iPhone: iPhone 4が手に入ったら最初にやっておこうと思う事。

いよいよ3日後の2010年6月24日に発売が迫ったiPhone 4ですが、購入して最初にやりたい事を考えてみました。

もちろん、早速使って自分向きのカメラを試したり、5Mピクセルになったメインカメラでスチル写真やビデオを撮影したり、最高に綺麗な液晶画面でWebや写真を見てみたい気持ちはあるのですが、やっぱり携帯電話の要であるバッテリーの事を一番に考えたいと思います。

リチウムイオンバッテリーは従来のニッケルバッテリーと異なり、継ぎ足し充電(完全に放電していない状態で充電)しても性能を維持出来る事が特徴ですが、iPhoneのバッテリーに関するAppleのサイトには次の様に記載があります。

リチウムベースのバッテリーを適切にメンテナンスするには、バッテリー内の電子を時々動かすことが重要です。毎月最低でも1回は充電/放電サイクルを完了するようにしてください。

要するに頻繁に使えば気にする事ではない記述に見えますし、「充電/放電サイクルを完了するように」と言われてもイマイチよく分かりません。ちなみに同じページの英文版では次の様な記述になっています。

For proper maintenance of a lithium-based battery, it’s important to keep the electrons in it moving occasionally. Be sure to go through at least one charge cycle per month (charging the battery to 100% and then completely running it down).

つまり充電/放電サイクルは「一度100%まで充電してその後使って完全に放電させる」事であり、たとえリチウムイオンバッテリーがいつでも好きなときに充電して使っても性能が落ちないとはいえ、バッテリー内部の電子を沢山動かすこの事を最低でも1ヶ月に一度は行った方が良い様です。

さて、iPhone 4に関しては製造されてからすぐに日本へ出荷され、ショップで販売されると思いますが既に何十万台もの注文を受けている商品だけに、Appleも1ヶ月くらい前から生産を開始していたのではないでしょうか。当然その間誰にも使われずに倉庫で休んでいたはずですから、バッテリーも使われていません。

過去にシンガポールでしょっちゅうGSM携帯電話を購入していた頃もショップの人に「まずは電源入れずに8時間程度は充電してね。その後バッテリーが完全に無くなるまで使って」と言われた事を思い出します。

iPhone 3GSの時は思わず購入してすぐに使い始めてしまいましたが、iPhone 4は入手したら落ち着いて電源を切り、あまり暑くない環境でじっくり充電してから思いっきりバッテリー切れになるまで楽しもうと思います。

参考リンク

iStat Menus 3の使用感 & スクリーンショット

先日こちらのエントリーで、iStat Menuがバージョン3になった事に伴い有料になった事をお伝えしましたが、日常的に使っているiStat Menuは是非とも最新版をインストールしておきたいと思い、とりあえずは14日間トライアル版をAirへインストールしてみました。

主な違いとしては、今まではシステム環境設定項目としてインストールされたものが、(デフォルト設定でインストールすると)v.3ではアプリケーションフォルダにアプリとしてインストールされます。インストール直後はシステム環境設定にアイコンが残っている場合がありますが、設定変更等を行う場合にはアプリケーションフォルダからiStat Menusを起動します。

画面のイメージも一新。各メニューの表示ON/OFF切替が、iPhone OSっぽいトグルスイッチになっていて、全体的に見やすさが大幅に改善されています。

バッテリーメニューはMacBook / MacBook Pro / MacBook AirユーザーにとってはMac OS X標準のアイコンと比べて格段に良いと感じました。残量%表示と予想使用可能時間の両方を表示出来る事のみならず、充電中・放電中・充電完了でアイコンの色、表示する内容を変更出来ます。例えば充電中はカラーのアイコン、充電が完了したら残量%と予想時間を表示しない、放電中は白黒アイコン等。視覚的に分かりやすいカスタマイズが出来ます。

カレンダーメニューも月齢が表示されますし、FANのスピードコントロールメニューのスクリーンショットも撮ってみましたので気になる方は見てみてください。比較用にv.2のスクリーンショットも一緒に掲載してみます。

iStat Menus Version 3 screenshots

iStat Menus Version 2 screenshots

Apple製品のバッテリーについて…

以前のエントリーでMacBook Pro 15 inchのバッテリーについてAppleから入手した情報などを載せましたが、その後Appleのサイトを彷徨っていたところ、さらに情報を見つけました。紹介してみます。

MacBook / MacBook Pro / MacBook Airのバッテリーについて

リチウムイオンバッテリーとリチウムポリマーバッテリーによって扱いが異なるようです。最新モデルのMacBook / MacBook Pro / MacBook Airはいずれもリチウムポリマーバッテリーが用いられていますが、しばらく前のモデルはリチウムイオンバッテリーです。

Appleの記事によると、

初めてコンピュータを使う際および使い始めてから数ヶ月ごとに、バッテリーの再調整を行う必要がある

とあります。え、「初めてコンピュータを使う際」って、そんな事添付されてくるインストラクションには書かれていなかったと思うのですが….。

また、普段はACアダプターをつないだままで使用している場合も、1ヶ月に1度程度はバッテリーの調整をした方がよいと紹介されています。

その方法は前述の通り、リチウムイオンバッテリーとリチウムポリマーバッテリーによって異なりますが、一旦フル充電した後、バッテリーが空になるまで使いスリープもしくはシャットダウン。そして、再度フル充電するといった手順です。リチウムポリマーバッテリーの場合は、最初のフル充電時に2時間程度余分に充電し、またバッテリーを使い切った後スリープもしくはシャットダウン状態で5時間程放置する手順が追加されています。

iPhone / iPodのバッテリーについて

こちらはMacBook系のような詳しい手順が掲載された記事を見つける事はできませんでしたが、少なくとも

リチウムベースのバッテリーを適切にメンテナンスするには、バッテリー内の電子を時々動かすことが重要です。毎月最低でも1回は充電/放電サイクルを完了するようにしてください。

