昨日にMacBook Proが故障してしまった為サーバーの管理もiPadから実施しなければならず、色々な困難に遭遇しています。まずぶつかったのが、Mac OS Xのゴミ箱に入っているファイルのロックを解除する方法。
iPadからサーバーをリモートから操作する為にサーバー上で稼働しているVPNサービスへ接続し、さらにデスクトップ環境とほぼ同じ操作を実現する為にMocha VNC Liteを使っています。昨日も同じ環境でファインダーのゴミ箱を空にしようとしたのですが、厄介な事にゴミ箱に入っている一部のファイルがロックされていた為普通の「ゴミ箱を空にする」操作では完了出来ませんでした。ロックされたファイルがゴミ箱に入っている場合、Optionキーを押しながらゴミ箱を空にする操作が必要となりますが、ウチが使っているVNCクライアントアプリは無料版の為Optionキーを押しながらのマウス操作が出来ません。そこで色々とソリューションを探した結果、コンソールコマンドでゴミ箱に入っているファイルのロックを解除する方法を見つけました。
まず対象となるサーバーへsshで接続してログインします。その上で、次のコマンドを実行する事でゴミ箱中のロックファイルのロックを解除する事が出来ます。
sudo chflags -R nouchg “ゴミ箱のパス”
管理者として、指定したゴミ箱に入っているファイルのロックを解除します。実行時にそのマシンの管理者パスワードを求められるので、入力します。ゴミ箱のパスは例えば”EXT-HDD”という外付けハードディスク内のゴミ箱であれば /Volumes/EXT-HDD/.Trashes/ となりますし、ホームディレクトリ内のゴミ箱であれば ˜/.Trash/ となります。ゴミ箱に含まれているファイルの数によって相当時間がかかる場合がありますが、正常に終わればその後は普通のゴミ箱を空にする操作で削除する事が出来るはずです。
何かの参考になれば幸いです。