NTTドコモ端末のSIMロック解除とSIM単体販売についてちょっと調べてみた

2011年4月1日以降にNTTドコモから新たに発売される端末は、原則としてSIMロック解除機能を搭載しているとの事で、その端末を持ってドコモショップへ行き、説明を受けて3,150円の手数料を支払うと他の通信業者のSIMで使える様にSIMロックを解除してもらえるとの事です。通信業者が異なると端末の全ての機能や、その通信業者の全てのサービスが使えない可能性がありますが、少なくともユーザーが好きな端末を好きなキャリアで使える様になる大きな前進に感じます。

この様な方式はイギリス等の国で以前から導入されており、アジアのシンガポールや香港などではそもそも最初からSIMロックされていない状態で販売されています。よって通信方式さえ同じであれば気に入った端末を購入して、より安いキャリアやサービスエリアの広いキャリアで使う事が出来ます。

まだ日本国内ではやっとNTTドコモがSIMロック解除サービスを始めましたが、いずれソフトバンクやau、その他のキャリアも同じ様なサービスを提供するものと思われます。

そして、NTTドコモと同じ通信方式をサポートしている別のキャリアの端末や、海外から仕入れた技術基準適合証明などを受けたデバイス、AppleのSIMフリーiPhone 4やiPad Wi-Fi + 3G用に、NTTドコモからSIMカードとMicro SIMカードのみの販売と契約も受付を開始しています。実際には「FOMAカード」と「ドコモUIMカード」は3月上旬の段階で提供されており、「ドコモminiUIMカード」は4月1日から販売が開始されています。

NTTドコモからSIMカードのみを購入した場合、料金プランや割引サービスはドコモの端末を利用するときと同じ料金体系との事です。

総合プランの場合、使用するSIMフリー端末がテザリング非対応である事などをドコモで確認出来ればパケット定額サービスに契約する事で、パケット通信料の上限は5,460円(パケ・ホーダイ・フラット)もしくは5,985円(パケ・ホーダイダブル、パケ・ホーダイシンプル、パケ・ホーダイダブル2)になるとの事。該当端末についてはドコモホームページへ掲載されるとの事で、それらの端末でパケ放題を適用するには指定のアクセスポイント(APN)を設定する必要があるとの事。これ以外の端末の場合は上限額が10,395円になるとの事です。

定額データプランの契約の場合は、テザリング対応可否に関わらず指定のアクセスポイントを設定する事で上限額は5,460円(定額データプラン フラット バリューで定額データスタンダード割)もしくは5,985円(定額データプランスタンダードバリューで定額データスタンダード割、または定額データプランスタンダードバリューで定額データスタンダード割)になるとの事です。

何かと分かりにくいですが、要するにドコモ以外から購入したSIMフリー端末であっても、ほぼNTT docomo端末を購入した場合と同じ料金プランで使える様になってきました様です。ドコモの回線を利用したMVNOも多くありますが、回線提供者自身もこういったサービスの提供を始め、選択肢が増えるのは良いですね。

参考リンク:

SIMロック解除の開始について – NTTドコモ – お知らせ

NTTドコモがGALAXY SとGALAXY Tabを発表

今日2010年10月5日、NTT docomoがサムスン製のスマートフォンとタブレットを発表しました。

GALAXY S:

事前に予告されており、さらに海外では発売されているスマートフォンなので予めある程度の仕様は分かっていましたが、NTT docomo仕様としてFOMAハイスピード、spモード対応でiモードメールアドレスも使用可能になっています。さらに日本国内で便利に使えるアプリがいくつか最初からインストールされている様です。

そして何よりも嬉しいのは導入されているAndroidのバージョン。Version 2.2が出荷時からインストールされており、Flash 10.1にも対応しているとの事です。iPhone、iPadユーザーとしては羨ましいです。

販売は10月下旬の予定で、10月15日から事前に予約受付を開始するそうです。

GALAXY Tab:

GALAXY Sと同時にAndroidタブレットも発表されています。

こちらもAndroid 2.2、1024 x 600解像度の7インチディスプレイ。MicroSDスロットもあるので、内蔵の16GBストレージが不十分だった場合は最大32GBまで追加できます。こちらもGALAXY S同様にいくつかのアプリが最初からインストールされており、spモードにも対応。

ちなみに、AppleのiPadと明らかに異なるのはスマートフォンであるという点。データ通信だけでなく、音声通話も出来るとの事です。ただし、ヘッドセットを使わなければハンズフリー通話となってしまうので会話の内容が周囲に聞こえてしまいますね。Bluetoothも対応しているので、ワイヤレスのヘッドセットがあると普通の電話としても使えそうですね。

KDDIがAndroid搭載のおさいふ携帯を販売した事もあり、スマートフォンマーケットはさらに競争が激化し、タブレット系デバイスのマーケットも忙しくなってきましたね。

参考リンク:

NTTドコモのスマートフォン向けサービス「spモード」

2010年8月27日、NTTドコモがサービス開始予定日を「2010年9月1日」とアナウンスしています。ウチのブログでもこちらのエントリーで5月に紹介していましたが、昨日のアナウンスで利用料金についても発表になっています。

spモードは、今までスマートフォンでは利用できなかったiモードのメールアドレス (@docomo.ne.jp) が利用でき、絵文字やデコメールも使えるとの事。さらにインターネット接続もでき、ドコモマーケットやドコモサイト、携帯電話向けのホームページを閲覧したり、音楽やゲームなどのコンテンツをダウンロードできるとの事です。

