もう暫くMobileMeサービスが終了…

Appleの新しいクラウドサービスiCloudが昨年サービス開始されましたが、同時にMobileMeのサービス終了が発表されました。そしてそのMobileMeサービス終了日である2012年6月30日までいよいよ一ヶ月を切りました。

ウチはMobileMeの頃からAppleのクラウドサービスを利用していましたので、昨年にiCloudへ移行しましたが、AppleからはMobileMeのiDiskやアルバム等に残っているファイルをバックアップするよう注意を促すメールが届きました。

同様にMobileMeからiCloudへ移行された方は同じメッセージを受け取っていると思いますが、まだiDiskにファイルが多数残っている場合等、早いうちに作業しておいた方が良さそうですね。

参考リンク:

Mac: iCloud移行で忘れていた事の一つ – AirPort / AirMac Extreme

先日MobileMeからiCloudへの移行を果たしたのですが、一つ忘れていた事がありました。いや、他にも忘れている事があるかもしれないので、忘れていた事の一つを見つけました。

それはAirPort / AirMac Extremeの「どこでもMy Mac」機能。

昨夜、自宅でインターネットを利用していたら突如繋がらなくなり、AirPort Extremeの電源をOFF/ONしていたのですが、その原因はADSLモデムのACアダプター故障。

今日の日中にACアダプターの交換が終わり、無事ネットワークに接続出来る様になったのですが、その後もAirPort ExtremeのLEDがオレンジ色点滅のまま。

AirMacユーティリティを起動して問題を調査してみると、この画面キャプチャの通りAirPort / AirMac Extremeに実装されている「どこでもMy Mac」の為のMobileMeアカウントへのログインで失敗している事が判明しました。

この機能を利用すると、WAN側のネットワークからもAirPort Extremeの設定変更などが出来るのですが、極稀にしか使っていませんでした。そういった意味では実害は無いのですが、いまだに更新されたファームウェアがリリースされていないのもちょっと不思議な感じですね。

参考リンク: MobileMeからiCloudへの移行完了 – Logon Blog

MobileMeからiCloudへの移行完了

今週、ようやくMobileMeからiCloudへの移行を完了しました。

先週末からメールのメールボックスを自前のMac OS X Serverへ移動したり、Lion以外のMac OS Xが動作しているMacへのカレンダーやアドレス帳の同期の事を少々考えたりしていましたが、水曜日にようやく移行を果たしました。

その時のスクリーンショットを並べてみます。移行作業はウィザード形式になっており、どのサービスがiCloudへ移行し、どのサービスはMobileMeのまま2012年6月31日まで継続されるか、そして移行後に利用出来なくなるサービスの説明が表示されます。次に利用出来るデバイスやバックアップに関する情報が表示され、最後に使用許諾に同意する事で後は自動的にデータの移動を行ってくれます。

移行作業が完了するとMac OS Xの画面には以下の表示が、iOS5がインストールされたiOSデバイスにはプッシュ通知で移行が完了した旨が表示されます。OKをクリック/タップすると自動的にシステム環境設定が切り替わりiCloudとMac / iOSデバイスが同期する様になります。メールもiCloudへ自動的に移行する為、自分で設定変更作業を行う必要がなくとても簡単でした。

移行そのものもとても簡単、iCloudに対応しているOSが動作しているデバイスであればMobileMeを利用していた頃と何ら変わらず使い続ける事が出来ました。iCloudになって新たに登場したフォトストリーム順調に動いていてとっても便利。従来はEye-Fiアプリを使ってMacへ写真を転送していた頃もありましたが、これからはフォトストリームの方が便利そうですね。これからはiOSのアップグレード時以外、iOSデバイスとMacをUSBケーブルで接続しなくてもiTunesとの同期とiPhotoへのファイル転送が完全にワイヤレスで出来て、大変便利になりました。

 

Lion以外ではiCloudがシームレスに使えないなんて….