と記載されていました。この表現によれば、毎回継ぎ足し充電をするような使い方をしている場合でも、1ヶ月に1回はiPhone / iPodがフル充電の状態から完全にバッテリーを使い切り、再度フル充電をするという事を心がけた方が良い様です。

バッテリーと温度について

リチウムポリマーバッテリーは高温環境下においては普段の性能を発揮できないようで、完全なフル充電ができない場合がある為、Appleのサポートページにある記事にもiPhone / iPodをケースに入れた状態で充電しているような場合は、発熱によって本来の性能が得られない事があるのでその場合はケースから取り出すように記述があります。

iPhoneのバッテリーのもちが悪くなったと感じたとき、もしかしたら少し厚手のケースに変えた事に起因する事もあるかもしれませんね。

少しは参考になればと思います。ウチは「初めてコンピュータを使う際および…」の文章を見ただけで、「初めて使う前に教えてくれよ…」って感じでした。

でも遅くはありません、iCalに定期的なイベントを追加して、毎月一度くらいはMac / iPhone / iPodのバッテリーの充電・放電サイクルしてリフレッシュしてみようと思います。

参考リンク:

MacBook Pro 15 inch のバッテリーについて

しばらく前からウチがメインに使っているMacBook Pro 15 inchのバッテリーが相当劣化してしまい、完全充電しても30分程度しか駆動しなくなってしまった。LCDのバックライトを極限まで暗くしたり、Bluetoothをオフにしたりすれば何とか1時間程度は使えそうだが、これでは目が悪くなりそう。バッテリーが元気な頃は外に持ち出して色々な場面で使っていたのだが、最近はあまり持ち出さなくなってしまった。いかんせん電源の無い場所で突然バッテリー切れに襲われると始末が悪い。

そうこうしているうちに、メニューバーのバッテリーアイコンをクリックすると「バッテリーの交換修理」というメッセージが表示される様になり、システムプロファイラで電源の項目を見ると状態が「バッテリーを確認」となる様になった。

充放電回数が250回程度で寿命を迎えてしまうのかと思いながら、Online Apple Storeでバッテリーパックの値段を見ると結構な金額。まだ完全にダメになってしまったわけではないので、当分交換するつもりは無いが、充放電回数から鑑みた寿命の短さが少し気になりAppleCareに電話して色々バッテリーについて伺った結果を記録しておこうと思う。

  • MacBook Pro (アルミニウムユニボディになる前)のバッテリーは、充放電回数300回程度が寿命である。
  • アルミニウムユニボディのMacBook Proは1000回程度まで寿命が延びている。ただし、ユーザー自ら交換出来ないため、バッテリーの交換修理が必要な場合は数日間Appleへ預けての作業となる。
  • MacBook Airは充放電回数500回程度の寿命。こちらもアルミニウムユニボディなので、ユーザー自らの交換は不可。
  • iPadについても聞いてみたが、2010年2月15日現在、不明との事。

この結果から、ウチのMacBook Proのバッテリーはやはり寿命であるとの事。現在販売されているバッテリーも寿命は同じ程度とのことで、また2年程度で同じ様な状態に陥ってしまうと思うと、購入を躊躇してしまう。しかし、AppleCareで最後に教えてもらった事はとても有益であった。それは

AppleCareホットラインでバッテリーを注文し、新しいバッテリーと引き換えに古いバッテリーを返却(Appleへ渡す)事で、5000円程度(MBP 15 inch用の場合)安く提供出来る

とのこと。MacBook Pro 15 inchのバッテリーは15800円もする為、古いバッテリーをAppleへ返却するだけで約1万円になるのは大きい。ひとまず今日は注文しなかったが、今使用しているバッテリーが完全に寿命を迎えた場合にはAppleCareへ再度電話し、注文してみようと思う。割引だけでなく、自治体によって様々な扱いがあるバッテリーの処分も困らないので、助かるサービスと感じた。

HyperMacのニューバージョン (Nano, Micro, Mini)

Mac用の外付けバッテリーパックHyperMacを販売しているSANHO(どうしても別会社の名前に似ている様な気がしてなりません)から今度はiPhoneやiPod、さらにはつい先日発表されたばかりのiPad向けHyperMac Nano, Micro, Miniが発表されています。

SANHOのWebサイト、HYPER SHOPを見てもいまいち詳細が分かりませんが、Nano, Micro, Miniの順に小さいサイズで、Nanoに至ってはiPod nanoより幅が小さく厚みがある程度。MicroはiPhone用といった感じです。

それぞれの容量は以下の通り。

  • HyperMac Nano : 1800 mAh
  • HyperMac Micro : 3200 mAh
  • HyperMac Mini : 7200 mAh

かなり大容量なので、TV&バッテリーやeneloopのバッテリーに比べると長時間電源供給を出来そうです。ただし、その分大きさと重さが違いますが…。

参考までに、普通のHyperMacのバッテリー容量スペック資料は以下の通り。

気になる方は是非オーダーしてみてください。

HyperShop (見た目、まるでAppleの様なバナー。さすが中国企業!)