日本でのSIMフリー化に進展かな

webで今週の日本のニュースを見ていた所、総務省が2015年度にもSIMロック解除を義務化する方針を打ち出したと知りました。海外からの渡航者や、日本から海外へ良く出掛ける人にとっては特に嬉しいニュースですね。

ウチの住んでいるシンガポールでは遥か昔から国内販売される携帯電話、スマートフォンはSIMフリーである事が義務化されており、どのキャリアで購入する端末も必ずSIMフリーです。そして何より、街中の家電量販店、小さな携帯電話ショップでも端末だけを購入する事が出来ます。

一方で、端末の代金は定価ベースとなります。キャリアで購入した際、24ヶ月契約して本体価格を分割で支払う場合であっても、結局月々の利用料と端末代金を全て支払う必要が出てきます。24ヶ月縛りはどのキャリアも行っており、これをなくす雰囲気は全くありません。

端末本体はどのキャリアでも使える為ユーザーにとっては自由度が増します。また、その端末を海外に持って行ったとき、渡航先でプイペイドのSIMカードを用意すればその国の番号で使う事が出来ます。更に、余っている端末があれば家族や友達が訪ねて来た際にプリペイドSIMカードを入れておき使ってもらう事も出来ます。

ユーザーにとって自由度が高まる一方、キャリアにとってはユーザーを確保しにくくなるためか、24ヶ月縛りはどのキャリアも続けていますし、利用料、通話料の競争はあまり盛り上がっていません。

日本ではどのようになるのか、興味がありますね。