いまだにMobileMeからiCloudへの移行を果たせていないわけですが、今一度iCloudのシステム条件を確認してみました。

iOSデバイスに関してはiOS 5が必須という事はよく分かっていたのですが、Mac OS Xに関してはLionのみ。LeopardのみならずSnow Leopardですらシームレスに使えず、メール、カレンダー、アドレス帳へはSafariか対応しているWebブラウザを利用する必要があるとの事です。

メインで使っているMacBook Airと新しいMac miniはLionが動作しているものの、日本に設置しているMac mini ServerとMac miniはSnow Leopard ServerとLeopard。MobileMeのサービスが終わってしまうとこれらのOSに搭載されているiCalやアドレス帳、メールはiCloudと同期することができなくなってしまいます。

Mac mini Serverは、ブログの運用等のサーバーアプリ目的で稼働しているので実害は無いのですが、friioでテレビ録画に使っているLeopard動作のMac miniは少々困りました。Lionのライセンスは購入しているのでアップグレード出来ない事も無いのですが、Macに正式対応していないfriioを無理矢理動かしている環境のOSをLionにアップグレードしてしまった場合、正常に動かない可能性が非常に高いという懸念があります。

しかし、friioの予約録画にはiCalのアラーム機能を使っており、このカレンダーをMobileMe経由で他のMacやiOSデバイスと同期する事で録画予約の状況がいつでも分かる様にしていました。その為、MobileMeの代わりとなるiCloudがLeopardのiCalから利用出来ないとなると些か不便。予約の成功や録画の開始はBoxcarを使ってiPhoneへ通知しているので確認出来るものの、それでも予約状況がこのMac miniにリモート接続しないと確認出来ないのは不便すぎます。

先日エントリーにしたONTVのサービス終了といい、iCloudへの移行といい、ウチのfriioテレビ録画環境が急速に危機的な状況に陥っている気がしてきました (^^;;

とりあえず、ONTVサービス終了の対策は自前でAppleScriptを作りiEPGファイルから予約出来る様に、そしてiCloudがLeopardに未対応の対策は録画予約カレンダーのみをGoogleカレンダーへ移行してみようと思います。

参考リンク:

MobileMeからiCloudへの移行に関する考察…

iCloudのサービス開始に伴い、MobileMeユーザーのウチも移行に向けて色々と準備をしなければならなくなりました。幸いMobileMeのサービスは直ぐに停止するわけではなく、2012年6月30日まで利用する事が出来ます。とはいっても、いずれにせよ移行しなければならない為早い時期に進めようと思います。

今までのMobileMeで提供されていた全ての機能がiCloudで提供されるわけではないため、幾つか検討しておくべき事があります。

まず、一番影響の高いのがiDisk。iCloudではiDiskが利用出来なくなるため、殆どのファイルをiDiskに保存していたウチにとっては厳しいです。対策はただ一つ、全てのファイルを所有しているMacの一つに移動する事。全部で2GB程度の容量なのですが、何処に保存しておこうか悩んでいます。しかし、今までiPhone/iPadそしてMobileMe Webインタフェースからどの様な形式のファイルでもアクセス出来たiDiskが利用出来なくなるのは本当に残念です…。

iDiskの他に提供されなくなるサービスは「iWebへの公開」と「ギャラリー」。これらは全てオリジナルのファイルがMacのiWebとiPhotoに存在しているので問題無し。既にiWebに関してはBlueDiamond Web.へ移行済みで、後はBlueDiamond Web.からリンクしているMobileMeギャラリーへのリンクを削除すれば良いと考えています。

最後に面倒なのがメール。複数所有しているメールアドレスの全てのコピーはMobileMeに保存しており、その総容量は既にiCloudサービスで無料提供される5GBを上回っています。よって、このままiCloudへ移行しようとすると、無料ストレージでは足りず有料サービスとして利用を続ける事になります。今まで年間1万円程度支払っていたMobileMeが、突然無料になると、追加ストレージを購入するのは負けた気分になってしまいます。ということで、別途あるIMAPサーバーへ過去のメールを全て保管することにしました。

そんなわけで、まだメールのコピーやiDiskのコピーが終わっていないのでiCloudへ移行出来ていませんが、週末には一通りの作業を終えて移行してみたいと思います。Appleのサポートページには移行に関する情報が詳しく掲載されているので参考になればと思います。

