Xcode 4.4以降にはCommand Line Toolsが含まれていない…

xcode-logoこれも最近のサーバー入れ替えで気がついたのですが、Xcode 4.4以降はCommand Line Toolsが含まれていない為gccなどもなく、ライブラリやアプリケーションをビルドしたい時にとても困ります。

これを解決するにはXcode 4.4をインストール後にXcodeの環境設定からダウンロード、インストールします。

Xcode_CLI

後になって知ったのですが、Apple DeveloperサイトのダウンロードではCommand Line Toolsのみの配布も行っているようで、完璧なXcodeが不要であればComand Line Toolsのみインストールする方が手っ取り早そうです。

参考リンク:

Mac App Storeからは最新版のXCodeしか入手できず、OSが最新でない場合インストールすらできません。その場合はApple DeveloperサイトのダウンロードからそのOSにあったXCodeをダウンロード、インストールします。(無料で登録する必要がありますが)

OS X Lionの環境でfriioを動かした時のメモ

昨日のエントリーで久しぶりにfriioを操作して…という話を持ち出したのですが、OS X Lionの通常環境では有志の方が作られているMac OS X向けのfriio擬似ドライバは動きませんでした。

原因は単純で、32bit環境向けの機能拡張であるドライバを64bit環境で動かそうとしている事。これゆえにrecfriioコマンドを使うと「Unable to send request. Initialization failed」と表紙された上に受信できませんでしたとしてエラーになります。

デバイスを異なるIDで認識させたり、色々な情報がweb上にありましたが一通り試してダメ。結論としてはOS X Lionを32bitカーネルで起動することによって解決できました。

一方でこの方法では他のアプリケーションが動かなくなるといったリスクは伴うと考えられます。

参考リンク:

#この方法を試される場合は自己責任でお願いします。

FRIIOSKY – Amazon.co.jp でフリーオスカイが入手可能

地上デジタル UHF 13ch ~ 63ch スカパー!HD オールチャンネルに対応した新しいフリーオ 「FRIIOSKY」 がAmazon.co.jp で扱われています。

従来のバージョンと異なりUSBバスパワーでは動作せず、ACアダプターでの電源供給が必要です。また、残念ながら従来通りWindows OSのみ対応で、Mac OS Xには対応していません。

ウチは白friioを使って日本のテレビ番組録画を行っていますが、当初思っていたよりも安定して動作しています。デジタルになったお陰で、十分な電波強度が得られればアナログの頃の様な画質の乱れも少なく、とても気に入っているデバイスの一つです。

ちょっとノウハウが必要かもしれませんが、パソコンでテレビ番組録画をお考えの方はいかがでしょう。ちなみに2011年11月12日現在のAmazonでの価格は28,800円となっています。

参考リンク:

FRIIOSKY フリーオスカイ USB 2.0 スカパー!HD + 地上デジタルハイビジョンテレビアダプター

friio

新しいfriio – FRIIOSKY (フリーオスカイ) – Logon Blog

friio: ONTVサービス終了に伴い、iEPGでのテレビ予約に移行

先日こちらのエントリーで紹介した通り、ウチがfriio+Macを用いたテレビ録画システムのリモート番組予約に利用していたONTVがサービス提供を2011年10月31日に終了してしまいます。

更に、録画予約の状況はiCalで参照出来る様にMobileMeを利用して所有している他のMacやiOSデバイスと共有していました。しかし、friio録画システムが動作しているMacはLeopardで動作している為、こちらで紹介した通りMobileMeからiCloudへ移行した段階でiCalとiCloudカレンダーが同期出来なくなっています。

ONTVをベースとしたシステムについてはBlueDiamond Web.のこちらで紹介していますので気になる方は参考にしてください。

さて、ONTVがサービス終了になる事から今後は「テレビ王国」のiEPGデジタルを用いたリモート番組予約に移行することにしました。

1) 目的

既にONTVシステムが送信するメールを受け取って録画用のスクリプトとiCalへのアラーム付きイベントを作成する仕組みが出来上がっているので、テレビ王国からダウンロードするiEPGファイルを用いてONTVが送信するものと同じ内容のメールを送信するAppleScriptを作ります。
そしてMobileMeカレンダーの代わりにGoogleカレンダーとiCalを同期させます。

2) Leopard iCalとGooleカレンダーの同期

LeopardのiCalはGoogleカレンダーとCalDAVですんなり同期する事が出来ません。Snow LeopardやLionであれば簡単だったのですが、Leopardに搭載されているiCalのCalDAV実装が古い為か、一筋縄には行きません。
一番簡単な方法としてSpnning Syncというアプリを用いました。これはシステム環境設定の項目としてインストールされるもので、GoogleのアカウントでログインするとiCalのローカルカレンダーとGoogleカレンダーを双方向同期する事が出来ます。
アドレス帳の同期も出来るので、Leopardをメインで使っていてGoogleと同期させたい方には便利かもしれません。
ただし問題は有料のアプリである事。年単位で利用料金を支払うか、一度にライセンスを購入する必要があります。
ひとまずは試用期間で2週間動かせるので試してみることにしました。

3) iEPGデジタルファイルからのメール送信

friio録画を行っているMacは日本に設置しており、シンガポールからいつもリモート接続で操作するのは少しストレスがあります。よって、シンガポールでメインで利用しているMacBook Airにフォルダアクションを設定し、テレビ王国からiEPGデジタルファイルをダウンロードするとメールアプリからONTVサービスと同じ記述内容のメールを送信するアップルスクリプトを作ってみました。

フォルダアクション設定の為にAppleScriptを「~/Library/Scripts/Folder Action Scripts」にコピーし、そしてSafariがiEPGファイルをダウンロードするホームディレクトリ以下の「ダウンロード」フォルダにこのスクリプトをフォルダアクションとして割り当てます。

