Mac: iCloud移行で忘れていた事の一つ – AirPort / AirMac Extreme

先日MobileMeからiCloudへの移行を果たしたのですが、一つ忘れていた事がありました。いや、他にも忘れている事があるかもしれないので、忘れていた事の一つを見つけました。

それはAirPort / AirMac Extremeの「どこでもMy Mac」機能。

昨夜、自宅でインターネットを利用していたら突如繋がらなくなり、AirPort Extremeの電源をOFF/ONしていたのですが、その原因はADSLモデムのACアダプター故障。

今日の日中にACアダプターの交換が終わり、無事ネットワークに接続出来る様になったのですが、その後もAirPort ExtremeのLEDがオレンジ色点滅のまま。

AirMacユーティリティを起動して問題を調査してみると、この画面キャプチャの通りAirPort / AirMac Extremeに実装されている「どこでもMy Mac」の為のMobileMeアカウントへのログインで失敗している事が判明しました。

この機能を利用すると、WAN側のネットワークからもAirPort Extremeの設定変更などが出来るのですが、極稀にしか使っていませんでした。そういった意味では実害は無いのですが、いまだに更新されたファームウェアがリリースされていないのもちょっと不思議な感じですね。

参考リンク: MobileMeからiCloudへの移行完了 – Logon Blog

MobileMeからiCloudへの移行完了

今週、ようやくMobileMeからiCloudへの移行を完了しました。

先週末からメールのメールボックスを自前のMac OS X Serverへ移動したり、Lion以外のMac OS Xが動作しているMacへのカレンダーやアドレス帳の同期の事を少々考えたりしていましたが、水曜日にようやく移行を果たしました。

その時のスクリーンショットを並べてみます。移行作業はウィザード形式になっており、どのサービスがiCloudへ移行し、どのサービスはMobileMeのまま2012年6月31日まで継続されるか、そして移行後に利用出来なくなるサービスの説明が表示されます。次に利用出来るデバイスやバックアップに関する情報が表示され、最後に使用許諾に同意する事で後は自動的にデータの移動を行ってくれます。

移行作業が完了するとMac OS Xの画面には以下の表示が、iOS5がインストールされたiOSデバイスにはプッシュ通知で移行が完了した旨が表示されます。OKをクリック/タップすると自動的にシステム環境設定が切り替わりiCloudとMac / iOSデバイスが同期する様になります。メールもiCloudへ自動的に移行する為、自分で設定変更作業を行う必要がなくとても簡単でした。

移行そのものもとても簡単、iCloudに対応しているOSが動作しているデバイスであればMobileMeを利用していた頃と何ら変わらず使い続ける事が出来ました。iCloudになって新たに登場したフォトストリーム順調に動いていてとっても便利。従来はEye-Fiアプリを使ってMacへ写真を転送していた頃もありましたが、これからはフォトストリームの方が便利そうですね。これからはiOSのアップグレード時以外、iOSデバイスとMacをUSBケーブルで接続しなくてもiTunesとの同期とiPhotoへのファイル転送が完全にワイヤレスで出来て、大変便利になりました。

 

ソフトウェアアップデート: iPhoto 9.2

既にリリースされ、アップデート配信がされているiPhotoバージョン9.2。

iCloudのフォトストリームを利用する為に必須のアップデートなのですが、アップデートの配信方法が不思議な事になっています。

Snow Leopardの頃にiLife ’11をインストールしたMacBook Air。その後にLionへアップグレードしたわけですが、このMacBook Airの場合は「ソフトウェア・アップデート」にiPhotoアップデートが表示されました。

これに対して最初からLionがインストールされた状態で入手したMac miniは、最初からiLife ’11も入っていたわけですが、こちらはMac App Storeからのバージョンアップでした。

何故、どちらかに統一されていないのか気になりますが、何れにしてもどちらも無事にアップグレードする事が出来ました。

ちなみに、「ソフトウェア・アップデート」と「Mac App Store」以外にもAppleのWebサイトのこちらのページからアップデートをダウンロードする事が出来ます。

変更内容は次の通りです。

iPhoto 9.2 アップデート

iPhoto 9.2 は iCloud および iOS 5 との互換性に対応しています。このアップデートでは、安定性、パフォーマンス、および互換性に関する以下のような小さな問題が解決されます:

  • 1 枚表示モード時に左右のスワイプジェスチャを使って写真間を移動できるようになりました
  • 以前に読み込んだ写真が読み込みウインドウの別セクションに表示されるようになりました
  • ブック/カレンダーのテーマとカードのカテゴリが回転表示のポップアップメニューで選択できるようになりました
  • ブックの一部のページが正しくプリントされない問題が解決されます
  • ライブラリを再構築したときに保存済みのスライドショーとブックが正しく保持されるようになりました

このアップデートは iPhoto ’11 のすべてのユーザに推奨されます。

参考リンク: iPhoto 9.2 – Apple

Lion以外ではiCloudがシームレスに使えないなんて….

