2011年6月24日、AppleよりMac OS X 10.6 – Snow Leopard – の最新版となるバージョン10.6.8がリリースされています。クライアント向けとサーバー向けそれぞれリリースされており、変更内容が異なっています。
適用はソフトウェア・アップデートから可能ですが、Mac OS Xの再起動が必要です。またはAppleのサポートページからアップデーターのみをダウンロードする事も可能です。
Snow Leopard (workstation) 向けの10.6.8における変更内容は以下の通り。
10.6.8 アップデートは Mac OS X Snow Leopard を使用するすべてのユーザに推奨されます。Mac の安定性、互換性、およびセキュリティを拡張するために、以下の点を含めてオペレーティングシステムの全体的な問題が解決されます:
- Mac OS X Lion へのアップグレードを Mac App Store からできるようになります
- プレビューが突然終了する問題が解決されます
- IPv6 のサポートが改善されます
- VPN の信頼性が向上します
- Mac Defender の既知の変種を識別して取り除きます
また、Snow Leopard Server向けの10.6.8における変更内容は以下の通り。
10.6.8 アップデートを Snow Leopard Server を実行しているすべてのサーバに推奨します。このアップデートでは、一般的なオペレーションシステムに関する問題のほかに、以下の問題が修正されています:
- Firefox または Internet Explorer ブラウザから Wiki ページでビデオを表示するときに、正しく表示されます
- Time Machine で共有ポイントを使用するときの信頼性が向上します
- 休暇メール通知の信頼性が向上します
- iCal サーバでの各国語の文字エンコーディング処理の信頼性が向上します
- iOS デバイスから iCal サーバにアクセスするときの認証サポートが向上します
- ソフトウェア・アップデート・サーバでの以前のアップデートを正しく有効にできます
- ソフトウェア・アップデート・サーバをカスケードするときの信頼性が向上します
クライアント向けはMac App StoreによるLionへのバージョンアップ対応や、Mac Defender対策など重要な変更が沢山ですね。サーバー向けの変更内容にLionサーバーへのバージョンアップに関する記述が無い事が少し気になりますが…。
参考リンク:
* 統合アップデートは、10.6 〜 10.6.7 のいずれかを10.6.8へ、統合のつかないアップデートは10.6.7からのみです。