Apple: MobileMeからiCloud以降時の無料ストレージが1年延長

2011年、iCloudが登場した際にMobileMeのサービス提供が終了して、MobileMeユーザーは自動的にiCloudサービスへ移行となりました。

その際MobileMeで提供されていたiDiskの容量よりもiCloudサービスで無料提供されるストレージが少ない為、アップルはMobileMeからiCloudへの移行ユーザーに対して無償で2012年9月30日までの期限付きで追加ストレージを提供していました。そんな事をすっかり忘れていた10月6日、Appleから「長らくMobileMeサービスを利用していたユーザーに、更にもう1年追加ストレージを無料で提供します」というメールが届きました。

対象ユーザーの条件等は分かりませんが、有料のサービスを従来長期間利用していたユーザーに配慮した対応の様ですね。

なお、ウチはiDiskの様にファイル、フォルダをファインダーから自由に扱えるサービスの方が便利と思っている為、iDiskサービス終了後はDropboxに移行してしまいました。友達とのサイズの大きなファイルのやり取りやコラボレーションにはGoogle Driveを使っています。

勿論、iPhone、iPad、Mac間のカレンダーや連絡先の同期にはiCloudを使っていますし、AndroidスマートフォンにもiCloudのコンタクトを出来るアプリを使っており、iCloudになってからもAppleのサービスは重宝しています。

もう暫くMobileMeサービスが終了…

Appleの新しいクラウドサービスiCloudが昨年サービス開始されましたが、同時にMobileMeのサービス終了が発表されました。そしてそのMobileMeサービス終了日である2012年6月30日までいよいよ一ヶ月を切りました。

ウチはMobileMeの頃からAppleのクラウドサービスを利用していましたので、昨年にiCloudへ移行しましたが、AppleからはMobileMeのiDiskやアルバム等に残っているファイルをバックアップするよう注意を促すメールが届きました。

同様にMobileMeからiCloudへ移行された方は同じメッセージを受け取っていると思いますが、まだiDiskにファイルが多数残っている場合等、早いうちに作業しておいた方が良さそうですね。

参考リンク:

Mac: iWork.com public betaは終了へ

AppleはiWorkからドキュメントをオンラインで共有できるサービス、「iWork.com public beta」を公開していましたが2011年からiCloudのサービスを開始した事に伴って、iWork.com publicはbetaのまま終了を迎えるようです。

今年の7月31日に終了となるようで、”2012年7月31日になると、iWork.comのサイトにある書類にアクセスすることも、それらの書類をウェブ上で見ることもできなくなります。” と案内されています。まだiWork.comにドキュメントを保存している場合は7月30日までにコンピュータへダウンロード、保存する必要があります。

詳しくは こちらのページ に手順が記載されていますので良かったらどうぞ。

AppleがiWork.com public betaを開始した当時はまだ明確なiCloud構想がなかったのですかね。Appleのオンラインサービスについては.macからMobile Me、そして短期間にiCloudへと切り替わりようやく落ち着いた気がしますね。

iPhone: iCloudのカレンダーをExchange Serverのカレンダーに変更する時に気を付けたい点

今日、仕事のスケジュールをiPhoneでカレンダーに登録していた時に気が付いた事をエントリーにしてみます。

要約すると、「アラームが2つ登録されているiCloudのスケジュールは、アカウントをそのままExchange Serverに変更出来ない」という事です。詳しく書いてみます。

ウチはデフォルトのカレンダーをプライベート用のiCloudアカウントに設定しているのですが、その事をあまり気にせず仕事の会議の予定を作成しました。その時、とても大切な会議だったので、アラームを意図的に2つ設定しました。

  

後になって、職場のExchangeのアカウントでイベントを作るべきだった事に気が付き、Edit (編集) ボタンをタップしてカレンダーをiCloudからExchangeアカウントに変更することにしました。

 

この通り、Calendarの項目がiCloudアカウントの「Home」からExchange Serverアカウントの「Calendar」に変わっています。そして保存しようと「Done」をタップすると….

Doneのボタンが少し色が変わるのですが、待っても保存出来ません。いつまでもこの画面のまま。Cancelも出来ません。つまり、フリーズ状態です。
仕方が無いのでホームボタンを押してカレンダーAppを抜け、再度カレンダーAppを起動すると、真っ白な画面がしばらく表示された後に強制終了してしまいます。再々度カレンダーAppを起動するとCalendarの設定はiCloudアカウントのまま、編集前の状態に戻っていました。

原因は「Exchange Serverは2つ以上のアラーム設定が出来ない為」と仮定し、カレンダーのアカウントを変更する前に2つ設定されているアラームのうち一つを None (なし) に変更してから試してみました。

   

この通り、アカウント変更前にアラームを一つにしておくとちゃんと保存する事が出来ました。カレンダーのアカウントを変更した場合も、表示上はアラームは一つになっているのですが何故か正常に保存出来ない様です。

もし同じ現象で困っている方の解決の糸口になれば幸いです。

Mac: AirPort Base Station and Time Capsule Firmware Update 7.6.1

AirMacユーティリティの新バージョンと同時にAirPort / AirMac Base StationとTime Capsuleのファームウェアバージョン7.6.1が、2012年1月30日にAppleよりリリースされています。

変更内容は以下のとおり。

This update is for all 802.11n AirPort Express, 802.11n AirPort Extreme and Time Capsule models.

