Mac: 新しいMacBook Proがリリースされました。

Appleから新しいMacBook Proがリリースされました。予想通り、i7プロセッサの搭載、AMD Radeon HDグラフィックチップの採用、更に10Gbpsの転送速度を誇るThunderboltポートが搭載されています。BTOオプションを含め、仕様を一通り並べてみます。

価格

  • 13インチ: 108,800円から 263,005円 (最も高くなるBTO設定時, 2.7GHz Dual core Intel Core i7, 8GB RAM, 512GB SSD)
  • 15インチ: 158,800円から 345,575円 (最も高くなるBTO設定時, 2.3GHz Quad core Intel Core i7, 8GB RAM, 512GB SSD, Hi-Res Antiglare Display)
  • 17インチ: 214,800円から 361,575円 (最も高くなるBTO設定時, 2.3GHz Quad core Intel Core i7, 8GB RAM, 512GB SSD, Hi-Res Antiglare Display)

プロセッサ

  • 13インチ: 2.3GHzデュアルコアIntel Core i5プロセッサ または 2.7GHzデュアルコアIntel Core i7プロセッサ
  • 15インチ: 2.0GHzクアッドコアIntel Core i7プロセッサ または 2.2GHz (標準) / 2.3GHz クアッドコアIntel Core i7プロセッサ
  • 17インチ: 2.2GHz (標準) / 2.3GHz クアッドコアIntel Core i7プロセッサ

グラフィックス

  • 全てに共通: Intel HD Graphics 3000 (384MB DDR3 SDRAMをメインメモリと共有)
  • 15インチ: AMD Radeon HD 6490M (256MB GDDR5メモリ) または AMD Radeon HD 6750M (1GB GDDR5メモリ)
  • 17インチ: AMD Radeon HD 6750M (1GB GDDR5メモリ)
  • 15インチと17インチのAMD Radeon HD搭載モデルはグラフィックス自動切替機能を搭載

メモリ

  • 全てに共通: 4GB 1333MHz または 8GB 1333MHz

ドライブ

  • 13インチ, 2.3GHz:
    320GBシリアルATAドライブ @ 5400 rpm (標準)
    500GBシリアルATAドライブ@ 5400 rpm
    750GBシリアルATAドライブ @ 5400 rpm
    128GBソリッドステートドライブ
    256GBソリッドステートドライブ
    512GBソリッドステートドライブ
  • 13インチ, 2.7GHz:
    500GBシリアルATAドライブ@ 5400 rpm (標準)
    750GBシリアルATAドライブ @ 5400 rpm
    128GBソリッドステートドライブ
    256GBソリッドステートドライブ
    512GBソリッドステートドライブ
  • 15インチ, 2.0GHz:
    500GBシリアルATAドライブ、5400 RPM (標準)
    500GBシリアルATAドライブ、7200 RPM
    750GBシリアルATAドライブ、5400 RPM
    128GBソリッドステートドライブ
    256GBソリッドステートドライブ
    512GBソリッドステートドライブ
  • 15インチ, 2.2GHz:
    750GBシリアルATAドライブ、5400 RPM (標準)
    500GBシリアルATAドライブ、7200 RPM
    128GBソリッドステートドライブ
    256GBソリッドステートドライブ
    512GBソリッドステートドライブ
  • 17インチ, 2.2GHz:
    750GBシリアルATAドライブ、5400 RPM (標準)
    500GBシリアルATAドライブ、7200 RPM
    128GBソリッドステートドライブ
    256GBソリッドステートドライブ
    512GBソリッドステートドライブ
ディスプレイ
  • 13インチ:
    13.3インチ, 1280 x 800 ピクセル, 光沢ディスプレイ
  • 15インチ:
    15.4インチ, 1440 x 900 ピクセル, 光沢 または 非光沢 ディスプレイ (標準)
    15.4インチ, 1680 x 1050 ピクセル, 光沢 または 非光沢 ディスプレイ
  • 17インチ:
    17インチ, 1920 x 1200 ピクセル, 光沢 または 非光沢 ディスプレイ
バッテリー
  • 全てに共通: 最大7時間(ワイヤレスインターネットの閲覧) 内蔵リチウムポリマーバッテリー
  • 13インチ: 63.5Wh
  • 15インチ: 77.5Wh
  • 17インチ: 95Wh
その他
  • Thunderboltポート
  • USB 2.0ポート (17インチのみ3ポート、他は2ポート)
  • FireWire 800ポート
  • SDXCカードスロット (17インチのみなし)
  • ExpressCard/34スロット (17インチのみ)
  • FaceTime HDカメラ
  • フルサイズバックライトキーボード (JIS配列 または US配列)
  • 8倍速SuperDrive