ただし、i Menuおよびiモードメニューサイトは利用できず、iチャンネル、iコンシェル、ケータイデータお預かりサービス等のiモードサービス契約が必要な各種サービスは利用出来ません。

気になる利用料金は、月額使用料が315円。さらに利用したパケット数に応じてパケット通信料が課金されるので、パケ・ホーダイ ダブルやパケ・ホーダイ シンプルに加入していない場合はパケット通信料が青天井になる可能性があるので注意が必要ですね。もちろん、iモードサービスへの加入も必要ですが、iモード 315円 + spモード 315円 の総額630円 が半額の 315円 になるISPセット割を適用する事が出来ます。

対応機種はAndroid OS搭載の Xperia SO-01B、LYNX SH-10BとWindows Mobile搭載のdynapocket T-01B、SC-01B、T01A。ただし、機種によって制約もある様です。

詳しくは NTTドコモ のこちらのページで。

ソフトバンクもそのうちこのようなサービスを提供するのでしょうか…。

iPhone 4: やっぱり?もちろん! ソフトバンクから

今朝未明に発表されたばかりのiPhone 4。ウチのブログでも紹介してみましたが、ソフトバンクが早速ニュースリリースを公開しています。

ソフトバンクモバイル株式会社は、これまでのどのスマートフォンよりも薄く、これまで携帯電話に搭載された中でもっとも解像度の高い※ディスプレーの「iPhone™ 4」(アップル社製)を、2010年6月24日(木)より日本で発売します。

とのこと。そしてもちろん、2010年6月15日から予約を受け付け。とはいえ、まだ価格や料金プラン等の詳細は公開されていません。

iPhone 4はUMTS 850MHzもサポートしている為、ドコモのFOMAプラスエリアでも使えると思われ、まさかキャリア乗り換え…とも予感させられましたが、とりあえずは今まで通りソフトバンクモバイルが販売する様で一安心。

次は料金プランや端末価格が気になります。

NTTドコモのspモード

ウチもiPhoneユーザなので、スマートフォンユーザという事になるのですが、少し不満を言うならば携帯電話専用のサイトに接続できない事や、@i.softbank のアドレスを受け付けてくれないサービスが利用できない事。ファミリーレストランのテーブルにある、携帯電話で登録するとクーポンが手に入るサービスなどはほとんどが携帯電話アドレス専用で、iPhoneに割り当てられる @i.softbank は受け付けてももらえません。

そんな中NTTドコモがspモードというサービスを2010年9月頃を目処に提供するそうで、スマートフォンからもiモードメールを送受信できるようになるそうです。絵文字やデコメールも使えるとの事で、携帯電話とスマートフォンの垣根を低くしてくれそうです。

サービス提供の価格や、iモードメールがプッシュで配信されるかどうかもまだ不明な様ですが、是非ソフトバンクも同等のサービスを(できれば無料で)提供してほしいですが、そもそも @i.softbank の用にiPhone向けに特別なアドレスを割り当ててしまっているので、可能性は低いのかもしれませんね。

ネタ元: Engadget Japanese

NTTドコモがiPad向けSIMカード発売へ

アメリカではWiFiモデルが既に発売され、3Gモデルは4月末ですが、日本では2010年5月10日から先行注文受付が開始されるiPad。WiFi、3Gモデル同時に5月末に発売となります。

3GモデルのSIMカードはどのキャリアが提供するのか気になっていましたが、今日4月28日に決算会見を行ったNTTドコモの社長がiPad向けのMicro SIMカード発売を予定している事を明らかにしたそうです。

NTTドコモに言わせると、iPadは高級ネットブック。ウチ個人的には、ネットブックとはかけ離れた存在に思えるのですが、とにかく「ミニSIMカード(Micro SIM Cardの事をNTTドコモ的にはミニSIMカードらしい)を入れてドコモの回線を使ってほしい」との事。

ソフトバンクはファムトセルを配布する程3Gネットワークの守備範囲がいまいちなので、NTTドコモのエリアで使えるミニSIMカードも良いかもしれませんね。

後は、iPhoneユーザー向けにソフトバンクが安価なプランのMicro SIMカードを提供するかどうかが気になるところですが、これについてはNTTドコモも、FOMAユーザー向けに複数回線契約割引等で対抗するのではないでしょうか。

いよいよ国内発売まで約1ヶ月に迫ったiPad。これからこの辺の話題で盛り上がりそうです。

ネタ元: 毎日新聞

Docomo meets Apple? iPad用SIMカードはDocomoから?

YOMIURI ONLINEのニュースで、AppleのiPad用SIMカードの単体販売をNTTドコモが検討している事が明らかになったと報じられています。

今まで日本国内で販売される携帯電話やスマートフォンはSIMロックがかかっていて、端末とSIMカードは一緒に購入し、その他のキャリアのSIMカードを挿入しても動かなかったわけですが、Appleが今週発表したiPadはSIMフリー。つまり、どのキャリアのSIMカードを差しても動くわけです。但し、iPadに採用されているSIMスロットは “micro SIM” 。その為、現在のiPhone用やその他の携帯電話・スマートフォンに挿入されているSIMカードは使えません。

YOMIURI ONLINEのニュースを見る限りでは、まだ確定した情報では無いようですが、NTTドコモは以前からiPhoneの販売にも意欲を見せていたのでAppleの新製品であるiPadの発売でシェアを伸ばしたいことは間違いないと思われ、”NTTドコモ micro SIM”が販売されるのは期待できそうです。

これを機に、日本国内でのSIMフリー化が加速すると、気に入った端末を好きなキャリアで使う事ができて良いのですが….