後はMailアプリを起動しておいて、テレビ王国でiEPGデジタルボタンをクリックしてファイルをダウンロードするのみ。ダウンロードが完了すると自動的に内容を解析してONTVの「メール録画予約」と同じ内容を生成してメールで送信します。

これによってfriioが接続されているMacには何も変更を加えずに、リモート録画予約するMacのみへの変更で移行が出来ました。

本来はiEPGデジタルファイルからすべてを生成する方式に変えたかったのですが、friioを動作させる為のスクリプトファイル(iCalのアラームで実行するファイル)の扱いなど、色々と考慮することがあり、まずはONTVサービス終了の10月31日に間に合わせる事を優先して上述の様な手法をとりました。問題は従来と異なりONTVにアクセス出来る環境であれば何処からでも予約出来るわけでなく、フォルダアクションが設定されているMacで無ければリモート録画予約が出来ない事。最悪はこのMacへリモート接続して操作する事になると思いますが、出張中などは少々不便になりそうです。

参考リンク:

スクリプトは作成したばかりでまだ十分検証出来ていませんので、利用される場合は自己責任でお願いします。スクリプト下部にメールの送信先と送信元アドレスを指定する箇所がありますので適宜修正してください。

 

Mac: ONTV JAPANのサービスが終了してしまう…。困る…。

インターネット上のテレビ番組表サイト、ONTV JAPANが2011年10月31日をもってサービスを終了する様です。

普通のオンライン・テレビ番組表サイトなのですが、特定の録画機器向け機能としてONTV JAPANのサイトから番組の録画予約をする為のメールを送信する「MAIL 録画予約」という機能を利用する事が出来ます。

そして、ウチはこの「MAIL 録画予約」機能を活用してMac OS X上でMail、iCalそしてfriioを活用したテレビ番組録画システムを構築して使っていました。当然、個人的にテレビ番組を視聴するための趣味なのですが、この仕組みはONTV JAPANがサービスを提供していないと成り立ちません。

「MAIL 録画予約」と同じ様な機能があるオンライン・テレビ番組表サイトか、iPhone/iPadアプリで何か似た様なことができないか早々に探して、今のシステムを改造してみようと思います。

参考リンク:

 

新しいfriio – FRIIOSKY (フリーオスカイ)

今日、ウチが使っている地上デジタル放送チューナーのfriioに関するメールが届きました。

2011年9月11日、午後9時46分から新しいフリーオが発売されるそうです。その名はFRIIOSKY – フリーオスカイ。

従来は地上デジタル放送専用friioと、BS/CSチューナー内蔵のfriioの2種類がありましたが、今回のFRIIOSKYは「スカパー!HD」と「地上デジタルチューナー」の2チューナーが内蔵されています。

見ての通りICカードリーダーが2枚挿入出来る構造になっており、地上デジタル放送用のB-CASカードとスカパー!HDカードを同時に入れられます。

チューナーが2台入っているので、スカパー!HDと地上デジタルチューナーを同時視聴、同時録画が出来るそうです。ウチはシンガポールに居て、更にスカパー!HDの契約をしていないので使えませんが、スカパー!HDを契約中の方でWIndowsマシンで番組録画をしたい方は良いかもしれませんね。

ちなみに、初回販売は現状friioを持っている顧客限定とのことです。

参考リンク: friio

Mac: Wine / MikuInstaller によるWindowsアプリが正常動作しなくなった… (解決済み)

ウチが24時間動作させて録画したテレビ番組のファイル変換スクリプトを走らせているLeopardのシステムが、先日Mac OS X 10.6.8 (Snow Leopard)と同時にリリースされたLeopard向けの「セキュリティアップデート 2011-004」を適用した直後からおかしくなりました。

毎日夜中の3時にcrondでAppleScriptを走らせて対象のファイルを変換しており、その実行状況と結果をGrowlでiPhone 4のBoxcarへ通知させています。今朝その通知結果を見たところ、3件程度変換されていなければならないのに、変換結果が0件になっていました。

早速リモートでシステムを見にいってみたところ、変換の為に使っているWindowsバイナリのtssplitter.exeが走っていません。より具体的には、WindowsバイナリをMac OS X上で動かすWineがX11で動作するのですが、これが異常停止しています。

原因は明らかにAppleからリリースされた「セキュリティアップデート 2011-004」の適用なのですが、Appleのアップデートに異常があるとは考えにくく対策を調べていたところ解決策が得られました。

・解決方法

XQuartzを入れ直す。

何とも簡単な解決方法なのですが、そもそもLeopardのDVDにバンドルされているX11には何かとバグがあるらしく、今年の5月にWine / MikuInstallerを導入した際、X11 2.6.1 – Xquartz 1.3.0-apple21をMac OS forgeからダウンロードしてインストールしていました。

Mac OS forgeのページには次の注意書きがあり、これに従ったというわけです。

Mac OS-X Updates / Mac OS Xアップデート

You will need to re-install this package after future OS and Security Updates delivered through Apple’s Software Update.

Appleがソフトウェア・アップデート経由で提供するOSの更新やセキュリティアップデートを適用した後、このパッケージをインストールし直す必要がある。

いつもcrondで自動化している為、こういった不具合にぶつかるとちょっと驚かされます。とはいえ、比較的短時間で解決する事が出来たので助かりました。今後は日本に設置しているサーバーをシンガポールからリモートで操作している為、予期せぬハードウェア障害やネットワーク回線障害があるとトラブルシューティングが大変そうですが、続けられる限りやってみようと思います。

参考リンク: