
使われているメモリの合計サイズです。
なるほど、結局現時点で使っているメモリの領域は「固定中」と「現在使用中」ってことですね。しかも、最後の「使用中」という項目は存在せず、「確保中」。この「確保中」の数値は「合メモリ容量」 – 「空き」の様ですね。
結論としては、現時点で2GB以上が使われている状態なので、合計2GB RAMの構成では結構厳しかったという事。Mac mini購入を検討される方はより上のグレードを購入するか、動作しそうなサードパーティーのメモリを入手して増強した方が良さそうです。
参考リンク:
- Mac: Mid/2011 Mac miniのメモリを8GBへアップグレード – Logon Blog
- Transcend JetRam 増設メモリ PC3-10600(DDR3-1333) 8GB KIT(4GB×2) – Amazon.co.jp