It fixes an issue with wireless performance and provides support for remote access to an AirPort disk or a Time Capsule hard drive with an iCloud account.

中略

It is recommended that AirPort Utility 5.5.3 or later be installed before updating to Firmware version 7.6.1. iCloud setup requires AirPort Utility 6.0 and Mac OS X Lion v10.7.2 or later.

Wirelessのパフォーマンス改善、USBポートに接続されているハードディスクやTime Capsule内のディスクへのリモートからのアクセスにiCloudアカウントが使用出来る様になる改善がされています。

そして、このファームウェアへアップグレードする前に、AirPort Utility 5.5.3以降を用いている事が推奨され、iCloudアカウントに関連する設定にはLion V.10.7.2以降とAirPort Utility 6.0が必要との事です。

これで以前こちらの記事で紹介したMobileMeからiCloudへの移行で発生した課題の一つが解決した気がします。

アップデートはAirMacユーティリティ上でターゲットのBase StationもしくはTime Capsuleをクリックすると表示されるバルーンで「アップデート」のボタンをクリックします。アップデート中、一時的にネットワークが利用出来なくなるので注意が必要です。

参考リンクAirPort Base Station and Time Capsule Firmware Update 7.6.1 – Apple

Windows Phone: Microsoft Office Outlook Hotmail Connector について

Windows Phone 7.5 OSを搭載したHTC Radarを入手してしばらく経過するのですが、いまだにiCloudに保存されている連絡先を上手く同期出来ずにいます。

プライベートで持っているガジェット類はMac, iPhone, iPadなどApple製品が多く、手元にあるものは最新のOSで動作しているためiCloudで管理している連絡先とカレンダーがシームレスに同期出来ています。

しかし、HTC RadarはWindows Phone 7.5の為、メールは通常のIMAPサーバーとしてiCloudをセットアップ出来るものの、連絡先とカレンダーは上手くiCloudと同期出来ません。Windows LiveやGoogleアカウントとは連絡先、カレンダーが出来るのに残念な感じです。

更にMac OS XでWindows Phone 7.5デバイスをUSBで接続して同期する “Windows Phone 7 Connector” もミュージック、ムービー、写真の同期は出来るものの、連絡先とカレンダーは同期出来ず。(これについては今度別の投稿で紹介してみたいと思います)

そこで見つけたのが「Microsoft Office Outlook Hotmail Connector」。まだ試していないのですが、Windows向けのMicrosoft Outlook 2003, 2007, 2010とWindows Live Hotmailの電子メール、連絡先、カレンダーを同期出来るとの事。すなわち、1台Windowsマシンがあれば、そのマシンにiCloudコントロールパネルと「Microsoft Office Outlook Hotmail Connector」の両方をインストールして設定すればOutlook経由でiCloudとWindows Liveのアカウントの連絡先の同期は出来る気がしてきました。

果たして本当に来んな面倒な事をしなければならないのか…と気になりますが、とりあえずHTC Radarに全く連絡先が入っていないのは若干不便なので試してみようと思います。

もう一つの手段はiCloudを中心とした情報の同期を止め、iOS、Mac OS XそしてWindows Phoneの全てで同期可能なGoogleでの情報管理に移行する方法なのですが、Googleの連絡先はMac OS Xのアドレス帳と項目等が異なり、過去に失敗した事があるのでどうしても抵抗があります。

まずは「Microsoft Office Outlook Hotmail Connector」を試して、このブログで結果を紹介してみたいと思います。

参考リンク:

iPhone: Googleカレンダーを使って各国の休日をCalendar Appに表示 – 色を変更

2010年の9月に「iPhone: 休日をiPhoneのカレンダーに表示する方法 (Google Sync)」というエントリーで、iPhoneのカレンダーアプリに各国の休日を表示する方法を紹介しました。

iOS 5になっても同様の方法でGoogleカレンダーで参照している色々な国の休日をiPhoneへ表示する事が可能です。

休日をCalendar Appに表示する別の方法としては、iCloudを利用する手法。iCloudになり、MobileMeの頃と違って無料でアカウントを作成し、iPhoneのiCalとiCloudカレンダーを同期出来るのですが、MacのiCal以外(iCloudのWebブラウザインタフェース)からAppleの提供している参照カレンダーを追加する方法が分かりません。これはまた別の機会に探してみようと思います。

さて、iOS 5になって進化した点としては、Google Syncで参照しているカレンダーの色をiPhoneで設定する事が出来る点。

まず以前紹介したこちらのエントリー通り、Googleカレンダーの設定、iPhoneの設定、Google Syncの設定、そしてカレンダーアプリの設定を済ませます。そのカレンダーアプリで参照する休日カレンダーを選択する画面で、EDIT / 編集 ボタンをタップとカレンダーの色を変更する事が出来ます。

スクリーンショットを並べてみます。

左から、カレンダーの選択画面、画面左上のEDITボタンをタップした状態、カラーを変更したいカレンダーをタップした状態。

これはGoogleカレンダーのみでなく、他のカレンダーでも同様に色を変更する事が出来ます。選択出来るカラーはiCloudやMac OS XのiCalアプリと同じパターンなので、iPhone, iPad, デスクトップ, Webの全てのカレンダーの色を統一する事も出来ます。