いまだにMobileMeからiCloudへの移行を果たせていないわけですが、今一度iCloudのシステム条件を確認してみました。

iOSデバイスに関してはiOS 5が必須という事はよく分かっていたのですが、Mac OS Xに関してはLionのみ。LeopardのみならずSnow Leopardですらシームレスに使えず、メール、カレンダー、アドレス帳へはSafariか対応しているWebブラウザを利用する必要があるとの事です。

メインで使っているMacBook Airと新しいMac miniはLionが動作しているものの、日本に設置しているMac mini ServerとMac miniはSnow Leopard ServerとLeopard。MobileMeのサービスが終わってしまうとこれらのOSに搭載されているiCalやアドレス帳、メールはiCloudと同期することができなくなってしまいます。

Mac mini Serverは、ブログの運用等のサーバーアプリ目的で稼働しているので実害は無いのですが、friioでテレビ録画に使っているLeopard動作のMac miniは少々困りました。Lionのライセンスは購入しているのでアップグレード出来ない事も無いのですが、Macに正式対応していないfriioを無理矢理動かしている環境のOSをLionにアップグレードしてしまった場合、正常に動かない可能性が非常に高いという懸念があります。

しかし、friioの予約録画にはiCalのアラーム機能を使っており、このカレンダーをMobileMe経由で他のMacやiOSデバイスと同期する事で録画予約の状況がいつでも分かる様にしていました。その為、MobileMeの代わりとなるiCloudがLeopardのiCalから利用出来ないとなると些か不便。予約の成功や録画の開始はBoxcarを使ってiPhoneへ通知しているので確認出来るものの、それでも予約状況がこのMac miniにリモート接続しないと確認出来ないのは不便すぎます。

先日エントリーにしたONTVのサービス終了といい、iCloudへの移行といい、ウチのfriioテレビ録画環境が急速に危機的な状況に陥っている気がしてきました (^^;;

とりあえず、ONTVサービス終了の対策は自前でAppleScriptを作りiEPGファイルから予約出来る様に、そしてiCloudがLeopardに未対応の対策は録画予約カレンダーのみをGoogleカレンダーへ移行してみようと思います。

参考リンク:

MobileMeからiCloudへの移行に関する考察…

iCloudのサービス開始に伴い、MobileMeユーザーのウチも移行に向けて色々と準備をしなければならなくなりました。幸いMobileMeのサービスは直ぐに停止するわけではなく、2012年6月30日まで利用する事が出来ます。とはいっても、いずれにせよ移行しなければならない為早い時期に進めようと思います。

今までのMobileMeで提供されていた全ての機能がiCloudで提供されるわけではないため、幾つか検討しておくべき事があります。

まず、一番影響の高いのがiDisk。iCloudではiDiskが利用出来なくなるため、殆どのファイルをiDiskに保存していたウチにとっては厳しいです。対策はただ一つ、全てのファイルを所有しているMacの一つに移動する事。全部で2GB程度の容量なのですが、何処に保存しておこうか悩んでいます。しかし、今までiPhone/iPadそしてMobileMe Webインタフェースからどの様な形式のファイルでもアクセス出来たiDiskが利用出来なくなるのは本当に残念です…。

iDiskの他に提供されなくなるサービスは「iWebへの公開」と「ギャラリー」。これらは全てオリジナルのファイルがMacのiWebとiPhotoに存在しているので問題無し。既にiWebに関してはBlueDiamond Web.へ移行済みで、後はBlueDiamond Web.からリンクしているMobileMeギャラリーへのリンクを削除すれば良いと考えています。

最後に面倒なのがメール。複数所有しているメールアドレスの全てのコピーはMobileMeに保存しており、その総容量は既にiCloudサービスで無料提供される5GBを上回っています。よって、このままiCloudへ移行しようとすると、無料ストレージでは足りず有料サービスとして利用を続ける事になります。今まで年間1万円程度支払っていたMobileMeが、突然無料になると、追加ストレージを購入するのは負けた気分になってしまいます。ということで、別途あるIMAPサーバーへ過去のメールを全て保管することにしました。

そんなわけで、まだメールのコピーやiDiskのコピーが終わっていないのでiCloudへ移行出来ていませんが、週末には一通りの作業を終えて移行してみたいと思います。Appleのサポートページには移行に関する情報が詳しく掲載されているので参考になればと思います。