参考リンク:

MobileMeの移行とiCloudについて、よくあるご質問 – Apple

 

 

Apple: MobileMeからiCloudへの移行に関するアップル・サポートページ

先日のAppleからiCloudが発表され、MobileMeユーザーのウチとしては各サービスの継続性が気になっていましたが、アップルのサポートページに記事番号HT4597として色々と情報が公開されています。

既に先月末から徐々に公開されていた様ですが、今日2011年7月3日時点での最終更新日は7月1日となっています。

さて、MobileMeのサービスのほとんどは継続して利用する事が出来る様ですが、残念ながらウチにとってとても重要なiDiskは提供されない事は間違いない様です。iWebへの公開は既に自前のサーバーに移行していますし、ギャラリーに関しては自前サーバー上でiWebのアルバム機能を使えば写真を共有出来るので良いのですが、iDiskが提供されないのはとても残念です。

ウチはMacのハードディスクやSSD、本体に何らかの故障が発生した場合でも重要なデータだけは失わない様、殆どの重要なファイルはiDiskに保存しています。既にその容量はiDiskに割り当てている15GB中の約10GBになっています。

普通にMacのディスクに保存してバックアップをしっかり作成すれば良いのでしょうが、複数のデバイスから同じコンテンツに常にアクセス出来る利便性が失われる事が残念。

まだiCloudの登場までには時間がありますし、MobileMeの終了となるサービスも2012年6月30日まではiDisk等のiCloudで提供されないサービスも継続する様なので、それまでの間に別のサーバーを立ててWebDavのディスクスペースを作ろうかなと思います。

まあ、iDisk以上に頻繁に利用しているメール、連絡先、カレンダー等が無料になるので今後もAppleのサービスは継続して利用しますが、せめて今までの半額程度の価格でiDiskサービスも提供してくれたら嬉しかったです。

参考リンク:

MobileMeの移行とiCloudについて、よくあるご質問 – アップル サポート

MobileMe からの iCloud に関するメッセージ

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今日、アップルが提供しているオンラインサービス、 MobileMeからメールが届きました。タイトルは「MobileMeメンバーへ重要なお知らせ」。

当然ながら内容は今週発表されたiCloudに伴うMobileMeサービスの今後と、現在の利用者へのiCloudへの以降に関するものです。といっても、既に発表されていた内容は以上はほとんど無く、全てのMobileMeユーザーに対して周知するためのメッセージといった印象です。
要約すると既存のMobileMeユーザーのメンバーシップは無料で2012年6月30日まで延長され、iCloudが利用可能になる時点で提供される手順に沿って移行する事でメール、連絡先、カレンダーおよびブックマークを新しいサービスで引き続き利用できるとの事です。

とはいえ気になる事が幾つか。まず、既にMobileMeで5GB以上の容量を利用している場合にiCloudへ移行出来るのでしょうか。有料で追加の容量を利用できるなら良いのですが、その様な情報は今のところ無いですね。次に、現在のiDiskに相当するサービスが提供されるのか。ウチは殆どのドキュメントをiDiskに保存して複数のデバイスからアクセスしているので無くなってしまうととても不便に感じます。
さらに、iCloudを利用する為にはiOS 5かOS X Lionが必要との事なのですが、現在のSnow Leopardからアップグレードする予定がなければMacからは現在のMobileMeサービスを利用できない事になってしまいます。もっとも、Mac App Storeから一度購入すれば全てのMacをOS X Lionへアップグレードできる上に、価格も良心的なので気軽にアップグレードできる気もします。
さて、最後に気になる事は、現在のMobileMeメンバーシップが2012年6月30日まで無料になるとの事なのですが、前回の更新タイミングによってお得加減が全く異なる点。例えば5月に料金を支払った人と、7月に料金を支払う予定だった人では無料となる期間がかなり異なります。もしかして、この辺りも考慮して返金がされているのでしょうか…。

まあ、色々と気になる事がありますがiCloudサービスが提供される頃にはもっと詳しいサービス内容やMobileMeからの移行方法が明らかになっていくとの事なのでしばらくは様子見ですね。