色々パワーアップしていますね。13インチモデルにクアッドコアの設定が無いのが若干残念ですが、15インチからは全てクアッドコアのi7。メモリ、ディスクともに十分なパフォーマンスを出せそうな設定が標準になっている気がします。従来からMac Proに採用されているAMD Radeon搭載でグラフィックスもモバイルとしては相当パワフルでしょうね。

放熱問題が残っていないか気になりますが、標準設定でもかなり良いスペックのマシンに感じました。

参考リンク: MacBook Pro – Apple Japan

Mac: Apple Storeが “We’ll be back soon.” に…。新しいMacBook Proの登場かな?

2011年2月24日、Apple Storeが一時閉店して「We’ll be back soon.」の表示になっています。

しばらく前からMacBook Proシリーズのアップデートが噂され、スペックや写真がリークしていましたのでおそらく新しいMBPが登場するのではないでしょうか。ちなみに、今日2011年2月24日はAppleのJobs氏の誕生日でもあるので、パワーアップしたMacBook Proシリーズの登場は最高のプレゼントになりそうですね。

アップデート内容としては主に

  • 4 coreのIntel Core 7i series搭載
  • 1333 MHz RAM Bus Speed
  • AMDのGraphic Processor搭載
  • Intelの次世代バス ThunderBold の搭載

などが噂されています。

ウチのMBPも2008年モデルでそろそろ3年を迎えるので、コストパフォーマンスが良ければアップグレードしたくなりそうな内容ですね。

Mac: rsyncによる2点間のファイルコピー (rsync, vpn, afp, applescript使用)

年末年始に今まで自宅に設置していた MacMini (Serverではなくデスクトップマシン) を実家に移設したのですが、Eye-Fiを使っているコンパクトデジカメで写真を撮影しながら「あ、Eye-Fiのファイル転送先設定が実家に移設したMacMiniのままだ…」という事に今更気がつきました。

最も簡単な解決方法は自宅に残っているMacBook ProかMacBook AirにEye-Fi CenterとEye-Fi Helperをインストールして転送先を変更すれば良いのですが、もう少し難しく解決してみようと思い、VPN接続で実家のネットワークに接続しrsyncコマンドを使って自宅のLANに接続されているAirMac Extremeに繋がっている外付けHDDへファイルを転送する方法を試してみました。

条件としては次の通り。

  • 自宅はCATVでインターネットへ常時接続。
  • 実家はFTTHでインターネットへ常時接続。
  • VPN接続は自宅のMacBook Pro (MBP)から実家のMac mini server (MacMiniとは別のMac OS X Server搭載のサーバー)間で行う。Mac mini serverはVPN接続クライアントと実家のLAN内に設置しているMacMini間でルーティングを行う。
  • Eye-Fiのファイルは実家のMacMini上で共有されているフォルダに保存されている。
  • これらのファイルを自宅のAirMac Extremeに接続されたHDDへコピーする。

Applescriptに作業させたい内容は次の通り。

  1. 予め[システム環境設定] – [ネットワーク] で設定しておいたVPN接続先に自動的に接続する。
  2. 実家のMacMiniの共有フォルダにafpで接続(マウント)する。
  3. 自宅のAirMac Extremeに接続のHDDにafpで接続(マウント)する。
  4. rsyncコマンドを走らせ、MacMini側の変更をAirMac Extreme側へコピーする。