参考リンク:

MobileMeの移行とiCloudについて、よくあるご質問 – Apple

 

 

ソフトウェアアップデート: Mac OS Xアップデート Version 10.7.2

Lion向けのアップデートがリリースされ、バージョン 10.7.2 になっています。

主にiCloudへの対応ですが、その他にもOS全般の問題修正や安定性が向上しているとの事です。適用にはMac OS Xの再起動が必要となります。

主な変更は以下のとおり。

10.7.2 アップデートを OS X Lion のすべてのユーザに推奨します。このアップデートによりオペレーティングシステム全般の問題が修正され、Mac の安定性と互換性が向上します。また、画期的な無料のクラウドサービスのセット、iCloud も使用できるようになります。iCloud を使用すると、コンテンツを自動的にワイヤレスで保存して、お使いのすべてのデバイスにプッシュ送信できます。OS X Lion で動作する iCloud では以下の機能が提供されています:

  • メール、カレンダー、連絡先、Safari のブックマークおよびリーディングリストを保存して、お使いのすべてのデバイスにプッシュ送信できます。
  • “どこでも My Mac”を使って、お使いの Mac にほかのコンピュータからインターネット経由でリモートアクセスできます。
  • “Mac を探す”を使って、 所在が判らなくなった Mac の現在地を地図で確認したり、遠隔操作で Mac をロックしたり、すべてのデータを消去したりできます。

iCloud は簡単に使い始めることができます。このアップデートのインストールが完了すると、iCloud の設定パネルが自動的に表示されます。既存の Apple ID を入力するか新規作成して、画面に表示される手順に従ってください。iCloud について詳しくは、次の Web サイトにアクセスしてください: http://www.apple.com/jp/icloud

 

10.7.2 アップデートには Safari 5.1.1 が含まれており、さらに以下の問題も修正されています:

  • Mission Control で、デスクトップスペースやフルスクリーンアプリケーションを並べ替えることができるようになりました。
  • デスクトップスペースとフルスクリーンアプリケーションとの間でファイルをドラッグできるようになりました。
  • フルスクリーンアプリケーションでメニューバーが表示されない問題を修正しました。
  • “アドレスブック”の Google 連絡先同期機能の互換性が向上しました
  • Keynote が一時的に応答しなくなる問題を修正しました。
  • Launchpad での VoiceOver の互換性が向上しました。
  • スリープ解除後にネットワークへのアクセスに時間がかかる問題を修正しました。
  • ローカルで接続中の Time Machine バックアップドライブから Lion 復元で起動できるようになりました。
  • 画面を拡大表示できなくなる問題を修正しました。
  • Active Directory との統合が向上しました。

Safari 5.1.1 について詳しくは、次の Web サイトを参照してください: http://support.apple.com/kb/HT4922?viewlocale=ja_JP

このアップデートについて詳しくは、次の Web サイトを参照してください: http://support.apple.com/kb/HT4767?viewlocale=ja_JP

このアップデートのセキュリティ内容について詳しくは、次の Web サイトを参照してください: http://support.apple.com/kb/HT1222?viewlocale=ja_JP

 

iPod, iPhone: その他の Let’s talk iPhone イベントでの発表 (New iPod nano, White iPod touch, etc)

Let’s talk iPhoneイベントではiPhone 4S以外にもiPod関係やiOS, iCloudに関しても発表がありました。

iPod touch:

ホワイトモデルの追加

iPod nano:

外見、容量、価格(日本は少し変化有り)には変更が無いのですが、時計アプリがパワーアップ。従来1種類のデザインの時計しか搭載されていませんでしたが、ミッキーマウスなど、16種類の色々なデザインから選択出来る様になっています。

 

iOS 5:

2011年10月12日にリリースになるとの事です。主な機能は既にWWDC 2011で公開されていますが、Notification機能の改善、iTunesとの無線同期、Twitter統合、ニューススタンド搭載、iMessage等々、新機能と改善が盛りだくさん。

iCloud:

こちらもiOS 5と同日の2011年10月12日にリリースされます。Mobile Meユーザーなウチにとっては少々複雑な気分ですが…まあ、引き続きAppleのサービスを今度は無料で使えるので楽しみです。

バックアップ機能も充実している様で、ホーム画面のアプリの並び順や、SMS/MMSのバックアップも可能な様です。

 

その他にも何かと発表になっていますが、目玉はやっぱりiPhone 4S – iOS 5 – iCloudですね。10月12日はウチはちょうど出張中で、いつもiPhoneの同期に使っているMac miniが使えません。試せるのはシンガポールに戻ってくる10月16日以降になりそうです。

参考リンク (みんなApple US):