2010年4月2日に更新されている時事通信や読売新聞によると、携帯電話キャリア大手4社は 、携帯電話端末のSIMロックを原則解除する事で同意したそうです。
SIMロックが解除される事で、どの携帯電話にどこSIMカードをさしても動作するようになる為、例えばNTTドコモ版のiPhoneが公式に存在する事になりそうです。現在既に市場に販売されている携帯電話のほとんどはSIMロックされているのでこの対象ではありませんが、今後発売される携帯電話を対象に開始できる様、総務省や携帯電話キャリアで準備を進める様です。
もっとも、シンガポールや香港のように、最初からSIMロックされていない携帯電話が販売される訳ではなく、契約から一定期間を経過した場合に、利用者が希望する場合はロックを解除する方針。
携帯電話を契約なしに購入する事ができる時代の幕開けにはならず、今まで通りの携帯電話契約に新たに「SIMロック解除」というオプションが増えるのみとなりそうです。「契約から一定期間」がどの程度なのか分かりませんが、6ヶ月や1年、場合によっては2年という事も考えられるのでしょうか。また、その解除にかかる料金も気になります。
普通の携帯電話に関しては、キャリア固有の機能が多いので、スマートフォン(iPhone / Android / WM機etc)を各社が取り合いしている事が背景にあるのだと思います。特に、iPhoneを獲得したいNTTドコモが乗り気なのでは….。電波形式が異なるauにとっては余り恩恵がないかもしれませんね。