ということで、エラー処理などを全く考慮していませんが紹介しちゃいます。

tell application “System Events”
tell current location of network preferences
set VPNservice to service “<<VPN接続名>>”  –事前に設定しておいたVPN接続先を指定
set isConnected to connected of current configuration of VPNservice –接続済みかどうかを確認
if isConnected = false then –接続済みでなければ
if exists VPNservice then connect VPNservice –接続する
delay 30 –接続が完了するまで30秒程度掛かった事があるので長めに待機
end if
set isConnected to connected of current configuration of VPNservice –接続済みかどうかを再度確認
if isConnected then –接続済みであれば
tell application “Finder”
mount volume “afp://192.168.0.100/Share/” as user name “<<User Name>>” with password “<<Password>>–MacMiniの共有フォルダをマウント
mount volume “afp://10.0.3.1/Temp/” as user name “<<User Name>>” with password “<<Password>>–AirMac ExtremeのHDDをマウント
set SyncCommand to “rsync -avz –exclude=.DS_Store /Volumes/Share/Eye-Fi /Volumes/Temp/” –rsyncのコマンドを定義
do shell script SyncCommand –rsyncのコマンドを実行
end tell
end if
end tell
end tell
前述の通り全くエラー処理はしていませんのであしからず。目的は達成できていると思っています。

ポイントは、afpでマウントした共有フォルダは /Volumes 以下にディレクトリとして見えるという事を利用して、同期元と同期先の2つのネットワーク上の共有フォルダをあたかもローカルフォルダの様に扱っています。rsyncコマンドはssh転送にも対応しているのでそれを使っても良いのですが、事前に鍵の生成や転送をするのが面倒だったのでまずは簡単に実現できる方法で試してみました。その反面、VPNや共有フォルダがネットワークの不調などで切断されると途中でファイル転送が中断されてしまう場合があります。

また、rsyncのオプションとして ‘–exclude=.DS_Store’ を指定しました。.DS_Storeが含まれたディレクトリの同期を行うと.DS_Storeで始まるファイル/ディレクトリが大量に転送される場合があるので除外しました。

エラー発生時の処理やtellコマンドとend tellコマンドの位置も調整しなければなりませんし、ファイル転送終了後に切断も出来ていない状態なのでまだまだ改善の余地がありますが、同じ様な事をお考えの方の参考になれば幸いです。より良い方法があれば是非共有して頂ければ助かります。

#想定していない動きをする事も考えられますので、流用される場合は自己責任でお願いします。意味の分からない場合は試さない方が安全だと思います。

ソフトウェアアップデート: MacBook Pro SMC ファームウェア・アップデート V.1.4

一昨日(2010年10月8日)、Appleから2007年〜2008年の一部モデルMacBook Pro向けにSMCファームウェアのアップデートがリリースされています。

変更内容は以下の通り。

このファームウェア・アップデートは、MacBook および MacBook Pro の 2007 年〜 2008 年の機種の一部が新しい電源アダプタで充電できない問題に対処しています。

コンピュータの電源コードが電源の供給されているコンセントに接続されているか、バッテリーが 25% 以上充電されている必要があります。詳しくは、“http://support.apple.com/kb/TS3499?viewlocale=ja_JP”を参照してください。

コンピュータが再起動した際、グレイの画面にアップデートの進行状況を示すステータスバーが表示されます。アップデート中はコンピュータのファンが全速で回転しますが、アップデート完了後に通常の速度に戻ります。アップデート中は、コンピュータの動作を妨げたり電源を切ったりしないでください。

アップデータアプリケーションは、“/アプリケーション/ユーティリティ”フォルダにインストールされ、自動的に起動します。アップデートプロセスを完了するには、アップデータアプリケーションの指示に従ってください。

適用はソフトウェア・アップデートから。MBPの再起動が必要で、アップデート中のMBP挙動に関するメッセージが表示されます。

Apple Magic Trackpadリリース

今日、2010年7月27日、AppleからMagic Trackpadがリリースされています。

デスクトップMacでラップトップのMacBookシリーズと同じ様なトラックパッド操作環境を実現する為のアクセサリ。もちろん、ラップトップにキーボードを接続して使っている場合、そのすぐ横に置いて使う事も出来ます。

Macとの接続にはBluetoothテクノロジが用いられており、Mac Mouseのトラックパッド版という位置づけ。さすがにアップルらしい綺麗なデザインです。

商品説明には「クリック、スクロール、スワイプ、回転など、幅広いジェスチャーに対応」とあり、まさに最新のMacBook Proなどと同じトラックパッドと同じ操作環境をデスクトップMacで実現する事が出来ます。大きさはMacBook Proのものよりも80%大きく、Appleのキーボードと同じ縦の幅があります。

単三電池2本で動作し、あわせてApple Battery Chargerも発売されています。Apple Battery Chargerは単三充電池2本を充電することができる充電器と充電式ニッケル水素電池6本のセット。

価格はMagic Trackpadが6800円、Battery Chargerが2800円となっています。充電器の性能にもよりますが、SANYOのeneloopとほぼ同じ様な価格設定と感じます。

関連リンク: Apple Magic Trackpad / Apple Battery Charger

ラップトップを使っている時の姿勢

ラップトップ、つまりノートパソコンを使っていると意識せずに姿勢がとても悪くなっている事に気がつきました。

職場ではデスクトップPCを使っているので、モニターの高さを調整すればある程度姿勢を矯正できます。それでもモニターの高さを低く調整していると徐々に背中が丸くなり首も前のめり。これは良くないと思い、早速モニターの高さを調整してなるべく頭を上に向ける様にしてみました。

ところが自宅ではラップトップのMacばかり。MBPはデスクの上でrain designのiLap上に鎮座しています。このiLapは、シンガポールで白Intel MacBookを購入した際、あまりにも本体底面が熱くなるので入手。クッションがついているので膝の上にiLapを置いてその上にMacBookを乗せて使うのに便利です。ところが、いざデスク上で使ってみるとiLap無しでよりは良いのですが、それでも少し液晶モニターの高さ位置が不足している気がします。

そんな事を思いながらrain designのサイトを眺めていたら同じrain designのmStandというスタンドを見つけました。これはiLapと違い膝の上に乗せる事は前提にしていませんが、ラップトップをデスク上において使うときに便利そう。

価格は6380円。もっとも、接続するキーボードとマウスが無いと使えませんが、お行儀よくラップトップMac / PCを使うには良いアイテムだと思いました。素材はアルミニウムなので見た目もクールです。

ラップトップMacと一緒に使うならやっぱりAppleのワイヤレスキーボードとマウスかな。AmazonはApple Store販売価格の5% OFFで販売しています。

*価格は2010年7月3日時点の情報です。

iStat Menus 3の使用感 & スクリーンショット

先日こちらのエントリーで、iStat Menuがバージョン3になった事に伴い有料になった事をお伝えしましたが、日常的に使っているiStat Menuは是非とも最新版をインストールしておきたいと思い、とりあえずは14日間トライアル版をAirへインストールしてみました。

主な違いとしては、今まではシステム環境設定項目としてインストールされたものが、(デフォルト設定でインストールすると)v.3ではアプリケーションフォルダにアプリとしてインストールされます。インストール直後はシステム環境設定にアイコンが残っている場合がありますが、設定変更等を行う場合にはアプリケーションフォルダからiStat Menusを起動します。

画面のイメージも一新。各メニューの表示ON/OFF切替が、iPhone OSっぽいトグルスイッチになっていて、全体的に見やすさが大幅に改善されています。

バッテリーメニューはMacBook / MacBook Pro / MacBook AirユーザーにとってはMac OS X標準のアイコンと比べて格段に良いと感じました。残量%表示と予想使用可能時間の両方を表示出来る事のみならず、充電中・放電中・充電完了でアイコンの色、表示する内容を変更出来ます。例えば充電中はカラーのアイコン、充電が完了したら残量%と予想時間を表示しない、放電中は白黒アイコン等。視覚的に分かりやすいカスタマイズが出来ます。

カレンダーメニューも月齢が表示されますし、FANのスピードコントロールメニューのスクリーンショットも撮ってみましたので気になる方は見てみてください。比較用にv.2のスクリーンショットも一緒に掲載してみます。

iStat Menus Version 3 screenshots

iStat Menus Version 2 screenshots